Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

龍馬伝、第13弾 “薩長同盟ぜよ!” 2010年8月29日

2010-08-29 21:30:08 | 日記・エッセイ・コラム

パート求人

結婚サービス比較.com

慶応二年(1866年)一月、京に向こうちょった龍馬と三吉慎蔵が訪ねたがは、大坂・大和屋で近藤長次郎の帰りを待つ妻・お徳と百太郎のもとに、生前、長次郎が上野写真館で撮ってもらった遺影を届けるためじゃった、『長次郎は最後までお徳さんと百太郎のことを心配しちょったがや!』、亡き父の遺影を見て何も知らない百太郎が「これは?これは?」とお徳に尋ねようとしちょった・・・

お徳はフォトフレームに納められた長次郎の遺影を見詰めながら「旦那様は何か悪いことをしたんですか?」と龍馬に尋ねた、『否!長次郎はもっともっと学びたいと思うちょっとがや!けんど、そのことで社中のみんな~に迷惑をかけるがを恐れちょったがや!長次郎が腹を斬ったがは誰よりも自分に厳しいかったがぜよ!』、

「うちの旦那様は立派なお侍さんになれたんですね!?旦那さんの文(ふみ)には、いつも、日本の国を守りたい書いて有りました!」、「坂本さん!旦那様の分まで、どうか志しを成し遂げてください!」、『必ず!約束しますき!』と龍馬は己の志しを新たにしたがじゃ!・・・

ふるさと青汁

『我等15万の兵がこれら5箇所から長州に攻め入ります!芸州口が広島藩と福山藩が、・・・松山藩と徳島藩が、そして最後に萩口が薩摩藩と久留米藩が・・・』、大阪城では慶喜が家茂に目前に迫った長州征伐の計画を報告しておった、「薩摩藩は大丈夫なのか?いまだに兵を出すとは言うておらんではないか!?」家茂が慶喜に迫った、『ご心配には及びません!薩摩には我等幕府に力を貸すしか道はございません!』・・・

けんど、この頃、憎みあう薩摩と長州を結び付ける言う驚くべき計画が坂本龍馬の手で進んじょったことはまだ幕府には伝わっておらんかった!龍馬は桂と西郷が京の薩摩藩邸にて薩長同盟の交渉を始めるところまで漕ぎつけておった!桂は木戸貫治と名を変えて、情勢緊迫する京に入った!桂等は「鞘絵会(さやえかい)にお招きに預かりました越前藩士・木戸貫治の一行であります!」と偽って薩摩藩邸内への潜入に成功した!・・・

けんど、けんど、この動きは直んぐに会津藩主でもある京都守護職・松平容保(かたもり)に探知されたがじゃ!申し上げます!木戸貫治っつう男が薩摩藩邸に入ったみていです!、「何?木戸貫治!?何者だ!」、ただ今、調べさせておりますが、長州藩士っつう噂も!、「薩摩藩邸の見張りを怠るな!」、ははあ~!・・・

結婚情報サイト【NOZZE(ノッツェ)】

薩摩藩邸に入った桂は西郷と薩摩藩家老・小松帯刀が待つ奥座敷に通された、「どうぞ、もっと近こうに!」、『長州藩政治登用係・木戸貫治であります!西郷さん!ようやく、お目にかかりましたね!』と桂は木戸貫治のままで西郷に接した、「下関では木戸さ~に大変無礼なこつしてしまいました!」と西郷は謝罪した、『いいえ!あれはあれで良かった!そもそも長州と薩摩が容易く手を結べるはずがない!それがよう分かりました!』・・・

「それでは始めもんそう!」西郷が進行役を買って出た、小松が切り出した「薩摩と長州が手を結ぶに当たっては、幾つかの取り決めをしとかななりもはん!」、『お待ちつかわされ!立会人はおられぬのか?』桂は牽制する、「おいどん達が信用できんとな?」西郷が桂の出方を伺う、『僕は!長州の命運を背負ってここに居るんです!話は坂本君が来てからにしましょう!』少し声を荒げて言った、「坂本!?」小松にはピン~とこなかったが、「坂本龍馬ごわすか!」西郷は心得ていたがじゃ・・・

その頃、龍馬と三吉は薩摩藩邸を探し当て『おっ!これや!行こう!』と門に近づこうとしたとき、薩摩藩邸周辺を見回っていた大勢の新撰組が荷車に荷を積んだ一人の男を詰問した!待て~~!荷の被いを開けろ!おぬしはここで何をしとる!怪しまれたは鳥篭屋に化けた弥太郎だった、弥太郎は捕まり壬生の新撰組屯所に連れて行かれた、縄で縛られたあげく滑車で吊るし上げられ、竹刀(しない)にコツかれ拷問まがいの取調べを受けるハメとなったがじゃ!「あっ!痛い!止めてくれ~~!止めてくれ~~!」・・・

109

弥太郎への取調べは直も続いておった、『ああ~!言う!言う!わしゃ!岩崎弥太郎!岩崎弥太郎で御座います~~!』早くも正体を暴露し始めたがや!「京には何をしに来た~~!」、『それだけは!それだけは!口が!口が裂けても~~!』すると竹刀が容赦なく飛んでくる~!『ああ~!言う!後藤象二郎様に命じられて来たがです~~!』・・・

『土佐!土佐が世の中の動きから遅れたらいかんき!薩摩藩の動きを探って来いと言われたがです~!ああ~!言うてしもうた!』あとの祭りじゃった!この馬鹿たれ弥太郎には隠密の素質の欠片もなかったがじゃ!「こいつはペラペラ喋りすぎる!」近藤勇も呆れちょった!この後、おまけのボコボコの袋叩きが弥太郎に振舞われたがじゃ!・・・

そんなこととも知らず、土佐の岩崎邸では家族が長男の久弥を囲んで弥太郎の噂をしちょった、「久弥!おとんは今、京の都におるがぞね!お役目ちゃんと果たしゆうろうかねえ?」と喜勢が案じる、美和が疑う「まっこと!弥太郎に出来るやろかねえ?薩摩の動きを探る言う隠密のようなことが!?」、弥次郎はわが子を信じてやりたかった『人の顔色を伺うがは得意じゃぞ!あいつは!』・・・

弥之助が正論を述べ始めた「それだけでは隠密は務まりませんき!父上!」、『分かっちゅ!』、「身分も名も隠しておかんといかんがです!」、『分かっちゅ!』、「兄上のお役目は後藤象二郎様からの密命ながですき!」、『分かっちゅう言うよろうが!このクソガキが!』弥次郎にはそんなこと分かりきったことじゃったがや・・・

新規事業

伏見・寺田屋に龍馬と三吉がやって来た、『ここや!』龍馬は中に入るとお登勢とお龍を探した、『おらんのう!?』、お龍は裏で大根を干す作業をしておった、龍馬は『お龍どの!はは~!元気にしちょったかえ?』と声をかけると、お龍は龍馬の袖を掴み中へ連れ込んだ、『どういた!?』、そこへ血相を変えてお登勢がやって来た!『おお!お登勢さん!また世話になるがぜよ!「新撰組が土佐脱藩浪士を捜しています!坂本さんのことですかねえ?」・・・

『そうかも知れんのう!けんど、わしゃ!なんちゃ~悪いことあしちゃせんけんのう!?』大刀を外して奥へ入ろうとする龍馬に、お龍が「京から離れといてください!命を獲られたら何んにもならあしまへん!坂本さん!」、『けんど、逃げるわけにはいかんちゃ!』、お龍は龍馬と三吉を二階の部屋へ通した、『すまんのう!』、お龍は部屋の外に出たが暫らく中の話を聴いていた・・・

三吉は部屋のあちこちに目を配り、窓から外を眺めてから障子戸を閉めた、『薩摩藩邸に行くがは夜中になるまで待ったほうがええのう!』、「そうしましょう!夜中になったら出かけましょう!」三吉が答えた、「邪魔するもんは私が斬ります!」、『人斬りはいかんぜよ!三吉さん!騒ぎになってわし等の企てがばれてしまうけんのう!わしゃ必ず桂さんの処へ行くき!長州と薩摩を結び付けるがは、どういても、やらなイカンことじゃけ!』・・・

全巻

すると「分からん!」と三吉が言った、『えっ!?』、「坂本さんは土佐の下士やと聞きました!何んでそげの人が長州と薩摩を結び付けるどもと言えるんか?何んで近藤長次郎殿の女房に、必ず日本を守るどもと、あんたは約束出来るんじゃ!?」、『はははは~~~!』、「何が可笑しいんですか?」、『高杉さん等からは三吉さんは無口な人じゃと聞いちょったけんど、ほんまはお喋りやったがか?三吉さん!はははは~~!』・・・

