日本陸上選手権最終日 ２００９年６月２８日

今日も広島ビッグアーチの上空には夏の太陽が容赦なく照りつけていた、バックストレートの向かい風が強いのが気になる、やがて女子走り幅跳び決勝と男子走り高跳び決勝が始まった、２回目の跳躍で桝見咲智子（九電工）が６m５３を跳んで６m３３しか跳んでない女王・井村久美子をリードしていた、醍醐直幸（富士通）が５回目のジャンプで２m２４をクリアした・・・

トラック最初の種目、女子８００m決勝が始まった、陣内（じんのうち）綾子（九電工）がタイムはB標準（２′０１″）にも及ばない２′０４″７６であったが、２位の若い久保（２０歳、デオデオ）を抑えて２年ぶり２回目の優勝を決めた、走り高跳びのバーをA標準の高さ２m３０上げて醍醐はトライしたが１回の試技を失敗して競技を止めた、インタビューでベルリンまでに２m３０を跳んで起きたいともらしていた、男子やり投げでは村上幸史（スズキ）が最後の６投目にB標準突破の７８m２５を投げて１０連覇を果たした・・・

今日二つ目のトラック種目、男子１５００mが始まった、ここでななな～～～んと驚愕（きょうがく）の番狂わせが起こった！！この種目に５０００mの覇者・上野裕一郎（ヱスビー食品）がエントリーして来た！！スタートして１周５９秒でラップを刻んだ、すると突然上野がグングン４０mぐらい大きく飛び出し錯乱作戦に出た、ラスト１周５年連続７回目のVを狙う王者・小林史和（NTN）が懸命に追い上げるもその差は余り詰まらず上野がそのままガッツポーズで５０００mにつづいて２冠を果たした☆☆、タイムはB標準（３′３９″２０）にもう一息の３′４２″５１であった・・・

ここでKing of Sports と呼ばれる男子十種競技“Decathlon デカスロン”とQueen of Sportsと呼ばれる女子七種競技“Heptathlon ヘプタスロン”の総合得点の結果が発表された、男子は初日に５種目（１００m、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、４００m）、二日目に５種目（１１０mH、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、１５００m）をこなしている、女子は初日に４種目（１００mH、走り高跳び、砲丸投げ、２００m）と二日目に３種目（走り幅跳び、やり投げ、８００m）をこなして来ている、デカスロンの王者はB標準（７７３０点）を突破する７７５３点を獲得し代表を決めた池田大介（WUA）であった☆☆またB標準（５９００点）に僅か及ばなかったが、最後の種目８００mを走り終えてバッタリ！トラックに倒れこんで苦しみに顔を歪め５８０２点を獲得し優勝した中田有紀（日本保育サービス）がヘブタスロンの女王に輝いた☆☆

女子走り幅跳びの決着が着いて新しい女王が生まれた、５回目にB標準突破の６m６５を跳んで喜びの涙を流した桝見咲智子が２回目の６m４６に留まった井村久美子を破ってベルリン代表を勝ち取った☆☆女子４００m決勝では丹野麻美（ナチュリル）がB標準（５２″５０）に僅か届かなかったものの５２″９６の圧倒的な強さで４００mH２位の青木沙弥佳（ナチュリル）を抑えて３年連続５回目の優勝を果たした☆☆

男子４００m決勝は第２５回夏季ユニバーシアード（２００９年７月１日～１２日、ベオグラード、セルビア・モンテメグロ）代表を決めている大学勢二人が１位と２位を決めた、いつもの金丸ダンスの後スタートしたぐんぐん飛ばしていく金丸祐三（法政大）がそのまま４５″８４でゴールし日本選手権５連覇を果たした、そのあとに続いて広瀬英行（慶応大）が自己新更新の４５″８４（B標準突破）でゴールした☆☆

準決勝でぶっちぎりの好タイムで決勝に残っていた千里と塚原の１００m決勝への欠場が発表された、う～～～ん残念！！千里は右足のつけ根を痛めたらしい、塚原は左脚の腱を痛めたらしい！！まあこの二人は代表は決まったようなもので大事を取って棄権したに違いない、千里棄権の７人での女子１００mを征したのはやはり萌木子が５０mからのばして自己ベストの１１″３２には僅か及ばなかったがB標準（１１″４０）突破の１１″３４で２位１１″５０の渡辺真弓（ナチュリル）をかわして日本選手権２度目の覇者となった☆☆

