幕内の結果（十三日目）

●毛呂乃（12－1）

　地球を飛び出し、月のまわりを周回している毛呂乃。そもそも月だと「朝」という概念はどうするのかなど、地球外を土俵にすることを想定していなかっただけに、協会も混乱状態だが、「とりあえず勃起はしてますか？」と交信を試みると「とりあえじません　たちません」と返信が。どのような事態になっているのか確認がまだとれないが、血流が変わってしまったのか、あるいは重力が弱まったことが影響しているのか。地球を越えて宇宙進出の第一歩、まだまだ宇宙には慣れていないのかもしれないが、適応力も尋常ならざる理事長、明日からどうなるか。

 

●玉椿（4－9）

　今日も今日とて夜勤にいそしむ。「仕事中やたら眠くてね、休憩時間はほんとに待ち遠しかったよ」と苦笑い。休憩室のいすに腰掛けたとたんに一気に眠りに落ちて、短時間ながらも熟睡。この眠り方ならもしかしたら勝てるかも……と期待を持たせたが、けっきょくまらには反応なし。勝負には負けたが「ここまで熟睡できたのはひさしぶりだね」とすがすがしい笑顔。

 

○金精山（8－5）

　「寝ていて小便をまき散らす夢を見ている時は間違いなく白星。精子を飛ばせない代わりか？」と不思議な勝ち方。話をきいた玉椿理事も「小便をする夢をみると寝小便するってのはありがちだけど、勃起するってのは珍しいね。どういうメカニズムなんだろうね」と首をかしげる。いずれにせよこれで勝ち越し。カド番脱出だ。