「訳の分からんものを守る言われて、あれこれ考えんやつは居らんですよ!」、『そうちゃ!その通りじゃのう!三吉さんの言う通り、わしは土佐の下士じゃった!けんど、その土佐も捨ててしもうたがやき!わしゃ、もう今は何ちゃ~ない!ただの日本人ぜよ!』、「ただの日本人!?」、『力の無いもんでも本気で声を挙げ本気で動いたら!必ず!必ずこの国を変えることが出来るじゃき!』龍馬は熱く語ったが、「さあ?」三吉にはピンと響かなかったようだった・・・

薩摩藩邸では薩長盟約の立会人となる龍馬を待ちながら西郷と桂が話をしとった、「ないごと!坂本龍馬じゃとごあすか?薩摩と長州と手を結ぶちゅうことは徳川幕府に向こうて戦を仕掛けるちゅうこつじゃ!そげな大事な話し合いを一介の浪人がおらんと決められん!始められんなんじゃと!」西郷が桂に訊いた・・・

『誰か居るんですか!?これから我々が交わす約束は外へ宣言するもんじゃありません!薩摩と長州だけが知る密約です!じゃからこそ!立会人は坂本龍馬じゃなくちゃならん!僕は彼を信用しちょるからです!西郷殿!彼を信じたからこそ我々はここに居られるんじゃないですか?』、襖の外で誰かがピストルを手にして聞き耳を立てて居ったがじゃ!油断も隙もあったもんじゃない!実に恐ろしい世の中じゃった!・・・

染料

龍馬が部屋の窓を開けると外は雪になっちょった、そこへ「寒うなってきましたなあ!」お登勢が火鉢にくべるスミを持ってきてくれた、『おお!お登勢さん!すまんのう!けんど、わし等のことはもう気にせんとってつかわさい!夜になったら出て行くき!』、「龍馬はん!わてと初めておうた時のこと覚えてはりますか?」、『勿論じゃ!覚えちゅう!』、「龍馬はんはわてが、お母上にそっくりやと言うて!わてはお母上になったつもりで“龍馬!”と言うてあげたのに!似ちょらんのう!と言いよして!」・・・

『あれは誠っこと申し訳なかった!忘れてつかわさい!はは~!参ったのう!』、「忘れません!わてはあの時から坂本さんの母代わりのつもりでおりますのや!息子が命がけの仕事に向かおうとしている時に気にならん訳はないやろう!世の中のどんな大変なことより息子のことの方が心配やないですか!」お登勢は泣いていた、龍馬はお登勢に向かって正座し言った『ありがとう!けんど!けんど!わしゃ決して!死にはせんき!心配せんでつかわさい!』、「ありがとう!龍馬!」・・・

『そう言うたら、どいて今日は店を閉めちゅうかぜ?』、「お龍ちゃんに頼まれたんや!坂本さんを新撰組からかくまわないかんてうてなあ!」、龍馬は雪が舞う井戸端で黙々と水仕事をしているお龍に背後から近づき別れを告げにきた『お龍殿!わしがしゆうとしていることを教えるけん!わしゃのう!薩摩と長州を結び付けて、徳川幕府が支配しちゅう世の中をかえようとしゆう!幕府は異国の力を借りてなりふり構わず日本を押さえつけようとしゆうがじゃ!このままでは、この国は異国に乗っ取られてしまうがぜよ!』・・・

『わしゃ、これから幕府に追われる人間になろう!もうここに戻って来ることはないき!わしを心配してくれるがは、これで最後にしてくれや』お龍は暫らく何も言えず、ただ龍馬の目を見詰めるだけじゃった!お龍を残し龍馬ははけていった、お登勢の視線を無視して龍馬は慌しく階段を登り部屋に消えた、お登勢は呆然とたたずむお龍に「お龍ちゃん!」と声をかけた、お龍はやるせない気持ちに耐え切れず足早に消えていった、龍馬は一人部屋にたたずみ、外で「お龍ちゃん!」と叫ぶお登勢の声を聴いておったがじゃ・・・

仏具

壬生の屯所では、執拗な拷問を受けたか、弥太郎が気を失い水を浴びされておった!そこへ、大勢の役人が押し込んできた!「誰だ!」、『我等は京都見回り組みである!』、『おぬしが近藤勇か?怪しいものを見付けたら!まず見回り組みに知らせよと言うておいたばずだぞ!』と上から目線で来た!「我等も皆様方と同じく!京の都を守るお役目を頂いております!」近藤は屈辱を抑えて言った、『わし等は将軍家の直参(じきさん)だぞ!控え!控え!控え~~!』・・・

見回り組み与頭(ともがしら)である会津藩士・佐々木只三郎(たださぶろう)が近藤に近づき小声で命令した!『控え!』、怒りを抑えて近藤は膝ま付いた!他の新撰組隊員達も従った!『うっふふふふ~~!我等は薩摩と長州に不穏な動き有り!そこには土佐の脱藩浪人が間に入って居る!と聞き及んでおる!だか、近藤!お前には係わりの無いことである!のう!お前等はただの人斬り組みじゃろがあ!』佐々木は近藤の頭を泥まみれの地面に押さえつけた!『はっはははは~~!刃向かうか?刃向かわんのう!』、あ~~憎たらしい!・・・

その時!タイミングよく、“いらんこと言い”の弥太郎が目覚め朦朧(もうろう)と夢うつつに喋り始めた!『龍馬じゃ!坂本龍馬じゃ!薩摩と長州の間に立つがは坂本龍馬しかおらんがじや!』、何んと申した!何んと申した!今もう一度申してみよ!何んと申したあ~~!、恋敵『龍馬だと!?』と近藤は憎しみを込めて言い捨てた!・・・

格安高速バス、夜行バスはオリオンツアー

伏見に夜の帳が下り龍馬が京の薩摩藩邸へ出かける身支度をしておった『武市さん!以蔵!長次郎!皆~~な!行って来るぜよ!』、お登勢が帳場で出かけていく龍馬と三吉を見送ろうとしていた、龍馬はお登勢に向かって別れを告げる『ほんなら!お達者で!』と一礼した、「そんな!これが今生の別れみたいな言い方!止めておくれやす!」、『そうじゃのう!お龍は?』、「さっき、出て行ったきり!」、『そうかえ!ほんなら、よろしゅう伝えてつかわさい!』龍馬と三吉は裏口へ向かうとした・・・

その時、誰かが表戸を激しく叩いた!「うちどす!開けておくれやす!」、お龍が一人の侍を連れて入ってきた!三吉が槍を構えた!「この方が坂本龍馬さんです!」お龍がその侍を龍馬に引き合わせた、「薩摩藩の吉井幸輔ちゅ申します!」(龍馬が最も親しくなった薩摩藩士は西郷でもなく小松でもなく吉井じゃった!)「西郷さ~と木戸さ~は藩邸を出て!小松帯刀さ~の屋敷に移られ申した!こんおごじょが坂本さ~がここにおられっちと知らせててくれたとでごあす!小松さ~の屋敷へあたいがご案内いたし申す!」・・・

三吉はうなずき吉井のあとを付いて出た、龍馬はお龍に言った『おまん!なんちゅう危ないことを!』、「土佐のお侍さんが新撰組に捕まったと聞きました!どうか、お気をつけておくれやす!」、お龍は握り飯を竹皮に包んで龍馬に渡して言った「うちは!うちは!ずっと坂本さんのお役に立ちたい!これでおしまいやなんて嫌どす!お役目が終わったら!ここへ戻って来ておくれやす!」、お龍と龍馬はじっと互いの目を見詰め合った・・・

『分かった!行って来るき!」、お龍と龍馬との本当の愛が通じ合った瞬間じゃった☆龍馬はおにぎりの包みを懐に仕舞い、お登勢の差し出した傘を受取ると、一礼して寺田屋をあとにした、「お気をつけておくれやす!」とお龍は龍馬を見送った・・・

婚活

京都守護職上屋敷に新撰組の近藤が情報を持ってやって来た、『申し上げます!薩長の間に立って悪事を企む土佐の脱藩浪人は坂本龍馬に御座います!』、「坂本龍馬!?何んでそう言いきれるんだ!?」、『坂本龍馬には底知れぬずぶとさがあるからに御座います!』と近藤は報告した、「見回り組みに言うて、その坂本なにがしを捜させろ!」、はあ~!『恐れながら!坂本は伏見の寺田屋を定宿としております!お命じ頂ければ!・・・』と近藤が買って出ようとしたが、「それは後回しにせよ!近藤!」となってしもうたがや・・・