塚原欠場の中で行われた男子１００m決勝は準決勝でA標準突破した早稲田大コンビが１位と２位を占めた、１位には１０″１４の江里口匡史（えりぐち まさし）が初Vでベルリン代表を射止めた☆☆、２位には惜しくもB標準（１０″２８）に終わったが１０″２２の木村慎太郎が入った☆２位の木村と雪崩れ込むようにしてゴールした荒尾将吾（福岡大）がB標準突破の１０″２３で３位に入っている☆実にこの種目男子１００mの層は厚い、今大会だけでもA標準突破者が塚原を含めて３人は見込める、高平を含めるとメダルが狙える４００mリレーメンバーが組めてしまうヽ(^。^)ノばんざ～～い

あれっ！？画面を観る限り広島ビッグアーチに全ての競技が終わってしまったような雰囲気が漂っている！？やがてNHK総合の中継タイムテーブルは予定通り全て終わった、１８：０５から始まるはずの男子１００００m決勝のような視聴率の取れる種目をどうして放映しないのだろうか？？まさか行われない？？まさか中止になったのだろうか？？

その夜遅くJAAF（日本陸上競技連盟 Japan Association of Athletics Federation）のサイトを覗いて男子１００００m決勝の結果をチェックしたが空白になっていた、翌日の新聞に目を通すとあった！！だが捏造か！？と疑いたくなる結果である！？なんと男子１００００mのベルリン代表を射止めたのは佐藤悠基でもなく松宮隆行でもなく北村聡でもなかった！？旭化成の岩井勇輝２８′１９″２５となっていた、２位、３位にもこれまた馴染みのない２８′３０″３９の中尾勇生（トヨタ紡織）と２８′４０″３０の尾田賢典（トヨタ自動車）しかなかった！？

JAAFサイトで確認すると確かにそうなっていた、どうやらオープン参加Hondaのジャルソ２８′０４″２０とトヨタ紡織のジェル２８′１７″３１につづいて日本勢がゴールしていったらしい、北村聡（日清食品グループ）が２８′５７″４０の６位、小生の本命・佐藤悠基（日清食品グループ）は２８′５８″４６の８位、不調を聞いていた松宮隆行（コニカミノルタ）は２９′１４″９９の１２位に終わっていた(・_・)・・・

日本陸上選手権第３日目 ２００９年６月２７日

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日本時間２６日午前４時過ぎKing of Popの偉名を持つマイケル・ジャクソン（５０歳）が心臓発作で急死したと報じられ世界中を悲しませた、７月１３日のロンドン公演のためのリハーサルに励んでいた矢先のことであったらしい、小生、カナダ移民の頃から兄弟達と一緒に“ジャクソン５”で活躍していたのをテレビで観ていたので、その当時のマイケルの素顔の方が好きだった、何故あんなにしてまで整形をしなければならないのか疑問に思っていた・・・

どうやら大掛かりな鼻の再整形手術を受けた折、抗生物質の効かない“メチシリン耐性黄色ブドウ菌（MRSA）”に感染し、皮膚の壊死が顔から全身に広がり死に繋がっていったのではないか、また複数の薬の服用による副作用の影響とも言われている、これまで彼が歩んできたテレビ映像を帰り見ればマイケルの弱者に対する思いやりがひしひし伝わってくる・・・

２００４年マイケルが多くのトップ・シンガー達に呼びかけて開かれた“We are the World☆～USA for Africa☆”のチャリティ・コンサート献金とDVD収益金はアフリカの多くの貧困層を救った☆☆・・・小生、マイケルがあのエルビス・プレスリーの娘さんと結婚して１４年前に離婚していたことを知らなかった・・・

今朝土曜朝いちばんで多摩科学博物館館長が来る７月２２日の日食の日には森の木漏れ日（こもれび）を観察しようと呼びかけていた、昔少年雑誌の付録に日光写真が付いていた、箱に開けなれたピンホールから取り入れられた光と映像が印画紙に焼き付けられ浮かび上がってくる写真をよく撮っていた、その原理と同じで森の隙間を縫って地面に降り注いだ木漏れ日が太陽の姿を映し出すらしい、７月２２日には日本全国で部分日食が観られる、それ故その日、木陰に行けばあちこちに部分日食された太陽の形が木漏れ日の中に映し出されるのである・・・

