○毛呂乃(10-0)
日が変わる寸前まで連絡のなかった毛呂乃。「蹴り入れたの!」と蹴られて腫れ上がったまらをさする。1月17日は「今月今夜の月の日」。尾崎紅葉『金色夜叉』で貫一がお宮に蹴りを入れた日とあって、毛呂乃教の信者たちに入れ替わり立ち替わり、まらを蹴ってもらっていた。鉄砲柱かサンドバッグか、という勢いで蹴り続けられ、怪我なのか興奮なのか、みるみる腫れ上がっていくまら。周りにも「蹴られな?石みたいに立っていいし」とおススメしているが、こんなので喜ぶのは毛呂乃だけだろう。
●金精山(8-2)
「油断していたか」と一言だけ。優勝争いから大きく後退する黒星、よほど悔しかったのだろう。
●玉椿(3-7)
今場所はバイトの愚痴ばかりが多いが、唯一のたのしみが休憩時間に食べる自作弁当。得意な弁当は?との問いには「のり弁」とのこと。弁当箱にごはんを盛り付けて、かつおぶしと塩昆布をパラパラと巻いて味付けのりをかぶせる。さいごに冷凍食品のからあげとちくわ天と出来合いのたくあんを上にのせる。こうやって言語化してみると、こんな質素な弁当しか生きるたのしみがないとは、みじめである。なるほど勝てないのも道理である。
●大太刀(8-2)
上司から詰められて完全に意気消沈したらしく、酒を飲む元気すらない。まらにも反応がなく、取組後のコメントも拒否。こういうときこそ、まらには元気を出してほしいのだが、そのあたりの不器用さが若さか。
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