○毛呂乃（1－0）
初日早々、案の定かなりの発熱を見せ気温はぐんぐん上昇。それでも本人は「うむ、きわめて平凡」とまだまだ余裕、手の内を一切見せないままの静かな立ち上がり。それでも早くも妨害工作には余念がなく、綱獲りの金精山の下痢を引き起こす周到さを見せる。下痢の時にはどのような対処をすればよいか、と尋ねられ、「全部出してしまうのがよいかと」とにんまり。金精山が後ろから全部出してしまうのを見たら、毛呂乃は前から全部出してしまうに違いない。頂点を賭け、両者が互いの尻を追いかけ合う戦いが、今場所も始まった。
○金精山（1－0）
「前日夜突然の激しい下痢。楽しみにしていた稽古を諦めざるを得ず、体重も1キロ減。今までなら仮眠した程度でもギンギンにおっ勃っていたまらが、徳俵に足を乗せてようやく踏ん張れたかという程度の反応」といちおう勝ち判定にはしたものの、内容的にはほぼ負けに近い大苦戦。「いくらスロースターターとはいえ、これはあり得ない…と再考していて、ふと気づく。これが毛呂乃関の呪いかと。別に横綱になろうとは思っていないので、呪いは勘弁してほしい。毛呂乃関が理事長ではなく、横綱ならまだ張り合いがあるというものだが。今度、毛呂乃関横綱就任を嘆願してみるか」ともう毛呂乃が気になって仕方がない。
○玉椿（1－0）
「木曜の夜から夜勤生活になるので、それまでにできるだけ白星を稼いでおきたいんだよね」という玉椿。けさは「目を覚ましたのが4時前だったんだけど、勝ってたからさ」とフライング気味の立合いで、強引に白星を拾った。きょうは両大関ともに相撲内容が悪く、連続してひどい相撲を見せられたファンからは「相撲ぶりがきたねえぞー！」とブーイングも飛んだが、玉椿は「うるせえ、目が覚めちまったもんはしょうがねえだろ」と開き直って逆切れ。