雪の中、龍馬と三吉は吉井等とともに小松邸に向かっておった、突然思いついたように、龍馬が言い出した!『ちっくと、待ってつかわさい!わしは新撰組の屯所に行ってくるけん!』、「何言うちょるんじゃ!」三吉は驚いた!『わしに間違えられ捕まってしもうたもんを、ほっちょく訳にはいかんき!』龍馬が行こうとした、「木戸さんと西郷が待っちょんぞ!日本を守るんじゃろ!坂本さんは!さあ!」と三吉は龍馬を止めようとした・・・

しかし、龍馬は聞かず『直んぐ~~に!戻るき!』龍馬は屯所へ急いだがじゃ!「あっ!すまん!ここで待っててくれ!」三吉は吉井等に告げ龍馬を追った!屯所の手前で龍馬に追いついた三吉は「坂本さんの代わりに、わしが行きます!」、『そんなわけにはいかん!』、「坂本さんは小松さんの屋敷に行かなならんのじゃ!大事なお人なんです!坂本さんは!」、『三吉さん!』、と擦(す)った揉(も)んだしていると、出がらしになった弥太郎が新撰組隊員達に抱えられて屯所の門から出てきて通りに捨てられた!そこには鳥篭も一緒に捨てられだがや・・・

ハワイアンウォーター

『鳥篭!?』、龍馬と三吉が弥太郎に近づく、『おぬし!おぬし!』龍馬が揺さぶる!「なんや!おまん!?」、『やっぱり!弥太郎じゃないかえ!弥太郎!わしじゃ!龍馬じゃ!』、「あ~~!龍馬~~!」、『とういて?ここにおるがや?』、龍馬と三吉は弥太郎を引き摺っていき屯所から遠ざけた、「新撰組に捕まってしもたがじゃ!新撰組に~~!」弥太郎は泣き出した、「坂本さん!この方はわしが手当てするがで、坂本さんは行ってつかわさい!」、『けんど!』、「早よう!」、『はい!頼むき!』、「龍馬!わしを置いて行くきか~~!」弥太郎の惨めな姿があったがじゃ・・・

『お待たせして申し訳ない!行くぜよ!』、龍馬は無事、吉井等と合流できた、その夜、京のあちこちで見回り組みのガサ入れがあった!「怪しきもの!刃向かうもの!全て捕えよ!」、小松邸に桂と西郷が龍馬等の到着を今か今かと待っておった・・・龍馬と吉井等は見回り組みの目を交わしながら小松邸に急いだ、そして龍馬等はやっとの思いで小松邸に辿り着いた!「来あったか!?」、「木戸さ~!坂本さん等が来やした!」、「西郷さん!坂本さ~がおいでやすった!桂が外に飛び出し、龍馬を迎えた、「待っちょったぞ!坂本君!」・・・

『遅れてしもうて、申し訳ありませんけ!』と龍馬は西郷に詫びた、「無事で良しごあした!」西郷も出てきて龍馬を迎えた・・・「もっと近こう!」、慶応二年(1866年)一月二十二日小松邸にて、薩摩と長州の秘密会談が始まったがじゃ!西郷と小松が桂と対面して龍馬が間に座った、龍馬がMC役を務め切り出した、『ほんなら!始めろか!まず、幕府と長州が戦になったときであります!』、西郷が意向を述べた「薩摩軍は2000の兵を京と大坂に登らせもんそ!薩摩は長州藩の汚名を濯(すす)ぐよう尽力する!」・・・

インプラント 歯科<script type="text/javascript"></script>

後に日本の歴史の大きな転機とされた薩長の密約!その内容は薩摩が徹頭徹尾、長州の味方となり!幕府に対抗すると言うもんじゃった!「最後に幕府軍が一橋、会津、桑名と組んで朝廷を取り込もうとしても、薩摩はあくまで戦う!」と西郷が五つの条文にまとめられた密約を締(し)めた、「以上でよろしごあすか?」と小松が桂に同意を求めた、しかし桂は黙り込んだがじゃ!「こいでは足りもはんか?桂さん!」と西郷が訊(たず)ねたがじゃ・・・

桂は口を開いた「このままじゃ!僕は長州に帰れん!この約束はどれも長州が薩摩の助けを受ける!ちゅうもんになっちゅ!これは対等じゃない!」、「じゃどん!長州にとっては良し話ではごあんか?」、「分かっちゅう!分かっちょるが・・・」、「何か申したいことがあれば言うてみもんそ!」、「・・・・・」、それまで双方の話を聴いていた龍馬が提案した、『ほんなら、こうしませんろうか?』・・・

『今、決められた五つの条文は全て戦に関する約束事ですき!そこにもう一つ加えるがです!』、「もう一つ?」、『ここに至るまで数え切れないほどの命が失われたがです!薩摩の人等も、長州の人等も、勿論!わしの友にも死んで行ったもんが大勢おるがです!立場は違えぞ!皆んな~~!天下国家のために志を貫き通して消えて行った命ですき!ほじゃき!そのもん等の志もこの薩長の盟約に入れてもらえんですろうか?』・・・

『その一文とは“薩長両藩は誠の心を持って合体し、日本のために、傾きかけちゅうこの国を立て直すために双方とも粉骨砕身尽力する!”』、桂と西郷は見詰め合った!小松の目も輝いておった☆『これで薩摩と長州は対等ですろう!?』、西郷が言った「なるほど!おいに異論は有りもはん!」、桂も同意した「僕もじゃ!」、『ほんなら!これをもって!薩摩と長州の盟約は成った!と言うことでええですね!?』、桂と西郷は目を見詰め合い「うん!」と互いにうなずいたがじゃ!

あの国.com

『やった~~!』と龍馬は心の中で叫んだがじゃ!白み始めた朝もやの中、屋敷の門を出ると、そこに三吉が龍馬を待っておったがじゃ!『三吉さん!長州と薩摩はしっかり手を握りましたき!☆』、「真実ですか!?御免入りました!」三吉は泣いて喜んだがじゃ!「御免入りました!坂本さん!御免入りました~~!あ~~~!」三吉は膝まで崩れて、むせび泣いた・・・

『三吉さん!頭を上げてつかわさい!決めたは木戸さんと西郷さんじゃき!』、「否!坂本さん!あんたにお礼を言いたい!坂本さんがおらんかったら、我が長州はどうなっちょったか~~!」、『ここまでこれたがは!三吉さんのお陰ぜよ!三吉さんやち!長州を救うたがや!』、「わしが!?」、『そうじゃ!』、「御免入りました~~!」、『三吉さん!』、なんと清々(すがすが)しい朝じゃった!・・・

けんど、その情報は京都守護職・松平容保のもとに漏れ伝わっていたがや!「昨晩、薩摩藩家老・小松帯刀の屋敷にて薩摩と長州の会談が行なわれたあんべいに御座います!」、『その中味は!』、「双方が手を結んだんじゃねえべかと!隠密の知らせでは、そこには土佐の脱藩浪人が同席していたと!ふとその時、「坂本龍馬には底知れぬ図太さがあるからに御座います!」容保は近藤の言葉を思い出した、『寺田屋を定宿にしている坂本龍馬じゃ!』・・・

「寺田屋に取り手を差し向け坂本龍馬なるものを捕えるよう手配せえ~~!」、ははあ~~!それ~~!・・・龍馬と三吉は寺田屋へ向かっておった、『おお~!忘れちょった!』龍馬はぺっちゃんこになったおにぎりを包んだ竹皮を懐から取り出し、それを三吉と分け分けして食らって居ったがじゃ!「旨い!」、『ほうじゃのう!おっほほほほ~~~!』、その時、龍馬と三吉に危機が迫っちょったがじゃ!・・・

ブルーベリー

デザイナーズ家具、輸入家具のオンラインショップ Genufine

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋遠し北海道マラソン2010! 2010年8月29日

2010-08-29 12:16:34 | 日記・エッセイ・コラム

パソコン教室

the CORNER<script type="text/javascript"></script>

記録的猛暑に襲われた北海道には“夏のかげり”が訪れているのだろうか?いつもならこの時期の札幌は21℃ぐらいらしいが、今年は違う!スタート時の気温は27℃とまだまだ高い!湿度も70%と高い、風は無風の中島公園東側、豊水通りを北に向い8861人が12時10分にスタートした・・・

小生の注目男子は、モグスやギタウやジュイなどのハーフマラソン組みもいるが、大会連覇がかかるケニア生まれ、日本育ちの34歳と大べランのダニエル・ジェンガ(ヤクルト)である、そして“一番結婚したい女子マラソン選手”嶋原清子を射とめ今年5月に結婚した高見沢勝(29歳、佐久長聖教員クラブ)にも健闘してもらいたい・・・

