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幕内の結果(十四日目)

2015-03-21 18:00:00 | 取組結果

○玉椿(12-2)

 「ほんとは毛呂乃対策に集中したいんだけど、べつな用事が入っちまってね」と早起きしてあわただしく支度をはじめた玉椿理事長代行。「きゅうにやることが増えて目が回りそう」と言いつつも「めしだけはちゃんと食うようにしてるから大丈夫だよ。きのうの夜はジャーマンポテト・厚揚げをグリルで焼いたの・きんぴらごぼう・大根と油揚げのみそしる。けさはルノアールで人と会うんでそこでモーニングセットでも食うよ」。まあ、それだけ栄養がとれていれば大丈夫だろう。

 

○毛呂乃(14-0)

 「早漏すぎるだろっ!」 

 毛呂乃の悔しそうな声が響く。玉椿・播潟・一本糞・汚痔・蒼狼と連破して、もはやまらずもう界に敵なし、つぎのターゲットには大相撲界の大横綱・白鵬を選んだ毛呂乃。能面のような端正な顔つき、つきたての餅のような白くしなやかな肌が取組が始まるとともに徐々に汗ばみ桜色に染まっていく様子。そしてバランスのとれた力強い筋肉。美しく完成された白鵬の肉体に見惚れて、きのう満を持して溜めこんだ波動エネルギーをうっかり漏らしてしまったのだ。

 毛呂乃の波動エネルギーをもろに食らった白鵬も、もちろんただでは済まない。ここまで守ってきた全勝に土がつき、千秋楽を待たずに毛呂乃に優勝を許してしまう。

 しかし、毛呂乃の目標はまらずもうでの優勝などというちっぽけなものではない。あくまでも世界を破壊すること。相撲取りの肉体ににうつつをぬかし、目的を見失ってしまった自分自身の油断に腹が立つ。「早漏すぎるだろっ!」の怒号には、そんな悔しさがにじみでていた。優勝インタビューをしようと集まった報道陣に対しては、

 「レンコンの使用で忙しい!」

と怒鳴りつけ、作戦を練り直す毛呂乃。あすの千秋楽はレンコンをつかった作戦にでるらしい。レンコンには八つの穴があるが、ヤマタノオロチのようにまらを八本に分裂させて戦う作戦だろうか。人類はいちどは白鵬に救われたが、つぎはどうやって毛呂乃を止めるのか。また、「わしが毛呂乃を止める」とのメモを残して行方をくらました大黒柱理事長の動向は? 人類の存亡をかけた最終決戦がいよいよはじまる。

 

○蒼狼(8-1-5)

 きのうは毛呂乃のまらの中でのほほんと別荘生活を楽しんでいた蒼狼だったが、一晩たってあたりを見回してみると毛呂乃の体液まみれ。「ここはどこ?? からだがとけはじまました」と不安そうな表情で朝を迎える。このままでは毛呂乃の精液と一体化してドロドロになってしまいそうな絶体絶命のピンチ。しかし、持つべきものは同郷の友。毛呂乃が白鵬に興奮して射精したタイミングを利用して、なんとか脱出。同じモンゴル出身の白鵬に命をたすけられる形となった。

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