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夏場所をふりかえる

2021-05-27 10:00:00 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

― きょうは玉椿理事に夏場所を振り返っていただこうと思います。おつかれさまでした。

(玉椿) 「めずらしく仕事してるからね。ほんとつかれたよ」

― え? らくな仕事だと聞きましたが。

(玉椿) 「眠れないのがつらいんだよ。昼間に寝ようと思っても なかなか寝つけるものじゃないし」

― ちょっと眠いくらいで、べつに困らないでしょ?

(玉椿) 「疲れると文章の精度が落ちるよ。たとえばさ、この記事なんか、夜勤明けで眠気をこらえながら書いたんだけど、文の語尾がぜんぶ『ました』になってるだろ。読んでてリズムが悪くて気持ち悪い文章だよね。脳みそが普通の状態ならこんな書き方しないはずなんだけど、頭が働かなくなるとこういう悲惨なことになっちまうんだね」

― 直せばいいじゃないですか。

(玉椿) 「まあ、意味は伝わるから、べつにいいかな、と思って」

― 意識が低すぎますよ。

 

― そんなことはさておいて、金精山関の横綱昇進が決まりました。

(玉椿) 「二場所連続優勝だからね。そりゃ文句なしの横綱だろうよ」

― 金精山関の相撲ぶりはどのようにご覧になられていましたか?

(玉椿) 「序盤戦は体調が悪かったみたいだけど、そこで粘りがきくのが強みだよね。大きく星を崩さないことで、終盤の逆転劇につながったわけだしさ」

― 終盤に尻上がりに調子を上げていきました。

(玉椿) 「完全に本調子じゃなかった気はするけどね。安定感は抜群だよね」

― ただ、千秋楽に意外な黒星で、決定戦になってしまいました。

(玉椿) 「あれな。本人はわざと負けたわけじゃないって否定してるから、そういうことにしておくけどさ。決定戦という大舞台で毛呂乃と戦いたいって気持ちはずっと持っていたんじゃないかね」

― 金精山関にとってははじめての決定戦ですしね。

(玉椿) 「ただ、毛呂乃は決定戦があんまり好きじゃなさそうなんだよね。日曜日は仕事だから、昼寝ができないだろ。毛呂乃にとっては力の出し切れない決定戦になったんじゃないかね」

― あ、なるほど。そういうことを考えて、決定戦の報告締め切りを翌朝に延長したんですね?

(玉椿) 「いや、それはぜんぜん関係ない。わしが夜勤で在宅してないから。しかたなく」

 

― 毛呂乃関と金精山関のデッドヒートをよそに、玉椿関本人はあいかわらずの低空飛行でした。

(玉椿) 「あのな、今場所はめちゃくちゃ調子がよかったんだ。たぶんここ数年でいちばん内容がよかったぞ」

― でも、8勝7敗ですよ。大関ならせめて9勝6敗はしてもらわないと。

(玉椿) 「夜勤のあった日と、夜勤に入る直前の時差調整の日は負けたけど、それ以外はぜんぶ勝ったんだぜ。これが幕下だったら、7戦全勝の幕下優勝だ。夜勤がない日は負ける気がしなかった」

― 7勝7敗で千秋楽迎えたときはだいぶプレッシャーを感じていたと思うのですが

(玉椿) 「いやだからさ、ほんとに負ける気がしなくてさ。前夜に缶ビール2本と缶チューハイ1本あけて、そのまま寝ちまったんだけど。翌朝はちゃんと勝っていてさ。自分でも『ほらやっぱり勝った』と思ったくらいだ」

― では夜勤がなければ全勝優勝だったと?

(玉椿) 「んー? そこまでじゃないな。たぶんどっかで負けてたよ」

 

― 下位の力士で印象に残った力士はいらっしゃいますか?

(玉椿) 「巨砲の相撲内容がすごくよかった。結果報告をそのままコピペするだけで記事になりそうな力士って、摩羅の川以来かもしれん。あれはありがたい。相撲内容もわし好みの正統派のすっきりした相撲だし、このまままっすぐ成長してくれればいいな」

― あまり他人をほめない玉椿関がめずらしく手放しで大絶賛ですね。

(玉椿) 「実力的にも十両までは順調に出世しそうだね。あとは十両にあがったときに、『毎日報告しつづける』って壁があるけど、それさえ乗り越えてくれれば、いい力士になりそうだ。いまいちばん楽しみな力士だ」

 

― では夜勤がんばってください。

(玉椿) 「おう、んじゃ夕方まで寝るわ。おやすみ」

 

 

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