女子では美人ランナー・那須川瑞穂(30歳、ユニバーサル)もいいが、小生の一押しは京セラからユニバーサルに移り、小出義雄監督のもとで生まれ変わって1年7ヶ月ぶりに復帰してきた未完の大器・原由美子(28歳)に大きな期待をかけたい!あっ!今8キロ附近からギタウが3分を切る猛スピードでトップ集団から飛び出した!グイグイ飛ばし後続との差をあけて涼しい創生トンネルに入って行く・・・

e-お見合い

今家内が台所からうるさく昼飯を食えと叫んでいるので中断する・・・ジェンガの姿が何処にも映らないのが心配だ、ギタウが20km地点を15′00″のペースで通過していく、女子のトップ争いは宮内宏子と原裕美子と少し遅れてついている那須川に絞られてきている、宮内がトップで20km地点をこの5キロラップ18′08″で通過する、あっ!昨年12月の福岡で途中棄権したモグスが凄い勢いで上がってきた!25km地点を通過したギタウに迫ってきた・・・

あっ!27キロ附近、失速したギタウを手稲前田の折り返し手前でモグスがギタウを捉え交わして行く、ギタウがづるづる置かれて行く、25km地点を女子トップを争う宮内と原が18′09″のペースで通過していく、宮内と原が18′38″と少しペースを落として30km地点を通過する、モグスを初マラソン挑戦のジュイと昨年12月の福岡を2°14′17″で初マラソン完走したジョロゲが追う、少し勢いを失ったモグスが35km地点を1°47′40″で通過していく・・・

あっ!32キロ附近で原が少しペースを上げたか、あっという間に宮内に50mの差お空けトップに躍り出る、あっ!38.5km附近で初マラソンのサイラス・ジュイ(24歳、日立電線)が凄い勢いでモグスを交わしトップに出る、ジュイが北大構内に入って行き40km地点を2°04′29″で通過して、ゴールが待つ大通り公園のある北大通りへ進んでいく、そのまま2°11′24″で初マラソン初優勝のゴールを切る!☆

激安 通販 SALE セール

アルン・ジョロゲ(22歳、小森コーポレーション)が2°13′07″で2位でゴールする、少し遅れて3位でメクボ・モグス(23歳、アイデム)が2°16′38″でゴールする、高見沢が日本人トップの4位2°18′17″で、西村哲生(31歳、YKK)が5位2°18′31″でゴールしたようだ、ギタウとジェンガはどうなったんだろうか?・・・

37キロ附近、例の悲壮感むき出しの表情で原が独走で女子首位をゴールに向かう、一時は走るの嫌になったと言う原の完全復活が確実になってきたようだ☆原は40kmを2°25′52″で通過する、苦しいだろうがあと2キロだ、同僚の那須川が上がってきている、小出監督がゴールで待つ、そしてお帰りなさい☆おめでとう☆原裕美子よ!2°34′11″で晴れて待ち望んだ優勝のゴール!☆

宮内と那須川がゴール地点に入ってくる、2位宮内宏子(27歳、京セラ)が2°35′42″で、3位那須川(30歳、ユニバーサル)が2°36′07″でこの過酷な長~~いレースを走り終えた、深港干浪(25歳、大塚製薬)4位2°40′28″で、山下郁代(25歳、三井住友海上)が5位2°41′19″で走り終えた、“何処行った涼しい夏の北海道!”・・・

先ほど“愛は地球を救う”指揮・久石譲(59歳)と障害者とTokioがコラボして、241人による“Jupiter”の大演奏会が終わった☆小生思わず『ブラボー!☆ブラボー!☆』と何回も涙しながら叫んでいた、小生、これまで生きてきて、あんなに素晴らしい☆感動した☆演奏会を視聴したことがなかった☆昨夜から始まった『24時間“愛を地球を救う☆”』を時間の許す限り観ていたが、泣きっぱなしである☆全ての感動に『ありがとう!☆』・・・

転職サイト

STUDIOUS

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんな指数情報が知りたい? 2010年8月27日

2010-08-27 21:33:56 | 日記・エッセイ・コラム

tenki.jp

【tenki.jp】 どんな“指数情報”が知りたい?みんなのアイデア大募集!

今年の夏はもう直ぐ9月になろうとしているにも拘らず、異常に猛暑と酷暑の日々が続いている!そんな中、この度、JWA(Japan Weather Association日本気象協会)が企画する『どんな指数情報が知りたい?』をモニプラが取り上げた、【tenki.jp】http://tenki.jp/ のサイトを開けば色とりどりの指数情報を図解と数値で知ることが出来る!☆

この炎天下のもと、知ってみたい指数情報は熱中症指数と紫外線指数と不快指数のビッグスリーではないだろうか、【tenki.jp】を開けば熱中症指数は、ほぼ安全→注意→警戒→厳重警戒→危険の5つのランク別に明示されている、紫外線指数は、弱い→やや強い→非常に強い→きわめて強いの5つのランクで、不快指数は、70以下→70~74→75~79→80~84→85以上の5つのランク数値で知ることが出来る・・・

小生の書斎には気温計と湿度計の他に不快指数計の3つが備わる計器をぶら下げている、今28℃設定の除湿機能でエアコンが稼動しているが、ただ今の室温が26℃で湿度が52%になっていて、不快指数がなんと快適な72を指している☆・・・

【tenki.jp】には他にもありとあらゆる指数がご丁寧に備わっている、一つ一つ挙げて観れは次のようなものがある、汗かき指数、冷房指数やアイス指数、ビール指数までもある!夏季以外にも、青空指数、傘指数、レジャー指数、体感温度指数、洗車指数、服装指数?お出かけ指数?など至れり尽くせりである・・・

小生は年中LSD(Long Slow Distance)のジョギングのため週2回(時には1回の時もある)加古川河川敷の水面ロードへ出かけるようにしているが、これらの指数にも興味はあるが、指数がどうであれ、真夏は頭に汗を吸うタオルを巻き、紫外線から目を保護するサングラスを欠かさない、そして350mlのスポーツドリンクを携帯して暑さ対策を採るようにしている・・・

今回このモニプラのイベントに参加したのは、抽選選考3名のモニターにプレゼントされる“携帯型熱中症計(歩数計付き)がお目当てである、危険度を越えるとブザーが鳴って知らしてくれる優れものらしい☆熱中症指数(WBGT:Wet-Bulb Globe Temperature)値が28~31℃では厳重警戒となり、31℃を越えると“危険”状態になると言われている!今現在、携帯電話に付いた歩数計機能を使っているが、今回の歩数計付きプレゼントにも大いに興味がある・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍馬伝、第12弾 “侍、長次郎” 2010年8月22日

2010-08-22 20:12:43 | 日記・エッセイ・コラム

[全巻漫画.com]

漫画を買うなら漫画全巻ドットコム

「じゃ、皆さん!ほら!もうちょっと、ぐうっとかたまって!」、日本初のフォトスタジオ・上野彦馬写真館に集合し、新調した白袴姿の龍馬等亀山社中の連中はカメラの前に整列して畏(かしこ)まっておったがじゃ、上野彦馬は長崎医学伝習所でフランス人写真師ロッシュに師事した日本プロカメラマンのパイオニアとしてその名を後世に残していったでよ・・・

『わしゃ!フォトグラフィを撮るがは初めてぜよ!』、「何もわざわざ、こんな白袴を作ってフォトなんぞ撮らんでもええやないかい!貧乏ながじゃぞ!亀山社中は!」と長次郎は亀山社中の懐具合を一番に心配しちょった!『そう言いなや!長次郎!わし等はユニオン号を買い付けたやき、これはその記念のフォトグラフィじゃけん!』、「ほうじゃ!立役者のおまんが一番に堂々と写らな、いかんじゃろうが!」と池が長次郎を前の列に勧めた・・・

「それじゃ~~!フォト行きます!」上野彦馬が促した、『待ちや~!どれ位ジッとしとったらええがか?』、「ほんのいっ時でございます!では行きますけ!」、「待ちや!ほんまに魂は抜かれんじゃろうのう!」と惣之丞がびびる、「亡くなられた方はいらっしゃいません!では行きます!」、「待った!金がないきに一枚だけじゃぞ!」と長次郎が念をおす、「では参ります!はい!」、皆息を止める・・・「ほい!」、撮影が終わった、皆一斉に息を吸いながら、「皆んな、大丈夫かえ!生きちょるか?」、「魂はあったがかえ?」、「あった!」、「あった!」・・・

Dr.ReHair

亀山社中がグラバーから買い入れた軍艦ユニオン号は“薩摩藩名義の桜島丸”と名前を変え龍馬と長次郎が乗り込んで長州に運ばれたがじゃ!『この桜島丸を長州が受取ったら薩摩の間に絆が生まれる!薩長が手を結ぶがはもう直ぐぜよ!』、「これで亀山社中も認められますけ!」長次郎は嬉しそうじゃった、『ええか長次郎!わし等が私利私欲を出したら、薩長の信頼を失のうてしまうがぜよ!長次郎!わし等が目指すがは!?』、「日本を守ること!」、『そうじゃ!もう猶予はないがぜよ!』・・・

