― きょうは幕下・琴金舟さんにお話をうかがいます。あけましておめでとうございます。
(琴金舟) 「新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。」
― ところで、年末の有馬記念はどうでした?
(琴金舟) 「有馬もその前日の中山大障害も取りました。有馬は抜け目、大障害はヒモ荒れなのでそこそこの配当だったのですが、他のレースが全然奮わなくて数千円しか儲かりませんでした。」
― 有馬記念というと、私のように競馬に詳しくないおっさんからすると、オグリキャップのラストランとか、トウカイテイオーの復活劇とかくらいしか知らないのですが、琴金舟さんのなかで印象的なレースがあれば教えてください。
(琴金舟) 「97年のシルクジャスティスの時が一番印象に残ってますね。あれを見て競馬に興味を持ったようなもんですから。幼少期から何見てんだよって話ですが。あとはやっぱりディープインパクトの03年。凱旋門賞での失格のうっ憤を晴らす見事なレースでした。これと前年のハーツクライの02年はセットで語るべきでしょう。どっちも熱いレースだった。」
― 話はかわりますが、大相撲界ではまた力士の賭博問題が起きて、協会が揺れていますね。どう思いますか?
(琴金舟) 「紫雷関、いや芝さんと言ったほうがしっくりくるな。彼がかかわっていた疑いがあるのは残念至極。彼には注目していたのですが…」
― 琴金舟さんご自身の話に戻しましょうか。お正月はどのように過ごしておいてでしたか?
(琴金舟) 「年末年始でいいですか?年末の忘年会ラッシュで2日の夜まで死んでました。そして初詣で神田明神に行って、屋台の沢の鶴の熱燗飲みすぎてどえらい事になりました…美味かったがためにやりすぎてやんの…」
― 納得のいく稽古はできたでしょうか? 差しさわりなければ稽古内容などもお聞かせいただければ。
(琴金舟) 「稽古はまずまずです。申し合いメインで一日の量は少ないながらも継続してできています。今日(1/3現在)で仕上がり八分くらいです。栄養状態も問題はないです。が、仕事で忙しいのとうまくいかないのでメンタルの方に不安がかなりありますね…途中休場だけは避けたいですが、事と次第によってはあり得ない話でもないのがつらいです。今場所は幕下26枚目ですし、4勝では15枚目以内に届かないでしょう。5勝でも結果待ちで微妙なところ。多分16,7枚目で止まりそうな気がします。番付運が悪くなければ6勝で上がれるかなくらいなので、全勝するくらいの意気込みで行かないとダメですね。1敗していいって考えたらズルズルいってしまうので。」
― さいごに今年の抱負をお聞かせください。
(琴金舟) 「今年中には十両に上がりたいですね。いや、上がりますって言い切ったほうがいいでしょうか。出来たら幕内まで上がれたら完璧です。」
― 琴金舟さんのお話でした。ありがとうございました。
(琴金舟) 「ありがとうございました。…まいったな、正月は飲み屋がやってないのが困るんだよなあ…」