日食とは月が太陽と地球の間を横切るときにできる現象である、月によって太陽の一部が隠されたとき“部分日食”となりスッポリ全部隠れれば皆既日食となる、７月２２日（水曜日）に日食帯にかかる奄美大島、種子島、屋久島や硫黄島に行けば、太陽が月によって全部隠される今世紀最大４６年ぶりの“皆既日食”が観られるらしい、ちなみにここ関西地区では９時４７分から食が始まり、１１時０５分には食が最大の８２％となり、そして１２時２５分には食は終演を迎える・・・

今、日本全国は空梅雨の極暑がつづいている、ここ兵庫県豊岡では今日３５．４℃を記録した、そんな中広島ビッグアーチの競技場の中も熱気ムンムンにうだっているに違いない、小生４７歳頃から３～４年間ほど主に５０００mと５種競技の種目にエントリーしてマスターズ陸上大会に出場して服部緑地公園陸上競技場や和歌山・紀三井寺陸上競技場や神戸・皇子陸上競技場などの関西にある陸上競技場を転々としていたことがある・・・

一度真夏７月の服部緑地公園スタジアムに参加した時、ただでも暑いのにスタジアムの中はむ～～～んと熱気が飽和状態に立ち込め、とても走れる雰囲気でなかった、スタートしてしまえばレースに集中できるのだか、絞首刑台に向かう心境でスタートラインに着いたのを覚えている、小生、少しだけだが競技に立ち向かうトップアスリート達の気持ちも分かるような気がする・・・

今日の女子５０００m決勝を征したのは日本記録１４′５３″２２を持つ福士加代子でもなく、今季A標準１５′０５″３７を持って臨んだ小林祐梨子でもなかった、スタートから終始先頭に立ち積極的にレースを作りオープン参加のワンジュグ（アルゼ）に続いて１５′２５″３１でゴールし、６位に終わった１００００mのリベンジを果たした天満屋の中村由梨香であった、それにしてもラスト２００mでのワンジグ、中村、福士、小林のデッドヒートは見応えがあった、２位には１５′２５″４９の福士が、３位に１５′２６″８４の小林が入った、A標準１５′０６″０７で臨んだ赤羽は１５′３５″０５の６位に終わった、小生が目をかけている幼顔が残る新谷仁美ちゃんは振るわず１２位であった・・・

５連覇が架かる内藤真人（ミズノ）と５年ぶりの優勝をかけて臨んだ田野中輔（たすく、富士通）の１１０mHの宿命の対決は１３″５７の田野中に軍配が上がった、２位には内藤を胸の差でかわした首藤貴之（拓陽クラブ）が入っている、男子ハンマー投げはもうすでにベルリンを決めている室伏広治が５投目に７３m２６を決めて２０歳から始めた競技人生１５年目の１５連覇を果たした、澤野大地も自己記録５m８３をトライしたが及ばず自分のA標準５m７０を跳んで４連覇を果たした、女子４００mHでは久保倉里美（新潟アルビレックス）が５６″７０で３連覇しベルリンの代表を決めた☆・・・

明日最終日の注目は今日のA組B組それぞれの予選を圧勝した、宿敵同士、千里と萌木子との宿命の対決の女子１００m準決勝と決勝であり、また今日の男子１００m予選で日本歴代４位の１０″０９を出した塚原直貴が１９９８年に伊東浩二が樹立した日本記録１０″００を破る大きな期待が寄せられている男子１００m準決勝と決勝である、塚原よ！１０秒の壁を破って９秒台に突入せよ！ファイトいっぱ～～～つ！☆それともう一つの注目は最終日を飾るに相応しい男子１００００m決勝である、きっと佐藤悠基（佐久長聖→東海大→日清食品グループ）と松宮隆行（秋田県立花輪高→コニカミノルタ）がしのぎを削るレース展開になるだろう(-_-)zzz・・・