龍馬が言うた通り、時は迫っちょったがじゃ!一ヶ月ほど前、徳川将軍家茂は後見人の一橋慶喜と共に京都御所に参内(さんだい、参上)しておった!『お上のことばを伝える!朝敵である長州を討つのは征夷大将軍・徳川家茂の勤めである!』と天皇のお墨付きを貰った慶喜は意気揚々であった!「これで薩摩も出兵を拒むことは出来んぞ~~!はっははは~~~!」・・・

バッグ

突然すまんこつでごあんが、ここで中断いたしもんど、昨日午後和田山に住む義理の兄弟がくも膜下出血で倒れ救急ヘリにて豊岡の病院に運ばれ緊急入院した!夜中までかかって手術は成功したと聞き安堵いたしておった、じゃどん、家内の兄家族は都合で行けないが、先ほど家内が義姉と一緒に車で見舞いに行くと言いだした!あちらの親戚が大勢押しかけているところへ行ったら迷惑になるし、意識も回復してないのに、見舞いなら、もう少し落ち着いてからでええと止めたが、こちらの親戚の手前、どうしても行くと言うてきかんので小生も折れ、車を出すことになったでごあす・・・

“おなご”という者は何んで冠婚葬祭見舞いとなると急にテンションが上がり張り切り出すのだろうか!?飲み物とオヤツを用意し車の掃除をいそいそと始め!どぎつい匂いの化粧をぷんぷんさせ、おめかしをする!今日は処暑だが酷暑のメッカ・豊岡は湿度66%、気温34.6℃の猛暑じゃった!アクセスマップをプリントして行ったが分かりにくく、あっちやこっちや行ったり来たりして迷いつつ、コウノトリ空港手前まで行ったり、第1村人を発見しながら、近畿大の学生に尋ねつつ、正午少し前に丘の上の広大な敷地に広がる公立豊岡病院に辿り着いた!・・・

今年4月に開設したばかで、ヘリポートが備わる立派な救急医療病院であった!しかし家内の下の義姉の夫は以前とICUで意識が戻らず、面会時間も過ぎていて、面会は出来ないと病院側から断られた、電話すると義姉もその親戚も和田山の家に帰ってしまい、もぬけの殻だった!連絡して和田山へ行こうとしたが家は息子達家族やあちらの親戚達でごった返し!またあいにく今日は和田山名物・地蔵盆祭りで交通規制がひかれていて無理だと言うことだった!・・・

仕方なく日を改めて来る事にして帰路に着いた、この播但自動車道に乗ると、休憩と食事を兼ねて立ち寄ることをお決まりにしている、本線からから逸(そ)れて生野のクリスタル道の駅の駐車場に車を滑り込ませて行った、今日は少し遅くなった昼食に“京ご膳”を頂いた☆おデザートの黒豆ソフトクリームも旨かった☆地産の野菜や黒豆キンツバなどを買って先ほど加古川に帰ってきたが、結局、意識のない者を義理で見舞いに行っても何の意味があるのだろうか?と言うことなってしまった・・・

Jエントリーモバイル

さあっ!龍馬伝に戻ろう!・・・長州にも薩摩にも、もはや猶予はなかった!そんな時に桜島丸は下関に着いたがじゃ!龍馬と長次郎が見守る中、荷が降ろされ、桂がいる本陣まで運ばれ開封されて行った、「これだけの武器があれば幕府軍どもを、容易く撃破するぞ!」高杉等は吼(ほ)えた!お~~~!、『軍艦一隻!とミニA銃7300丁!すべて薩摩が長州のために買い付けてくれたがぜよ!』、「君には感謝の言葉もない!」と桂は龍馬に深深と頭を下げた・・・

『いやいや!わしじゃないき!長次郎!こっちに来いや!桂さん!長次郎を褒めてやってつかわさい!』、「ありがとう!近藤さん!」駆け寄って来た高杉も長次郎に感謝した、そして長次郎と共にグラバーとの武器買い付け交渉をした井上多聞が龍馬に願い出た「坂本さん!是非、近藤さんをエゲレスに行かせてやって下さい!」、「井上さん等がエゲレスに留学した時の話を聴いて、わしもエゲレスに行ってみとうなったですき!」と長次郎は龍馬に告げた・・・

『ほう~!そうかえ!良かったのう!もう一つ夢が増えて!』、「桂さん、ところで代金の12万8400両は用意しちょられますろうか?」長次郎が訊いた、「あれじゃ!」桂が指差した、「確かめさせて貰います!」、『桂さん!これで万事整うたけ!あとは京で西郷さんに会うて薩摩と手を結ぶ約束をしてつかわさい!』と龍馬は桂に促した、「うん!」と桂は言葉少なく不安気に了解した・・・

full of vigor

船の引渡しは下関の長州海軍局で行なわれた、『これが船についての取り決めですき!』と長次郎が“桜島丸約定”を海軍局の役人に提出した、「改めます!」役人たちはその“桜島丸約定”に目を通していった、「うぬ!?船籍は薩摩名義のまま!?」と不思議がり長次郎に説明を求めようとした、長次郎は得意気に説明を始めた『更に次の項目!船は薩摩藩と亀山社中が自由に使うことが出来る!これが引き渡しの条件にございます!』、「そりゃ!おかしい!何んで!そげな条件が付くんじゃ!?」と役人達は食い下がった!『聞いちゃせんのか!?』と長次郎も驚いた!何故?井上も同席しなかったか?小生は不思議に思う・・・

長次郎が海軍局で苦戦している頃、龍馬と高杉は庭で将来の話をしちょった、『桂さんは薩摩と手を組むことを、まだ迷ちゅうがかえ?』、「此度のことで長州藩士は皆な薩摩に助けられたと喜んでるわけではありません!憎っくき薩摩に借りを作ったと怒っちょる役人もよけいおる!桂さんはその板ばさみになっちょるんですよ!」と高杉が答えた、『高杉さんはどう思うがぜよ!?』と龍馬は更に高杉に訊ねた・・・

「僕は薩摩の助けがのうても戦いますよ!長州人ですけ!・・・でも、ほんまは好き勝ってに生きたいんじゃけんどね!上海に行ったとき思ったんです、このまま世界を廻りたいと!この世に生まれたからにゃ、面白い人生にしたいじゃありませんか!」と高杉は語った、『わしも世界を廻りたいがじゃ!この度のことで薩長が手を結んで幕府の長州攻めを止めさせる!それがわしの考えじゃけん!喧嘩で世の中が変わるとは思っちゃせんけんのう!わしは!』龍馬の理想を語った、「どうやら坂本さんとわしは気が合いそうじゃ!」、『そうじゃのう!』、はははは~~~!・・・

Maya

そこへ桂が「坂本君は何処じゃ!坂本く~~ん!」と駆け込んできた!龍馬を見つけると「船が薩摩名義になっとるが、どう言うことだ!坂本君!」、『はあっ!?』・・・龍馬も海軍局との引き渡し手続きの席に赴いた、長次郎が熱弁を振るっておった!「船長は亀山社中から出すと言うことは井上さん等も同席して決めたことですき!それを今更いかんと言われても困りますき!」、「坂本君も知っちょったんか?」と桂は龍馬に訊ねた、すかさず長次郎が答える「それについては、わしに任されちょりましたき!」・・・

「だが、それじゃ上役を納得させられん!船は長州名義にしてもらえんか!」と桂は食い下がった!「桂さん!」長次郎も困った!「金を出したは長州じゃぞ!」、そこに龍馬が割って入った、『長次郎!ここは折れた方がええ!』、「折れるて!何処までですか!?」、『船は長州名義にする!船を操るも長州藩士じゃ!薩摩と亀山社中は長州の許しなしには船を使うことは出来ん!』、「坂本さ~ん!」長次郎にはビジネス・チャンスが広がる“桜島丸約定”から離れたくなかった!『これでええですろうか!桂さん!?』龍馬は桂に承諾を求めた、「ああ!」桂も承諾し船の受け渡しは決着に向かったがや・・・

長次郎は納得行かず、その場を離れようとした、龍馬が長次郎を追って、『長次郎!待ちや!桂やち!苦しい立場なんやき!それを、おまんも分かるろう!』、「けんど、あの船が使えたら、わし等は仕事が出来るがですき!」、『長次郎!今は長州の言うことを聞いてやらんと!薩摩と長州が手を結ぶことが出来んがぞ!そうじゃろう!これが片付いたら二人で祝おう!芸子を呼んで!旨い卓袱(しっぽく)を食うがじゃ!のう!あとは、わしがやっとくき!気を着けて長崎へ帰りや!』、龍馬は長次郎の肩を叩いて見送ったがじゃ・・・

