ここ加古川も少し汗ばむ日もあるが1年で最も快適な新緑真っ只中の清清(すがすが)しく暮らしやすい季節を迎えている、先日サクラの散歩をしていると通りの向こう側を自転車に乗って4~5人の女子高生が何やらキッキャ喋りながらやって来た、耳を澄まして話しの内容を聴いてみると・・・
A:『あれ何?オナラ?』
B:『そうやで』
A:にたにたしながら『キャッ!ごっつい音!!』
どうやら1人の女の子がでッか~~い屁をこいたらしい、涼しい顔して女の子でもやっているんだな、サクラだって時々やるもんな・・・
昨夜サクラの様子が少しおかしいことに気が付いた、小生が寝る前に家内の足元に寝ているサクラを起こして庭を1周しておしっこをさせるが・・・玄関の上がり口に手をかけてなんだか上がるのを躊躇(ちゅうちょ)しているようだった、良く観察するとどうやら右の手首を痛めているようだった、朝は元気よく走って散歩に行ったのだが??・・・今朝はあんなに好きな散歩にも行こうともせず静かにしていた、少し心配だ、はとの里に連れていってレントゲンを撮ってもらう事も考えている・・・
最近editaのりんこさんから殆ど毎日モニプラ企画プロジェクトのお誘いがやってくる、小生このプロジェクト“あなたの愛する人は誰”ではなく“あなたの愛した人は誰”否(いや)“わたしが好きだった人”のテーマで応募することにした、今66歳の小生には特に愛する人はいない、家族以外は・・・
小生が中学2年のとき小生の直ぐ後ろの席に白いリボンとセーラー服の似合うお目目パッチリの“マリちゃん”が髪をいつもおさげに編んで座っていた、毎日毎日気になって気になってどきどき胸をときめかせていた、今思い出してもその時小生がマリちゃんに話し掛けた記憶がない、ただ彼女が小生の直ぐ後ろに座っていることだけが小生にとって大きな意味のある存在であった・・・昨今のマセくれた中学生のように告白するとかお手紙交換とか、増してや、お付き合いするとかはとんでもないことであった・・・そのまま時は過ぎていった・・・
当時神戸に住んでいた小生が23歳のとき久しぶりにJR加古川線にのって帰郷しようとしていた、すると偶然にも直ぐ近くに座っているマリちゃんと再会した、幸いにもマリちゃんも小生のことを覚えてくれていた、お互い言葉を数語掛け合っただけでマリちゃんは小生が下車する厄神駅の1つ手前の神野駅で降りて去っていった・・・
再会したマリちゃんのことが忘れられずに、中学の卒業アルバムを開き住所を調べ年賀状を出したらマリちゃんから返事がきた☆☆加古川市内のとある会社のOLをしていたマリちゃんと文通を続けているうちに、記憶が少し薄れているが初めて加西のフラワーセンターヘデートに出かけた☆☆手をつなぐこともなくただセンター内を二人で歩きまわり写真を撮ったぐいらだった・・・
2~3回ぐらいデートしたあとマリちゃんは小生を家に招き家族に紹介し手料理をご馳走してくれた・・・アッ!マリちゃんはひょっとしたら小生との結婚を考えているのではと!もしそうだとすれば結婚する気もないのにこれ以上・・・恐らく小生の早とちりだったかもしれない、小生当時学校を卒業してとある三宮にある貿易会社に勤めていた、セッセセッセ貯金をして学友3人でいつ帰るとも知れないアメリカへの冒険旅行へ旅立つ計画を立てていた、そのことをすべてマリちゃんに話した・・・
そのことを知った時、マリちゃんは悲しい顔をした・・・それからしばらくして小生はマリちゃんに会うことなく日本を脱出して行った・・・さようなら、マリちゃん・・・一度も手もつなぐことなくキスもすることなく、甘くせつない初恋、青春の1ページが閉じられた・・・約20年後中学の同窓会があった、そこにはマリちゃんの姿はなかった、彼女の女友達にマリちゃんの近況を聞くと、結婚して家族幸せに明石で暮らしているとのことだった・・・
小生、結婚して女の子を授かったらマリちゃんの“真理子”を頂いて命名しようと決めていたが我々には娘が生まれることなかった、小生心の底から真理子を待ち望んでいた、家内に冗談混じりで良く云ったものだ『真理子はまだか、真理子はまだか??』と・・・