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今日大阪が熱く燃える、府政再建がかかった知事選が即日開票される、小生個人的には橋下徹(とおる)氏の当確が早々決まることを信じている・・・スタート前の長居陸上競技場は気温5.6℃、湿度61%、南南西の風1.5mと冷え込んでいた・・・
なんと昨年2007年第27回大会の覇者・原裕美子の棄権が発表された、トラックにはこの大会にエントリーしていた陸上界期待の大器・藤永佳子(26歳、資生堂)の顔もなかった、福士加代子と加納由理の走りに期待がかかる・・・正午12時10分スタート!!ランナー達はトラックを3周して1キロの入り3′22″ペースで公園外周ロードに出て行く、直ぐ福士が飛び出し4キロまでに後続の第2集団を100m離して軽快に飛ばして5kmを16′34″で通過して行く(・_・)さすが~~
「心の中は水着で、頭にはハワイのイメージを描き走りたい☆」福士加代子のワンマンショーが展開されるお膳立てが芽生えた、5キロごとにハイビスカスで飾られた給水ボトルが各給水ポイントに置かれているそして永井監督のラップ確認の演出が待つ、7キロ地点での第2集団との差が180mと広がる、3′20″ペースを守り一気に今里筋北上し大池橋交差点を左折して勝山通に入る・・・
5キロから10キロのラップが16′50″で通過する、永山監督から10秒足らないと指示が出る、11キロ附近の好きな下りを飛ばして3′20″ペースを守る、森の宮辺りの高速道路の下14キロ附近の登りを身体を起こす理想のホームで刻み15km地点を50′10″で(この5キロラップ17′そこそこ)通過して行く、400m近くひらいた第2集団のペースがなかなか上がってこない、あっ!16キロ附近でなんと加納由理が2Gから置かれて行く・・・
福士のペースが3′16″に上がり2Gに470mあけて北浜通から中の島公園へ入って行く、赤レンガの中央公会堂の横を通り過ぎ御堂筋に入り18.2km附近の市役所前を通過して行く、2Gで笑うセールスマン喪黒福造似の大平美樹(三井住友海上)が善戦している、〈美樹ちゃんいつもごめんね^_^;〉、18キロ附近で加納由理がリタイヤしたとバイクリポートの千葉真子から報告があった、2°21′台の記録を持つルーマニアのトメスク(38才)が少し前に出て2Gを引っ張る・・・
福士は20km地点両親の見守る中この5キロを16′42″で刻んで御堂筋新橋の折り返しを依然と驚異のハイペースを守り1°07′40″で通過して行く、2Gが1分近く遅れて1°08′33″で折り返していく、少し先の中間地点を1°10′31″で通過し野口みずきが2003年第22回大会で樹立した大会新2°21′18″をも、また坂本直子(天満屋)の初マラソン記録2°21′51″をも上回る期待が膨らんできた・・・
20km~21kmのラップを3′19″でカバーするも21~22kmのラップが3′28″と少し落ちた、2Gとの差を590mをつけて土佐堀通りに入って福士の一人旅が続く、上町筋のキツイ登りを越えて→25キロの関門を20~25kmのラップ17′04″と少し落とし1°23′56″で通過し玉造口を左折して大阪城のなかへ吸い込まれていく、玉造門をくぐり少し下ってまた登る、右手に5層の天守閣がそびえている、福士はあの急勾配の太鼓橋を手をくるくる回しながら駆け下りていく、日本陸上界に春を呼ぶ福士が・・・ここでいつものTHE ALFEEの曲が流れれば演出的に観る人の感動の涙を誘ったのだが、今回はここでは流れなかった・・・
福士は京橋口から城外の外周ロードに出て首にしていたマフラーをとる、10人ほどの2Gが一旦出来てしまった3′26″~3′30″のペースからなかなか抜け出せないまま2°25′台ペースで福士を追う構図が続く、28~29kmのラップが3′36″に落ちているのが気にかかる、福士にとってまだ体験してない未知の世界が始まる30キロ地点にはブラスバンドを備えたワコールの大応援団が福士を元気づける、依然と気温は6.6℃と冷え込んでいる、なんと湿度が33%とカラカラである・・・
福士は30km地点を1°41′25″で通過するもゴールタイム2°21′ペースから2°22′台に下がっていく、福士は給水ボトルに添えられた‘お餅のあんこ’とあるメモを熟視していく余裕はまだ残っているようだ、2Gに動きがあった!森本が突然3′21″ペースに上げて2m程前に出とマーラ・ヤマウチ/シモンなどのルーマニア勢/大平/大越/あれっ!あのブルー上下のユニホームは誰だ・・・これまたマラソン初の扇まどか(25歳、十八銀行)らしい、2Gがバラケ始めた・・・
30~31kmのペースが3′36″に落ちたまま福士の顔が厳しくなった!!35キロ地点から永山監督はペースをもう少し上げれないかと福士を鼓舞する、一時600mあった森下が引っ張る2Gとの差が450mに縮まる、福士のペースが更に落ち3′42″に落ちる、ヤマウチが先頭に立ち森本、モンビ、大平、扇の4人を引っ張り快調に福士を追う、粉雪舞う大池橋交差点近くヤマウチがスパートして後ろの4人に20mの差をつけて今里筋を南下して行く・・・
