○毛呂乃(14-0)
秋場所は苦手との下馬評を覆し、ここまで全勝を保っている毛呂乃、14日間共に戦ってきた我が手を見つめ直し、ぢっと手を見る。「改めて見直し、手見るとひどい。勝ち星ばかり」。常にまらを叱咤激励してきた手は、吐き出した勝ち星ばかりでベタベタ、ひどいことになっている。それでもあと2日、手が休むことはなく、「2度ね、してました」ときょうも2回の高速しごきで圧勝。体制はネコ側のイメージが強い毛呂乃だが、今場所は相撲の幅も見せ「タチ?回せ!ん?」とタチでも構わない、どんどん相手を連れてこいと言わんばかり。だんだんと秋めいてきたこともあり、キノコ狩りにも力が入る。「キノコ狩りの男、ってどこかで聞いたような」といいつつ、きょうも元気にキノコを振り回しながらキノコ狩り。
○玉椿(13-1)
けさも仕事で4時半に起床する玉椿。「夜中、眠れなくて、ついついアニメ見はじめちゃったら、やめらんなくなってさ。寝たの2時すぎだよ」と朝から眠そうな顔。しかし、立合いが乱れてもなぜか勝ってしまうのが、今場所好調のあかし。むしろふだん以上の勝ちっぷりで13勝目。「すごいですね、よく勝てましたね」と驚く報道陣に対しては、「ま、単なる疲れまらだよ」とそっけない。いずれにせよ、毛呂乃を1差で追走し、逆転優勝にのぞみをつないだのは立派。
○金精山(4-10)
きのうよりは調子がいいのか「あと一歩を越せて、まあ満足」と白星判定。今場所はなかなか勝てず「今回はまあこんなもんかと」と、やや投げやりぎみの発言も。いよいよあすは千秋楽。最後くらいは悔いの残らないような相撲をとってほしいところ。
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