快晴の太陽のもと昨日一昨日の雨を頂いて青葉山の緑がまばゆい、亡き母の故郷ここ仙台・杜の都は気温20.5℃西南西の風4mと絶好の駅伝日和になった、伊達正宗の重臣を務める武家の出の母はいったいこの広い仙台のどの辺りに生まれ育ったのか・・・もう一度親戚を尋ねてルーツを辿って観たい・・・クランドではお馴染み東農大の大根踊りが花を添えていた(^^♪
立命館(京都)の連覇か!!名城大(名古屋)の王者復活か!!はたまた関東勢の台頭か!!シード校は立命/名城の他、仏教大(京都)・城西大(東京)・城西国際大(東京)・大阪体育大の6校と北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、九州各地の予選会から勝ち上がった19校+東北学連選抜チーム1校の全26チーム1区の精鋭達が12時10分宮城陸上競技場を飛び出して行った・・・
1区6.0キロ、2区6.6キロ、3区9.1キロ、4区4.9キロ、5区4.0キロ、6区8.0キロ、仙台市民広場のゴールを目指す全行程38.6kmを競い合う熾烈(しれつ)なスピード駅伝である!!後半4区5区6区では高低差20m強の坂が待っている・・・
レースは身長1m50そこそこの立命館の大沼香織と名城の西川生夏がキロ3′17″で先頭をぐいぐい引っ張り早々先頭集団はバラけ始め2キロ付近からキロ3′06″に上げると集団を飛び出し独走態勢に入る、1区区間記録19′37″を持つケニアからの留学生ワンガリ(立命Asia Pacific University九州)も大体大も着いていけない・・・
4キロを過ぎると名城の西川も置かれて行き大沼ひとりの独走態勢が確立した、大沼はそのまま19′09”の区間新記録と云う女王の走りで第1中継所で待つ4年生最後の駅伝樋口紀子に繫ぐ、名城・西川も19′27″の区間新2位で川井にタスキを渡した、インタビューで「全てをかけて走ります」と抱負を語っていた樋口は3′09″で飛ばし13′13″のイーブンペースで行く2位名城・川井に300mにも差を広げる、5キロを15′55″、キロ3′06″まで上げる・・・
立命館・樋口はこれまた区間新21′16″で昨年区間新を出した小島一恵に最長距離9.1キロを託す、2位名城・川井は先頭より1′04″遅れで佐藤絵里に、6位で繫いだ城西大・坂井田が上がってきて3位でタスキリレーする、4位に大体大が入り、5位には仏教大がユニバ5000m(15′36″84のタイムを持つ)代表、日本陸上界のエース、木崎良子に繫ぐ、6位には日大・キンコ゛リ・アンが3区にタスキをリレーする・・・
今まで6.5キロの距離しか走ったことのない立命館・小島は1キロ3′11″絶好調の区間新のハイペースで飛ばしていく、名城・佐藤がキロ3′30″とペースが上がらない、後ろに城西の酒井優依が上がってきた・・・ランナー達はとうとうと水を蓄えて黄河のごとく蛇行し鮎の住む清流・広瀬川の大橋を渡っていく・・・
仏教大・木崎が城西・酒井に22″差まで迫る、元気一杯の立命館・小島はこれまた区間新のハイペースで8.6キロ通過する、関西インカレで木崎に負けたリベンジを果たして29′41″という区間新を打ちたて4区1年生の山本菜美子に繫ぐ、山本は1キロ3′05″、2キロ6′11″でがんがん飛ばした、名城・佐藤が粘り2位1′43″差で足立ゆみこに繫ぐ、足立は3位城西を30″離して1位の立命館・山本を追った、4位に仏教大、5位に京産大が健闘し・・・6位に日大が入った・・・
1位山本は3キロから4キロまで3′24″と落ちたものの区間賞で初めて全日本で走る5区の境田遥に渡した、2位名城・足立は1′46″差で濱崎智美にタスキリレーす、3位2′09″差で城西がつづく・・・この頃6位玉川と7位日大がシード権を争い5位の京産大を追っていた・・・立命館・境田はなだらかな坂を登り3キロ付近第5中継所の前を通り抜け暫らく行ったところを折り返す際、アンカーランナー松永明子キャプテンが境田に大声をかけて声援を贈った・・・
やがて境田が折り返しから戻ってきて区間賞で2位名城・濱崎に2′04″大差をつけて6区(8km)松永に繫いだ、仏教大・萩野恵理子が城西をかわして3位に上がり52″差で1年生アンカーのエース西原加純に渡した、西原は最初の1キロを3′14″で2位名城を猛追して行った・・・城西は4位に下がり・・・かつて4連覇を果たした京産大は粘って5位をキープして行く・・・シード校争いの玉川大と関東予選優勝校・日大ほぼ同時に最終区に渡す・・・後続9チームが繰り上げスタートして行った・・・繫いできた自校のタスキを繫ぐことが出来なかった乙女達の嗚咽(おえつ)が流れた・・・
中間地点を通過した時点で松永は区間新のペースを保ち激走する・・・2位名城・井原美帆の走りが重くなる・・・仏教大・西原がその差52″から21″差につめ背中が見えてきた・・・立命館の完全優勝が見えてきた☆☆立命館・松永は5キロを16′16″で通過する☆☆立命館のモットーは『自立』!!部員一人一人が自立して戦える実力をつけて杜の都に戻ってきた!!7キロ付近ますます2連覇は濃厚となる!!チームメイト達が待つゴール市民広場に繋がるケヤ樹・ロードこと定禅寺通りを2連覇に向かって・・・左折すると直ぐゴールだ!!立命館大学は昨年に続く2連覇と4回目の優勝☆☆他を寄せ付けぬ大会新記録2°06′19″で飾った☆☆☆ヽ(^。^)ノオメデト~~~
2位争いが大変なことになっていた!!仏教大が名城大を捉えそうになっていた・・・並んだ並んだ!!名城大・井原が苦しそう!!仏教大・西原がスパートをかける!!そのまま最終区区間賞26′16″でゴール☆☆準優勝を獲得した☆☆最後全力を出し切り疲れ果てた3位に終わった名城大・井原とメンバー達の悔し涙の嗚咽がつづいていた・・・
優勝の笑顔に目がキラキラ輝く立命館のメンバー達に戸倉ヘッドコーチが「守りのレースをせず攻めのレースをしたかった、全員が正にその通りに戦ってくれた☆☆」と賞賛の言葉を贈っていた・・・勝利の胴上げが何回も繰り返された☆☆☆(^_^)v
トラックの強豪が揃う東北福祉大が21位、福島大は22位と振るわなかった・・・あまり長距離には力を入れていないのか・・・