日本陸上選手権第２日目 ２００９年６月２６日

１８kmLSDから帰宅すると家内は阪神vs横浜戦を観ていた、交流戦が終わり今日からセパ同一リーグ戦が始まった、５対３で阪神が幸先よくリードしていた、小生、先に入浴を終え夕食を始めると家内も風呂場に向かった、直ぐチャンネルをNHKのニュースに変えた、やがてスポーツのコーナーに進むと、いきなり千里と萌木子（ももこ）の女子２００m決勝が始まった、千里が鋭いスタートから加速して飛び出し抜け出る、力強い走りで後半追い上げる萌木子が粘る、しかし今日の千里の走りには後半になっても切れがある、追いすがる萌木子を余裕で引き離してゴール！！☆☆

タイムは・・・やった～～～！☆２３″００の日本新記録である！☆ギリギリだが参加標準記録“A”の２３″００突破を成し遂げた！☆ばんざ～～～い！☆お父さんは本当に嬉しいぞぉ☆☆お前をここまで育ててこられて、お前がこんなにも立派に成長した晴れ姿を目の前に出来るなんて、くくくくくぅ～～～(T_T)・・・

いかん！！またやっちまった！！いつもの悪い癖が出ちまった！！他人の娘さんを自分の娘のようにしちまったよぉ～～～、２位の萌木子が２３″１９で千里につづく、３位には少し遅れて松田薫（ナチュリル）が２４″０３で入った、待てよ、小生のアイドル娘の沙希重ちゃんが見当たらない！どうやら予選落ちしたか？否、棄権して予選にも走ってなかった、女子２００mも新旧交代の時が来たのか～～・・・

千里は走るたんびに記録を更新して今シーズン乗りに乗っている☆今年５月３日の静岡国際陸上女子２００m決勝で２３″１４の日本記録を樹立したばかりだった、今回それを１４／１００も更新したことになる、世界は２２分台でないと勝負にならないが、ベルリンではせめて準々決勝ぐらいまでは行ってくれれば良い！☆明日得意の女子１００m予選が始まる、再度、萌木子と闘うことになるが千里が持つ日本記録１１″２４をちょっとだけでも上げてくれたらお父さんはうれしいぞぉ～～！また～また～また～～、イカン！！

高平慎士が得意の２００m決勝を２０″２２の優勝で飾った、さすがだ！☆日本記録２０″０３を持つ慎吾がいないのが寂しい、２位に斉藤仁志（筑波大）が２０″４２で、３位に藤光謙司（セーレン）が２０″５５で入っている、予想通り早狩実紀が３０００SCを大会新９′４５″０５で制している、２位には辰巳悦加（よしか、デオデオ）が９′５８″６４で、３位には西尾千沙（スターツ）が１０′１３″９６で入っている、この種目では異色の那須川瑞穂（アルゼ）がエントリーしていたが走っていない、女子１５００m決勝を征したのはパナソニックの吉川美香の４′１５″８９だったが、小林も宗も走ってなかった・・・

明日も男女合わせて９つの決勝が組まれている、注目は何と言っても小林祐梨子と赤羽有紀子と福士加代子の接戦になるだろう女子５０００mである、小生は新谷仁美（豊田自動織機）を応援したい、成迫だけで為末大のいない４００mHはつまらない、男子棒高跳びに澤野は出てくるのか、男子ハンマー投げに室伏は出てくるのだろうか？？・・・

日本陸上選手権第１日目 ２００９年６月２５日

今日、この処ぼとぼと大量の赤い実が落ちていた山モモの大木を半日近くかかって鈴なりの実ごとバッサリ枝打ちした、シロップ用にボールに３杯摘んであとはもったいないが捨ててしまった、うっそうと茂っていた大木はすっきりさっぱりして風通しがよくなった！☆

層の厚いレースが期待できた女子１００００m決勝を制したのはすでにマラソン代表を決めているあのママさんランナー・赤羽有紀子が残り１周でスパートをして３１′５７″４４で優勝した、身長１４２cmとあどけない子供のような若いダークホース・佐伯（さはく）由香里（２０歳、アルゼ）が３２′０１″８０で３位３２′０４″０６の福士加代子を抑えて２位に入っている、この佐伯は昨年８月３１日の北海道マラソンを２°３１′５０″でマラソンデビューして初優勝している逸材である、今年３月２２日の東京マラソンでも２°２８′５５″で２位に入っている、４位には小崎まり（ノーリツ）が３２′０４″２６で入った、小生期待の絹川愛（ミズノ）が途中棄権してしまっていた、残念！・・・

