Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

仙台、福岡育ちのワンジルが金メダルに輝く☆ 2008年8月24日

2008-08-24 17:02:14 | 日記・エッセイ・コラム

五輪deブログ♪ あなたのオリンピック記事大募集★

銀座キャピタルホテル

今朝スタート時の北京は快晴で気温24℃湿度52%夏季マラソンにしてはまあまあのコンディションであるが、時間が経過するに従い気温はずずずずんず~んと上がっていくことだろう、こんな日には日射を遮断する、虫などから目を保護する、周りの視線を遮断してくれるサングラスが欠かせない、昨日レース直前沢木陸連専務理事と高野日本代表監督から左股関節の痛みが取れず欠場の発表があった大崎悟史(NTT西日本)はそこにはなかった・・・

これまで夏季五輪マラソンでは2時間9分台の記録しか出ていない、栄えあるスタートラインに立った世界の86名のランナー達が日本時間8時31分15秒予定より少し遅れて、天安門公園から過酷な長~い旅路へ飛び出して行った、直ぐ片側5車線の大通りに出て進むとやがて右折して天壇公園ヘ向かっていく、スタートして直ぐ集団は割れ、仙台育英を卒業して福岡のトヨタ自動車九州に所属するサムエル・ワンジルが引っ張るアフリカ勢20人ぐらいの集団が飛び出してぐいぐいスピードを上げていく、画面にはタイムの経過は出るが距離の表示されない・・・

天壇公園の中の5km地点を・・・早い!!14′52″で通過するサバイバル高速レースの展開となる、尾方剛と佐藤敦史の日本代表はすでにトップから10秒遅れとなり15′04″で5kmを通過する、第1集団は早くもアフリカ勢の12人ぐらいに絞られ霧状に噴射されるシャワー・アーケードをくぐって行く、トップ集団は天安門手前に戻り10km地点を29′25″、5~10kmを14′35″と更にスピードを上げ高速レースは続く・・・

尾方は1′01″遅れ33位で、佐藤が1′25″遅れの47位で10kmをカバーする、ペースが少し落ちつつき8人ぐらだったトップ集団が何時の間にか12人に増えていた、15km地点を44′36″、この5キロラップを15′10″で刻んで通過していく、尾方は1′55″遅れの27位、佐藤がづっと遅れて2′56″差55位で通過している、給水の後ワンジルが少しスパートすると堪らずスペインのマルチネスが振るい落とされていく、そしてエジプトから独立したエリトリアのアスメロンとケニア大阪世界陸上金メダリストのキベト、エチオピアのケベデが後に置かれていった・・・

トップ集団はケニア勢2人(ワンジル、レル)とエチオピア1人(メルガ)、エリトリア1人(キフレ)、モロッコ1人(ガリブ)の5人となる、20km地点を59′10″、ペースがまた上がり5キロラップ14′33″で通過する、今年4月ロンドンマラソンで2°5′30″を記録したモロッコのグムリがトップから30秒遅れでとなる、トップが中間地点を1°02′34で通過していく、尾方が28位で3分遅れとなる、佐藤は戦意を失いどこかへ消えてしまった、もう彼の後を追うまい・・・

中断してはやメシ食って、これから18時から始まるオペラ通し稽古に出かけなければならない、See you later.・・・

10時過ぎに帰宅すると北京五輪閉会式が行われていた、次回2012年ロンドン五輪の文化の象徴・2階建てバスが鳥の巣のフィールドに入ってきて、屋根と上部が開き早替わりして緑のステージとなった、そこに女性シンガーと男性ギターリストが出てきて演奏し始めた、風呂のラジオからも素晴らしいスペクタキュラー・ショーが繰り返される閉会式の模様が伝わってきた、入浴後小生の職場である“神戸屋”のレーズンパンを食いながら11時まで閉会式を観てから自分の部屋に戻った、眠い、早くこのブログを書き終えて寝る事にしよう・・・

5人のトップ集団が25km地点を1°13′58″この5キロラップ14′48″で通過していった、気温は27.6℃となり熱さとも戦う高速レースが続いた、尾方が4分24秒遅れの26位の1°18′22″5キロラップ16′11″で25kmを通過する、1位集団は木陰の多い北京大学校内へ入っていく、遅れていったケニアのキベトがレースを止めてしまった、エチオピアのキフレが前に出て5人のトップ集団に仕掛けるもワンジルがついていく・・・

30km地点を1°29′14″、この5キロラップ15′16″で刻んで5人の1位グループは北京大学から精華大学へ入っていく、キフレとレルの足取りが重たくなってペースが上がるらず徐々に下がっていき、優勝争いはメルガとワンジルとカリブの3人に絞られた、以前と2時間5分台の高速レースがつづく・・・

35km地点を1°44′37″、この5キロラップ15′23″とちょっとペースが落ちて2時間6分台のゴールタイムとなる、ここで美しい光景を目にした、スペシャルを取り損ねたワンジルにエチオピアのメルガが自分のスペシャルを手渡した、ワンジルは軽くてを挙げて会釈してそれを飲んだ、その直後ワンジルがスパートした、ガリブは着いていこうとしたがメルガが後に置かれていく、やがてその差が見る見る開き50mとなる、ケニア生まれ日本育ちワンジル(21歳)の金メダルが確実となった・・・

ワンジルは左へカーブを切ってオリンピック公園へ入っていく、カリブとの差が更に開き100mとなる、40km地点をワンジルは1°59′54″、5キロラップ15′17″で通過していく、2時間9分台のオリンピックレコードを塗り替える事は間違いない!☆やがてワンジルは両手を高く上げて気温29℃熱気ムンムンの国家体育場“鳥の巣”の中へ吸い込まれていく、トラックに現れると大きく左手を挙げてから手をを叩いて喜びを表した・・・

カリブもトラック入ってきた、ワンジルは第3コーナーからホームストレイトヘとラストスパートをかけ、ななな~~んと2°6′32″という素晴らしい夏季オリンピックレコードでゴールを切りケニアに今大会初の金メダルをもたらした☆☆続いてモロッコのカリブが2位銀メダル2°07′16″でゴールする☆実に夏マラソンの常識を覆(くつがえ)す、想像を絶するサバイバル高速レースであった、そしてしばらく経ってメルゲとケベデのエチオピアの2人がトラックの中に入ってくる、バックストレートでケベレがスパートしす~~~と4位となるメルゲを抜き3位銅メダル2°10′00でゴール☆☆5位にレル(ケニア)→6位にロスリン(スイス)が→7位にアスファウ(エチオピア)→8位にアスメロン(エリトリア)が続いた・・・

ワンジルがケニアの国旗を纏いウイニングランしている横に、後半粘って追い上げた尾方が現る現る♪フニッシュに向かい13位2°13′25″で北京五輪を終えた、佐藤は未だに現れず、間もなく午前11時のニュースに入る、トイレのラジオから最後尾76位で40kmを通過した佐藤が鳥の巣に近づいている旨を伝えていた、ニュースが終わり佐藤がトンネルをくぐり坂を登りトラックの中へ・・・1キロ4分ぐらいのペースでゴールへ向かっていく、場内から中国語で『シャーヨ!!シャーヨ!!(ガンバレ)』のエールが贈られた、やがて佐藤は76位2°41′08″のゴールを果たした、10人ものランナー達がリタイアしたことになる・・・

ワンジルはレース後のインタビューに流暢な日本語で『僕は日本で我慢する事を学んだ、応援してくれた多くの人達に感謝します』と、あんたは偉い!☆・・・

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コメント
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