― きょうは播潟さんにお話をうかがいます。
(播潟) 「よろしくお願いいたします」
― 先場所はなんと全敗。ひとつも勝てませんでした。身体がお悪いのですか?
(播潟) 「体調は悪くなかったのですが、『なにがなんでも勝つ』という気合が足りなかったかもしれません。勝った日だけ報告するとか、布団のなかで粘るとか、いろいろ手はあったのですが、実力もないくせにきれいに勝とうとしたら、このありさまです」
― 現在のまらの調子はいかがでしょう?
(播潟) 「もうすこし涼しいほうが好きなのですが、調子は悪くありません。先場所負けまくったのもどちらかといえば作戦ミスが原因ですし、さすがに二場所連続全敗はしないと思います」
― 三段目に陥落して、ご自身がお持ちの三段目在位記録を19に伸ばしました。最も三段目に詳しい男として、この地位への思い入れなどがあればお聞かせください。
(播潟) 「いや、なに言ってるんですか。幕下復帰が目標ですよ」
― さて、場所直前のゴールデンウィークは調整の意味でも大切な時期です。どのように過ごされていらっしゃいますか?
(播潟) 「なんやかんや仕事はあって出勤したりしなかったり。貧乏ひまなしってやつです」
― 五月と言えば「風薫る」というフレーズがよく使われます。金精山さんは「栗の花の香りを思い浮かべる」とのことですが、播潟さんは「風薫る」という言葉からどのような香りをイメージなさいますか?
(播潟) 「田舎では夏野菜の畑づくりがはじまる時期ですよね。生ぬるい風に乗って馬糞のにおいが漂ってくるような語感がありますね」
― さいごに今場所の意気込みをお聞かせください。
(播潟) 「先場所は中途半端な相撲をお見せしてしまいました。今場所はもうすこし勝ちにこだわって、勝ち越しが目標です」
― 三段目・播潟さんでした。本日はありがとうございました。
(播潟) 「ありがとうございました」
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