男子５０００m決勝は二人のヱスビー勢が１、２位を独占した、１３′４１″０４の上野裕一郎が１３′４３″７７と調整遅れの竹澤健介を余裕で破っている、３位には女子１万メートル決勝では８位に終わったゆりっぺこと加納由里（セカンドウインドAC）と同じ地元・高砂市立宝殿中卒業の北村聡（西脇工業→日本体育大→日清食品グループ）が１３′４５″２５で入った・・・

男子３０００mSC（SteepleChase：バリアーと水壕を越えていく障害物競走）決勝では期待通り岩水嘉孝（富士通）が最後のバリアーを越えてからすぅ～～～と抜け出して８′３６″１７で優勝した、２位には８′３７″０８の松浦貴之（大塚製薬）が入り、３位には８′３７″４８の武田毅（スズキ）が入っている、全ての種目の代表は“６月２９日”の日本陸連臨時理事会のあとで発表される、参加標準記録AかBで優勝すれば文句はないが、A標準を出せば順位にかかわらずベルリンの代表は内定する、ううう～～～ん！楽しみ～～～！☆

明日２６日二日目にも男女合わせて１０決勝種目が組まれている、男子決勝の注目は高平と安孫子と藤光の三つ巴の戦いとなる男子２００mが１７：５０から始まる、決勝ではないが男子４００mHの予選が明日１６：１０から始まる、やはり為末大は出ないのだろうか？成迫の独壇場になるのは寂し～～～い！！

女子では福島と高橋の２強の闘いに２００８年まで日本選手権５連覇中の信岡沙希重（３２歳、早稲田大→ミズノ）がどこまで絡んでくるかが観所である、小生、アイドル顔の沙希重ちゃんが好きで～～す☆ファイトいっぱ～～～つ！☆女子１５００m決勝には吉川美香（パナソニック）と小林祐梨子（豊田自動織機）と山下沙織（ホクレン）の熾烈な争いになるだろう、小生、宗猛の長女・宗由利香（２４歳、旭化成）の走りにも注目したい、早狩実紀（みのり）の３０００mSC決勝も１７：００に始まる、この種目にマラソン代表に決まっている那須川瑞穂（アルゼ）が出場しているのが興味深い？・・・

明日から４日間ベルリン代表を懸けてJapan Chanpionship Hiroshima 2009が！ ２００９年６月２４日

昨日、古賀誠自民党選挙対策委員長がわざわざ宮崎県庁に東国原英夫知事を訪ねて来て９月に迫った総選挙出馬を正式に要請したらしい、宮崎県知事の任期を後２年残している東国原知事は『今の自民党が国民に幅広い支持が得られるような体質を変えていくことには興味がある』と前置きし、大胆にも２つの受託条件　まず1）として全国知事会（National Governors' Association、現会長・麻生渡　福岡県知事）でまとめられた地方分権に関する方針を自民党政権公約“マニフェスト”に織り込む、そしてそれを４年以内に実施すること（これは本音として４７都道府県の各知事が中央政権に切望するところであるが）・・・

また２）として衆参両議院数７２２人のうちのただ１人の議員になろうとは思わない、自民党が自分を次期総裁候補に挙げて選挙を闘う覚悟があるのかと提示した、これにはさすがの古賀選対委員長も絶句して、そのことを聞いたことにしたいと返答を濁したらしい、東国原知事は選挙協力の要請と聞いていたが出馬要請とは知らなかったらしく、小生この２条件提示は東国原知事の婉曲（えんきょく）的な拒絶と観た、６０年もの間政権に君臨しておきながらここに来て死に体になっているにもかかわらず自民党はいつまで政権に執着したいのだろうか、いいかげん潔（いさぎよ）く政権を一度、民主党を始めとする野党に明け渡す準備を始めて欲しい・・・

明日２５日（木）から２６日（金）２７日（土）２８日（日）までの４日間、待ちに待ったベルリン世界陸上代表を懸けた熱い戦い第９３回JAAF（財団法人日本陸上競技連盟、Japan Association Athletics Federations）日本陸上競技選手権大会が広島ビッグアーチ（広島広域公園陸上競技場）で男女とも全１９種目に渡って全国から優秀な年次ベスト（２００８年１月１日～２００９年６月１１日までの自己ベスト記録）を携えたトップアスリート達がエントリーして始まる・・・