黙って去って行く長次郎に龍馬が声をかける『長次郎!笑おうてくりゃ!おまんらしゅうのう!』、今の長次郎には作り笑顔しか出来んかった「あとは任せますき!」、『気付けや!』、長次郎は龍馬の目の前から消えていった、小生思うが、何故?龍馬は始めに長次郎に徹底しておかなかったのだろうか!?船を薩摩名義で買うが、それを引渡し時に長州名義に変更することを徹底しておかなかったのか!龍馬の詰めの甘さと指摘されても仕方がないのでは・・・

RealPlayer

一方、土佐にも薩摩と長州がなにやら怪しい動きしゆうと言う噂(うわさ)が伝わって居ったがぜよ!弥太郎家に今日もあの横柄な象二郎が訪ねて来ておった、小心者の弥太郎は相変わらず象二郎の前に平身低頭しちょったがや!「おぬしの報告書はよう出来ちょった!土佐中の楠木を数えるがは大変じゃったやろ!」、『とんでもないことで御座います!後藤様のご命令やったら、楠木やろうが!松ノ木やろうが何本でも数えて参りますき!』・・・

「おんしはなかなか出来る男じゃ!」と象二郎は弥太郎を足でこついた!「これからは、このわしがおまんを引き立ててやるがじゃ!」、『ありがとう御座います~~!』、「ところが、薩摩が何やら怪しい動きをしゆうそうじゃ!」、『薩摩!?』、象二郎は弥太郎を力づくで引き寄せ何やらヒソヒソ話を耳打ちした!襖越しに弥次郎等が「何をしゃべりゆう!?」と聞き耳を立てておった・・・

『えっ!』、「ほんなら、頼んだぞ!」と言い残し象二郎は春路の愛くるしい顔を覗きこんで岩崎家を後にして行った、「象二郎様に何を言われたがや?」と美和が問い詰めた、弥太郎が答えた『京へ行けと!』、「京!?」、『薩摩の動きを探れと言われたがじゃ!』、「どういて?京ながてすろう?」と喜勢が訊いた、『西郷吉之助が来て居るきやと!』、「西郷!?」弥次郎が不思議がった、『後藤様が言うにはのう!長州藩がのう!・・・』、「どういて、長州藩が出てくる!?」、『わしかて分からん!後藤様に行け!と言われたら行くしかないろうが!』・・・

なた豆はみがき

心残りじゃったけんど長次郎が下関から亀山社中の仲間のもとに帰ってきちょった!「そうかえ!話しはまとまったかえ!」惣之丞が長次郎を迎えた、『おお!』、「あとは桂さんと西郷さんが顔を会わせるだけやな!」陽之助も迎えた、「これで長州は助かるぜよ!」と池は陽之助と抱き合って喜んだ、「これで日本を守る道も見えて来たぜよ!」お~~!、『ああ~~!』と長次郎が溜め息をつくのを惣之丞が気になった「長次郎!それは何の溜め息ぜよ?」、『桜島丸がわし等の船になる言う話しは流れてしもたき!』・・・

「長次郎!それはどう言うことぜよ?」と惣之丞が訊ねた、『わしは、そのことを、船を長州に引き渡す条件に入れたがや!あの船は亀山社中も自由に使えると!船で金を稼ぐ絶好の機会じゃとわしは思うたがじゃ!』、「待ちや!長次郎!何時の間にそんな取り決めをしたがぜよ!?」と惣之丞が訊いた、『はあ!?』皆んな喜んでくれるもんと思っちょった長次郎は我を疑った!「わしも知らんかったけど!」、「わしもじゃ!」、「私もです!」と英四郎までもが、『そりゃそうじゃ!この件はわしに任されちょったやけ!けんど!このことは長州の井上さん等も認めて下さったことがじゃ!』・・・

池が長次郎に噛み付いた「よう!言いゆう!わし等は私利私欲には走らんやなかったがえ?」、そうじゃ!、『ちっくと待ちや!おまん等!』思わん展開に長次郎は怒りを覚えた、陽之助が追い討ちをかけた「わい等が欲を出したら、あ~~、あいつ等は自分等のために、やっとんやと!と薩摩からも長州からも信用してもらえんようになるやろ!」、「わし等の志しが果たせんかったらどうするがや!」と太郎も責めた!更に池が「おまん!それでも亀山社中の仲間かえ!」、「どう言うつもりでこの白袴をはいちゅう!」寅之助も責めてきた・・・

水宅配

次第に仲間に追い詰められていく長次郎が怒りを爆発させた!『何ぜよ!おまん等!まっこと!好き勝手なことばかり言いゆうのう!この白袴揃えた代金がなんぼか知っちゅうがかえ!?おまん等は面白がって作ったかも知れんけんどな!この金を工面したのはこのわしじゃ!カステーラの材料を買う金も!おまん等が丸山で遊んじょった金も!全部わしが工面した金じゃ!』、惣之丞も他の仲間も長次郎の剣幕に圧倒された、『亀山社中の台所はのう!火の車ながじゃ!』・・・

直も太郎が食いかかった「金の事をぐじゃぐじゃ言いなや!」、『お前に何が分かるがじゃ!』、直も池が絡み「長次郎!わし等は日本を守るために働きゆうじゃぞ!」と長次郎に掴みかかった!「もう止めましょう!」英四郎が止めに入った!『金がのうては!飢え死にするがぜよ!』長次郎の怒りは治まらなんだ!「わしらは武士は食わねど高楊枝じゃ!」寅之助が油を注いだ!『おまん等が分からん!おまん等が分からん!』、「偽侍じゃきのう!」寅之助が言っちゃいかんことを口に出してしもうた!・・・

惣之丞が怒って寅之助を突き飛ばした!『偽侍じゃと!』長次郎は寅之助に掴みかかる!惣之丞が止めに入る!「もうええ加減にせえや!わし等は仲間ぜよ!」、「そうですたい!もう止めましょう!止めましょう!」と英四郎がなだめに入った!「おまんも!商人やからのう!英四郎!饅頭屋の気持ちがよう分かろうがか!?」太郎が追い討ちをかける!「もう止めや!これ以上言うたら!このわしが許さんぞ!終わったことで長次郎を責めんな!」と惣之丞が一喝してその場を治めたがじゃ・・・

ドリーム・トレイン・インターネット

長次郎は一人外に出て座り込み、『わしは日本を守りたい!志しを持って、土佐を飛び出し侍になったがです!』、大坂に残した家族のことを思い巡らしておった、その時誰かが亀山社中を訪ねてきた「あの~~、こちらに近藤長次郎様と言うお方がおらすですか?」と乾堂からの使いがやって来た、小曾根邸に来てグラバーに会って欲しい旨を告げて帰った、小曾根邸に行くとグラバーが来ていて、テーブルの上に小判の束が五つ、1束20枚としたら100両?が長次郎の目の前に置かれた、「これは!?」・・・

グラバーが説明した「長州から亀山社中へのお礼です!」、『お礼!?』、「井上さんは貴方と交わした約束を守れなかったことを申し訳なく思っておられます!」、どうやら“桜島丸約定”のことらしい、『ありがたいのう!』と長次郎は心の中で呟いた、『けんど!これは受取れん!』、「Why not!?」、『亀山社中は利を求めてはイカンじゃけん!』、「あの取引をまとめたのは近藤さんですよ!」、『けんど!受取るわけにはイカンけ!』、「では貴方が貰えばいい!長州は近藤さんに感謝しているんです!」・・・

『そんなことが出来るわけがないろう!』、「I'm sure you could find a useful way!(あなたには使い道があるのでは?)」、『何ち言うちょるか分からん!』、グラバーは暫らく長次郎の目を覗き続けた、あっ!長次郎はグラバーが意図するところを読み取った!暫らく考えて・・・クラバーに訴えた!『もし!もしもじゃ!わしがエゲレスに行きたい!言うたら!グラバーさんは手伝おうてくれるかえ!』、グラバーは目でうなずいた・・・

ツタヤ・ディスカス

亀山社中の広間から長次郎の名札が外されていた、それに気付かず仲間達が談笑しておった、「ああ!龍馬さんはデカイ仕事をしてくれたがじゃ!」、「薩摩と長州が手を結ぶ言うがは、誰っちゃ思っちゃせんことじゃ!それを、わし等が成し遂げようとしゆう!」、「これがわし等が志しを成し遂げる第一歩になるんや!」、「日本の将来はわし等の働きにかかっちゅ!」、その隣の部屋で長次郎が黙々と風呂敷包みを作っておった、その中には長次郎の名札も入っておったがじゃ、身支度が整うと長次郎は雨降る亀山社中の門を出た、振り返り一礼するとスゲ笠をかぶり坂を下っていった・・・

