<十両>
●金精山(10-4)
勝てば十両優勝という大一番。プレッシャーがかかると身体はかたくなるが、まらは逆に柔らかくなるのが人体の不思議なところ。極度の緊張のためか「残念ながら反応なし。稽古不足を感じる」といいところなく敗れて、がっくり。報道陣も「きょうの優勝はお預けか、千秋楽に期待するしかないな」と帰り支度をはじめていたところ、十両トップの大砂嵐、小柳がともに敗れて5敗目を喫するという大波乱。棚ぼた式に金精山に優勝が転がりこんでしまった。「うわー、まさかこんな展開とは」「えー、金精山にインタビューせんと」「金精山、帰っちまったんじゃないか」と油断しまくっていた記者たちは大混乱。
<三段目>
○播潟(3-4)
負け越しが決まってからはプレッシャーから解放されたのか、のびのびとまらずもうをとっている印象のある播潟。けさも播潟らしからぬ豪快なまらずもうで3勝目。きょうの金精山の負けっぷりいい、まらずもうはつくづくメンタルのスポーツだと感じる。
○明う烏(3-4)
いきなり4連敗したときはどうなることかと心配された明烏だが、少し落ち着いたのか3連勝で場所をしめくくった。「不調の中、とりあえず白星で終われて良かったです」と笑顔も見せ、これから新宿にいって女装するとのこと。
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