小生今回は多くのB標準をクリアした選手はいるが世界で闘える世界選手権参加標準記録Aを突破した選手達の決勝レースに照準を合わせて選手達を追うことにする、現時点で今A標準を突破したアスリートが男女１２種目に２０名ほどいる☆☆男子１００m（１０″２１）には富士通コンビ１０″１３の塚原直貴と１０″２０の高平慎士（１０″２０）の二人がいる、男子２００m（２０″５９）には同じ２０″３１の高平慎士と２０″４８の安孫子充裕（筑波大）と２０″５８の藤光謙司（セーレン）の３人がいる・・・

男子４００m（４５″５５）には４５″１６の金丸祐三（法政大）がいる、男子１００００m（２７′４７″００）には２７′３８″２５の佐藤悠基（日清食品グループ）と２７′４１″７５の松宮隆行（コニカミノルタ）がいる、４００mH（４９″２５）には４８″６２の成迫健児（ミズノ）と我等のホープである４９″１７（２００８年６月２７日の日本選手権で出した記録）が生きている為末大（Asia Partner Fund）がいるが、何故かエントリーリストに為末の名前がない、どうしたんだろう？？エントリーが遅れたのだろうか？？来い！為末よ！！もう一花咲かすんだ！☆

男子棒高跳び（A標準：５m７０）では昨年の北京では残念ながら予選落ちした澤野大地（千葉陸協）が２００８年年次中に室内大会でギリギリの５m７０を跳んでA標準をクリアしている、ハンマー投げ（７７m５０）には北京五輪で８０m７１を投げ５位に入賞していた室伏広治（ミズノ）が２位と３位のメダリストの薬物違反のため３位銅メダルに繰上げされた功績と、２００８年６月２７日の日本選手権に投げた８１m８７が認められすでにベルリンが内定している・・・

女子A標準突破選手を観てみよう、女子１００m（１１″３０）には６月７日の島根スプリント挑戦記念会で２位１１″３２の高橋萌木子（平成国際大）と並ぶようにゴールし同級生対決を制して１位日本新記録１１″２４を樹立した福島千里（北海道ハイテクAC）がいる、高橋のA標準クリアも充分期待できる、５０００m（１５′１０″００）には１５′０５″３７の小林祐梨子（豊田自動織機）と１５′０６″０７の赤羽有紀子（ホクレン）の二人がいる、４００mH（５５″５０）には５５″４６の久保倉里美（新潟アルビレックス）がいる、３０００mSC（障害、９′４０″００）には９′３３″９３の早狩実紀（京都光華AC）がいる・・・

いきなり明日第１日目には１８：１５から始まるこの日イチ押しの女子１００００m（A標準３１′４５″００）決勝種目にはA標準突破者が６人も出場する、３１′０１″１４の福士加代子（ワコール）、３１′１５″３４の赤羽有紀子（ホクレン）、３１′２３″２１の絹川愛（ミズノ）、３１′３１″４５の松岡範子（スズキ）、３１′３１″９５の中村友梨香（天満屋）と３１′４２″８６の宮内宏子（京セラ）が参加標準記録Aを目指してしのぎを削る・・・

男子３０００mSC（A標準：８′２３″００）の一人者・岩水嘉孝（富士通）が年次ベスト８′２９″７５を上回り参加標準A突破が期待される決勝種目の他、もう一つ明日の注目の決勝種目が行われる、それはA標準記録突破者はいないものの、すでにマラソン代表を決め年次ベスト１３′２５″２４を持つ前田和浩（九電工）と１３′２６″３１を持つ上野裕一郎（ヱスビー食品）、それに年次は１３′４９″４２と悪いが自己ベストが１３′１９″００と群を抜いている竹澤健介（ヱスビー食品）が参加A標準突破を果たし代表権を争う男子５０００m（A標準：１３′２０″００）が１７：４０から始まる、竹澤よ！１位でA標準を突破して兵庫県人の意地を見せてやれ！ファイトいっぱ～～～つ！☆・・・

３日目と４日目の競技の模様はNHK総合で中継されるが、残念ながら明日の１日目と明後日の２日目の模様はNHK BShiでしか中継放送されない、スポーツニュースか新聞それともJAAFホームページに頼るしかない、JAAF HPに早く結果速報が入れば善いのだが・・・