「風が出てきたなあ!」雨が降り続く玄関先で陽之助が呟いた、「長次郎は何処へ行ったがや!?」惣之丞等は急に居なくなった長次郎の行方を案じておった、英四郎が来て告げた「沢村さん!長次郎さんの荷物がなかです!」、「なんやて!?」・・・その頃、長次郎は上野フォトスタジオに来ちょった、新しい船出を祝してテーブルセットに腰掛た記念写真を1枚撮ってもらったあと、雨で煙る窓際の机を借りて徳宛の手紙を書いておった・・・

“徳!わしはエゲレスに行くことを決めたがじゃ!亀山社中を抜けるがは辛いけんど、わしはもう皆んな~と同じ夢を見ることは出来ん!徳!今はおまんも百太郎も連れて行くことは出来ん!けんど!必ずわしはおまん等を迎えに行くぜよ!徳!必ずわしはおまんのもとに戻って来るき!達者でのう!徳!百太郎を頼む!”・・・後日、徳はそれを読み終えると嬉しそうに「はい!わたしも行きます!」と答えておった・・・

『THE BEATLES by MEN’S BIGI』販売促進プログラム

けんど神様いうがは残酷ぜよ!この日の雨と風がエゲレスへ行きたいと言う長次郎の夢を打ち砕いたがじゃ!『船を出してつかわさい!お願いしますけん!プリーズ!プリ~~~ズ!』、・・・社中では陽之助が長次郎が何処へ行ってしもたんやろか?と心配していると、表の戸を激しく叩き長崎奉行の役人達が押し込んできた!「昨夜(ゆうべ)エゲレス船に乗って出航しようとするもんがおった!密航を企てたと思われる!その者には土佐なまりがあったそうだ!お前等の中の一人でなかとか!?」・・・

陽之助が前に出て言った「わいは紀州の出や!土佐なまりを使いよった言うて、わい等を疑うのは可笑しいやろう!」、惣之丞も続いた『そもそも、わし等がエゲレスに渡る金を持っちゅうように見えるかえ!はははは~~!』、「皆の名簿を奉行所に提出せえ!よかか!行くぞ!」と言い残し去っていった、直ぐ惣之丞が指示を出した『皆んな、手分けして長次郎を捜しや!陸奥!直ぐ龍馬に知らせるがや!』、「わしゃ!港を見てくる!」、「おお!行くぜよ!」・・・

その頃、近藤長次郎は小曾根乾堂の屋敷に隠れちょった!長次郎は座敷に座り諦めきれずエゲレスの地図を眺めておった!そこへ乾堂が入ってきていた「近藤様!」、『申し訳ないのう!小曾根さん!』、「近藤様は密航をなされるおつもりですか!?亀山社中のお方が近藤様を捜しに来られました!奉行所は社中をば疑ごうたそうです!長次郎は己が仕出かした大失態に気付き恐れおののいた!『あ~~~!とんでもないことをしてしもうた~~~!』泣き喚き、その場に崩れ落ち乾堂にすがりついた!あ~~~!・・・

ペット保険一括見積もり

暫らくして落ち着いたが、力なく長次郎は一人テーブル横のイスに腰掛け、庭にうつろげな視線を落としていた、そして慶応二年(1866年)一月十四日(2月28日)長次郎は侍らしく小曾根邸の裏庭で一人寂しく割腹して果てて、29年の激動の生涯を自ら絶った!・・・

下関では桂が京へ向かおうとしておった、『西郷さんの手紙には桂さんを薩摩藩邸に向かえ入れると書いちょりました!京に入ったら、直んぐに藩邸に向かうぜよ!』、「ここまで来たら薩摩と手を組んで突き進むのみじゃ!上役に挨拶してくる!そのあと、直ぐ出立(しゅったつ)する!」と桂がはけていく、そこへ高杉がやって来た「坂本さ~~ん!」、『ほお!高杉さん!どういたがぜ?」、すると高杉は振り向き座間!懐からピストルを取り出し!土塀に立てかけた板に向けてバァ~~んと放った!・・・

「坂本さん!差し上げます!アメリカ製のスミス・アンド・ウエッソン(Smith & Wesson)と言うピストルじゃ!」、『えっ!けんど!そりゃ高杉さんの大事なもんじゃろう!?』、「大事じゃ!じゃが、坂本さん!貴方は長州の恩人じゃ!つまり多くの敵をつくってしもたと言うことでもあります!こいから日本のために働くお積りなら!坂本さん!貴方は決して死んじゃならん!」・・・『分かった!ほお!なかなか重いいもんじゃのう!』・・・

マンスリーマンション

そこへ「失礼します!」と槍を携えた一人の男がやって来て、ブン!ブン!見事な槍さばきを見せ龍馬の前に膝ま付いた!「坂本さん!この男を警護に就けます!」、「三吉慎蔵と申します!」、「無口な男でございますが槍の名手です!頼りになりますよ!」、「よろしくお願いします!」、『こちらこそ、よろしく!』、すると慎蔵は懐から手紙の束を高杉に渡した、高杉は目を通すとその中に龍馬宛の手紙が1通、目に留まった、「坂本さん宛じゃ!」その手紙を龍馬に手渡した・・・

陽之助からじゃった!『何んぜ!』龍馬はその手紙に目を通していく、『何んじゃと!長次郎!長次郎~~!』と叫んだ!全てをかなぐり捨てて龍馬は長崎へ!亀山社中へ急ぎ戻っていった!門の外で英四郎が待っておった!『オッ!英四郎!長次郎は!?え~!?』、玄関へ飛び込んだ!『長次郎はどういた!?』ハァッ!奥の座敷に横たわる長次郎を観た!我が目を疑いながら近づいていった!皆んなが嗚咽(おえつ)していた!弱弱しく誰かが「坂本さ~ん」と声をかけた・・・

そこには白い布が顔に被せられた無言の長次郎が眠っておった!『なんじゃ!長次郎!』、龍馬はその布をゆっくり剥がした!「己の始末つける言うて腹を斬ったがや!」池が泣いた、「わしが悪かったがじゃ!」寅之助が悔いていた!「わしが酷いことを言うてしもたき!すまん!長次郎!すまん!」、惣之丞がそっと龍馬宛に長次郎が書いた手紙を渡した、そこには“坂本龍馬殿”と書いてあった!龍馬は直ぐその手紙を開いた!・・・

LEDワールド

“坂本さん!どうかわしを許してつかわさい!わしは社中の皆んなを裏切ってしもたがです!わしがエゲレスへ密航しようとしたがは申し開きようのない事実やけ!わしの始末で社中の皆んなに迷惑かけるわけにはイカン!わしは腹を斬るがです!けんど!切腹は侍にしか許されんこと!これでわしはやっと本当の侍になれるがじゃき!坂本さん!女房にはよろしゅう伝えてつかわさい!百太郎はまだまだ幼いですき!何かあった時はどうか助けてやってつかわさい!日本を変え!立派な独立国にする夢は皆んな~~に託すがです!必ず!成し遂げてつかわさい!”・・・

『何を!何を言いゆう!長次郎!おまんは何を言うようがじゃ!何をしゆう!一緒に!一緒に日本を変えるがじゃなかったがかえ!?ええっ!長次郎!お前は何をしゆう!長次郎~~!長次郎~~!』龍馬の目から大粒の涙が流れ落ちた、亀山社中の仲間の嗚咽(おえつ)が咽(むせ)び続いておった・・・

クラバー邸に奉行所の役人が押しかけておった、「I know nothing!It's just a personal matter!」、近藤長次郎が死んだ後も奉行所は密航の一件を調べ続けたがじゃ!けんど!グラバーも小曾根乾堂もいっさい喋らんかったぜよ!龍馬も長崎奉行所に呼ばれておった、『近藤長次郎はわしが頭(かしら)を務めます亀山社中の優秀な勘定方で御座いました!近藤がどういて腹を斬ったがかについては何も心当たりがなく、私どもは戸惑うて居る次第に御座います!』・・・

「嘘を申すな!うん!近藤は密航の嫌疑(けんぎ)を逃れるために、自害いたしたのであろう!?」、「坂本!」岩堀が声を荒げた!『うん?知りませんき!近藤長次郎は侍ですき!侍がわけあって腹を斬ったがです!それをあれこれ詮索するがは無用に御座いますき!もう下がってもええですろうか?一刻も早よう近藤の亡骸(なきがら)を寺に運んで弔(とも)ろうてやりとう御座いますき!』龍馬は一礼して奉行所をあとにして行った、朝比奈奉行はペットのカメレオンを操りながら「お前と違ごうて、なかなか顔色を変えん男じゃのう!」と呟いた・・・