あっという間にヤマウチは福士のあと100mに迫り福士の背中をシッカリ視界に捉えた、更にヤマウチは精神的アドバンティジ(有利さ)を生かして物凄いスピードで益々その差は縮まっていく!!34.7キロで瞬時に福士を抜き去った!!哀れ福士が失速!!前半に脚を使い果たした福士にはついて行く元気も気力も残っていなかった!!35km附近で森本もモンビもそして扇も福士をかわしていく、さらに35.5キロ附近で大平にもかわされていく、これぞ“2008年・今里筋の悲劇”と呼ばずになんと呼ぼう・・・
ここでタイミングよく来た~~~!!THE ALREE高見沢俊彦作“Wonderful Days”が流れる、まるで筋書き通り福士のために作られたように『君だけのワンダフル デイズ』が涙を流しもがく福士の姿にオーバーラップして流れる・・・
♪ だから自分に負けないで、逆風に向かって走れ~~~、あしたを諦めない限~り勝てるチャンスはあるのさ~~~、流れた涙の君を超えて君だけのワンダフルデイズ☆君だけのウ~~、ワンダフルデイズ~~~☆ ♪
福士よ!!この苦しさを、この屈辱を!!今後のマラソン人生に生かしてくれ!!泣くな福士よ!!完走だけは・・・君ならば出来るだろう、分かっている!!きっと今の君の中にはそれしかないことを・・・『お父さんは応援しているぞぉ!!いつも君のそばにいて!!』ごめん、小生興奮するとなりふりかまわず女子ランナーの父親になってしまう悪い癖がある・・・小生だけだろうか・・・
あと5000m、ヤマウチのあと森本とモンビの2人が2Gをつくる、2°24′33″の自己ベストを持つ森本は2°24′~2°25′ペースで進んでいく、モンビはこのまま行くと自己ベスト2°29′38″を破る自己新が出る可能性が充分出てきた、哀れ福士には今や手袋を外してスポンジをとる気力もなくなり無造作にスポンジを鷲づかみにしていく、顔からは生気が抜けトボトボとジョギング状態となる・・・
40km前森本がスパートをかけモンビを置いて最後の気力をふり絞ってマーラーを猛追する、キロ3′33″と少しペースが落ちるもマーラが2°17′24″でマラソンゲートをくぐり長~~~い長~~~い長居周回ロードに入って行く、森本も2°17′52″でくぐり美人顔をゆがめて必死にマーラを追いかける、マーラも眉間にしわを寄せ必死に逃げる、あと1キロ!マーラがこのまま逃げ切れるか、いやまた森本とのトラック勝負が見られるのか???
マーラあと540m!森本はあと670m!マーラがトップでスタジアムに入る、そして森本も100m差で長居競技場に帰ってきた・・・森本がトラックをマーラを追うも届かずマーラ・ヤマウチが大きく天に両手をつき挙げて10回目のマラソンで念願の初優勝☆☆2°25′09″の歓喜のゴールを切る☆☆
続いて日本人トップ2位2°25′34″で森本有がゴール☆☆3位にジュリア・モンビが自己ベストを大きく上回る2°26′15″でフィニッシュする☆☆2°26′56″4位で大平美樹がゴールする、そしてそして5位に初マラソンの扇まどかが2°26′56″でゴールを果たす、6位に2000年大阪国際で2°22′34″の自己ベストを作った、かつてのマラソンの女王、リディア・シモン(34歳、ルーマニア)が入った、7位2°27′57″で奥永美香(九電工)が→8位に2°28′05″で藤川亜紀(資生堂)が続いた・・・
日本人の夫をもつマーラは誇らしげに勝利の月桂冠を頭にして流暢な日本語でインタビューに答えていた、その頃、魂も飛んで疲れ果てた福士加代子は外周ロードに入っていた、福士の周りには大勢の人々が並走して彼女を励ました、福士は流れる大粒の涙を手で拭いながら最後の踏ん張りを見せて答える、永山監督が彼女のあとを歩くように心配そうに付いて行く、何回もつまずいては転倒し起き上がるスタジアムの大型ビジョンに映し出された我が子の姿に涙ぐみあまりの辛さに顔をそむける母がいた・・・
やっと福士が長居のトラックに帰ってくるもアンツーカーにつまずきまた倒れる、マラソンの怖さを噛み締めて立ち上がる、フィールドで永山監督が並走する、あと220m・・・あと180mアッ!また倒れる!!母の涙が「立ってそしてゴールを切って!!」と懇願する、立ち上がった福士の顔に微笑みが戻ってきた、あと10mのとこで転倒するも見事完走のゴールを果たした☆☆タイムは2°40′位だっただろうか・・・ラストランになるかもしれない小幡佳代子も22位で完走していた・・・
結果的には今回の北京代表選考大会として実りのない大会に終わったが、観ている者に素晴らしい感動を与えたドラマのような忘れられない、後世に長く語り継がれるであろう大会になった、もう1枚の北京への切符は3月9日に開催される北京最後の選考大会・名古屋国際女子マラソンに持ち越されるかたちになったといってもいい、高橋尚子(ファイテン)/嶋原清子(セカンドウインド)/橋本康子(セガサミー)/坂本直子(天満屋)/弘山晴美(資生堂)/中村有梨香(天満屋)そして小生の娘にしたい大崎千聖(三井住友)・・・彼女達のレベルの高い健闘に期待したい・・・(*^。^*)
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