<三段目>
●金精山(6-1)
今場所絶好調。ここまで全勝で、千秋楽に三段目優勝のかかる金精山。体調もよく、気合もじゅうぶん、勝ちたいという気持ちを抑えきれず、ゆうべは居ても立ってもいられずに、睡眠時間を削って早朝まで熱心にシコをし続ける。しかし、それが裏目にでた。「大量に発射したせいかどうにもまらに元気がなく、うんともスンとも言わず……」と肝心なところで力を出せず、ほぼ手中にしかけていた優勝がするりと手から零れ落ちてしまった。ふだんのペースを守って早めに就寝していれば、と悔やんだところですでに手遅れ。痛い黒星に「実に残念です」と言葉にならない。
●播潟(5-2)
「勝った日に報告すれば全部勝てるかと思ったんですが、なかなか勝てなくて」と恥ずかしそう。けっきょく場所中5回しか勝てなかったというわけか。今場所はひさびさに好調だと思ってみていたが、それも錯覚だったようで、ファンのあいだからは失望の声。玉椿理事も「協会としては意図的にルールに穴を開けていたわけなので、どうせ穴を突くなら、ちゃんと勝ってほしかった」と手厳しい。
<序二段>
●河豚狸(2-5)
「前日、筋肉痛だったらしく、タイガーバームを塗ったそうです。で、もののついでに玉を冷やそうとフグリにも塗ったと。本人曰く玉が風邪を引いたらしいです。正直、馬鹿じゃなかろうかと思いました」と股間がすーすーしてのたうちまわる河豚狸さんを、蔑んだような目で見下しながら、冷たく罵る茶柱親方。情けない夫を罵りたくなる気持ちもわかるが、筆者(玉椿)は以前『性器にメンソール系の軟膏(たしかメンソレータム)をぬったら癖になってしまった』という内容の小説を読んだことがある。性器にメンソールは、ある意味男のロマン。温かい目で許してあげてほしい。
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