施主支給パラダイス

その夜、龍馬は引田屋に来ておった、座敷には二つの膳が並んでおった、「失礼致します!」そこへお元が呼ばれてやって来た、『おお!お元!よう来てくれたのう!』、「なして、うちが?坂本さんがうちば名指しでお呼びなるなんて?」お元は龍馬に酌(しゃく)をした、『おお!わしの知っちゅう芸子はおまんしかおらんけ!』・・・

『お元!おまんの言う通りじゃった!わしゃ!目出度い人間じゃった!皆んな~~が笑おうて暮らせる国を創る!そりゃ容易いことではないけんのう!分かっちょったけんど!わしゃ、それを思い知らされたがぜよ!さあ!踊ってくれや!』、「もう一人のお方は?」、『うん、おまんと同じように異国に行きたいと夢見た男じゃ!』、お元は三味線の音に合わせて黙々と踊り続けちょった・・・

龍馬は上野フォトスタジオで撮った長次郎の遺影を隣の膳にそお~~と置いた、『長次郎!約束通り今夜はおまんと二人で飲むがぜよ!』龍馬は長次郎の盃に酒を注いでだ、そして自分の盃を長次郎に差し出した、龍馬の目に涙が溢れ、その涙が長次郎の遺影のうえに零(こぼ)れ落ちたがじゃ・・・

マル得ホテル予約

アメカジ系通販のUnited-Japan.com

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スウェーデンの“大きな政府と小さな権力” 2010年8月19日

2010-08-19 17:03:01 | 日記・エッセイ・コラム

人間ドック<script type="text/javascript"></script>

東京 ホテルなら

小生が毎朝楽しみにして観ている報道番組がある、それは我が東播磨明石出身の赤江珠緒(35歳)フリーアナと小木逸平(36歳)アナがMCを、鳥越俊太郎(70歳)がメイン・コメンテーターを務めるANN“スーパーモーニング(8:00~9:55)”である、今日木曜日のコメンテーターは鳥越氏以外に因島の女王・東ちづると漫画家のやく みつるである、小生が注目したのは“ちょっと待った総研”のコーナーで報道リポーター・玉川徹(47歳)が昨日から取り上げた“スウェーデンの大きな政府”だった・・・

今朝はスタジオに長妻昭厚生労働大臣(50歳)を招いて、玉川は現地に赴き何ヶ月もかかって取材してきた貧しさを知らないスウェーデンの福祉・教育・医療などの社会保障システムが充実し実態を映像を通して明らかにした、そして今、貧困と格差社会が蝕(むしば)もうとする日本の“小さな政府”が将来抱える生活の不安に長妻大臣に生直撃した、60%以上のとも言われる多くの日本人はスウェーデンを始めとする北欧諸国の社会保障無償給付が充実した“大きな政府である福祉国家”へ移行することを望んでいるにも拘らずなかなかその実現にはほど遠い現実がある・・・

フリステオリジナル『ポータブルウォータートレイ』モニター51名様 大募集!!

イギリスやアメリカと同じく“小さな政府”と呼ばれる日本の国民課税平均負担率はイギリスやアメリカと同じ40%に対して、“大きな政府”と呼ばれる北欧諸国の負担率は大きく70%とされる、勿論その中には全て社会保障給付に還元される消費税の最高課税率25%も含まれている・・・

多くの日本人国民、政治家と官僚はスウェーデンで“大きな政府”が実現されるのは人口も少なく国の規模が小さいから出来ると拒否反応を起こす!確かに人口920万人に対して日本の人口は1億2700万人いる、GDP3800億ドルに対して日本のGDPは5.160兆ドルである、しかしそれは大きな誤解である、それは都道府県別あるいは道州制に小分けすれば済むことである・・・

高速バス

小生、番組を観ていてアッ!と気付いた!☆それは簡単なことだった!“大きな政府”と“小さな政府”と、どちらの道を選ぶ決断の問題だった!勇気を持って“大きな政府”への道を選ぶと決断し貧困の不安から抜け出したスウェーデンが正しかったのか?いつまでも“小さな政府”に留まって闇雲に効果のない政策をあれやこれやと模索するだけで貧困の不安から抜け出せない日本とを比べてみれば一目瞭然である!・・・

日本とスウェーデンとの違いがもう一つあることに気付いた!それは政府に対する国民の信頼関係の違いにある!日本の“小さな政府”にはここ60年来各政治家・政党は常に互いの粗(あら)の探りあい!足の引っ張り合い!党利党略・私利私欲に走り!みっともなく盆踊り・葬式・イベントなどの会場周りをして選挙対策のための票集めに走る、あれこそ選挙違反で検挙されるべきだと小生はいつも思う!国民の意思を代弁する“国民の公僕”べき立場を離れ“権力の象徴”を追い求める国会議員に対する不信感である、また財源不足を口実に増税するが、税金が何処へ消えたのか分からない!・・・

番組を通してひしひし伝わってきたことは☆スウェーデンの“大きな政府”には国民の意思が政府の行動として誠実に反映されている☆ゆりかごから墓場まで福祉・教育・医療はほとんど無償である☆国民への政府の貢献度は明らかに高い☆スウェーデンの“大きな政府”からは日本のような政府の権力そのものが微塵も感じられない☆日本のように立派な議員宿舎や議員事務所が宛がわれていない、日本の国会議員や高級官僚のように至れり尽くせりの給与や手当てはなく、給与手当ては日本の国会議員の半分である・・・

クリック証券

スウェーデンの“大きな政府”は国民に対する“公僕”そのものである、“大きな政府”であるが“小さな権力の政府”と言える、それに反して日本の“小さな政府”は国民に大きな権力を持つ“大きな権力の政府”と言える、自民党政権が60年に渡って築き上げてきた“権力の大きな政府”を民主党政権が今懸命にその“権力の無駄”を是正しようと事業仕分けなどの小技を駆使しているが、これだけでは何時まで経っても解決しないだろう・・・

龍馬伝ではないが“世の中の仕組み”を根底からくつがす!即ち大きな権力を断ち切り福祉国家“大きい政府”への道を取るがと決断しない限りは国民の格差と貧困への不安は永遠になくならないだろう、またスウェーデンでは中央政権と地方自治が同等の立場に確立されている、年金や健康保険などの公的資金は地方行政が徴収・管理する、国民が納める全ての所得税などの諸税は国と地方に平等に配分され地方自治の格差はない!日本では国と地方との格差が大きくまちまちの行政が行なわれている!・・・

日本では巨額な国税が中央官僚と中央政権に集中し予算が組まれると、地方は中央の顔色を伺って申請し、通れば頂戴する、公務員一人当たり60万ドルもの公的資金が中央に偏って集まるらしい、問題は中央に偏ればそこに公的資金と権力の甘い汁を我が物にしようとする輩(やから)が群がる、何のために存在すか分からぬ独立法人や公益法人が組織されそこへ官僚どもが天下り、渡りを繰り返して何度も何度も巨額の退職金を搾取する国政の歪が生まれる、また利権を求め役に立たない無駄な公共事業を企む政治家が現れる!・・・

コンビ株式会社

日本の官僚と政治家に偏った“権力”はスウェーデンの3倍に及ぶらしい、公務員一人当たりの公的資金力は日本60万ドルに対してスウェーデンは20万ドルであるらしい、“大きな政府”の実現を忌み嫌い、この権力構造の甘い汁から離れられない官僚・政治家を日本国民が排除しない限り、国民の生活貧困の不安の源泉“小さな政府”から残念ながら抜け出せないだろう、日本国民は早くこのことに気付かなければならないのではないだろうか!?・・・

福祉・教育・医療そして“全員最適(職業選択において、その人に最も適しているもの就かせる)主義”を重視し、失業対策・雇用支援・完全雇用が充実するなど、全て生活の安定を保障されるスウェーデンの国民は労働意欲も旺盛でスウェーデン経済を支えている、経済的競争力では日本を抑えて世界第4位に位置する☆企業内競争も厳しいが、もし失業したとしても次の就職が決まるまで200日間は失業前の給与の80%が、500日間70%が支給される☆職業訓練も就職したい企業で実務を体験して訓練を受け適していると認められれば採用される☆・・・

反面、社会を乱す個人プレーは許されない!経営の傾いた衰退企業Volvoなれども血税をつぎ込み国家経済の足をひっぱるとされ国の援助はない!Volvoは既に中国に買収されている!日本航空のような会社ならとっくの昔に見放されているだろう!世界の市場シェア40%を誇るエリクソンでも一人勝ちは許されない、その儲けの一部はスウェーデン経済に還元されなければならない!理想郷のように思われがちであるが厳しい一面は当然ある!“大きな政府”と“小さな政府”、さて貴方ならどちらを選ぶだろうか?・・・

雑穀畑<script type="text/javascript"></script>

簡単・ラクラクなお小遣い稼ぎポイント長者

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする