毛呂乃一門大暴れ

　まらずもう九州場所の初日も近づき、力士たちも最後の調整に余念がない中、とくに気合が入っているのは、先場所玉椿に優勝を奪われた毛呂乃。とくに今週に入ってからは、毛呂乃教の信者たちが「今場所は優勝の奪還を」と各地で派手に活動するのが目立ってきた。

　月曜日は、京都で配送業アルバイトの56歳男性が、20代女性を車の運転席に引きずり込んで、35分間にわたって足の裏をなめ続け、強制わいせつの容疑で逮捕。

　水曜日には、アメリカ大統領選で、ポルノビデオに出演した経歴をひっさげた泡沫候補、ドナルド・トランプ氏が圧倒的不利との下馬評を裏切り大逆転勝利。

　おなじく水曜日の夜、東京・江東区ではニット帽をかぶった全裸男が公園に出没。

　きのう木曜日は、東京・江東区にある玉椿のバイト先の壁に男性器を精密に描いた落書きが発見される。

　……など、毛呂乃教徒のしわざと思われる事件が相次いで起きている。ひとつひとつの被害の度合いは小さなものばかりだが、こう連続して事件を起こされると、すこしイラっとくるのも事実。日本まらずもう協会に対しては各方面から抗議の声が相次ぎ、玉椿理事が毛呂乃理事長に対して「よそ様にあまり迷惑はかけないようにしてくださいよ」と注意したところ、毛呂乃は「はあぁ」と大あくび。性的いたずらに夢中で、人の話を右から左に聞き流してしまう。

　世間の抗議の声と、やりたい放題の毛呂乃理事長との板挟みとなった玉椿理事、「ほんと、かんべんしてくれよ」と疲れ切った表情になっていた。