幕内の結果（初日）

○毛呂乃（1－0）

　「二人とも早起きですね」と、本人・まらともに早朝からしっかり目を覚ました毛呂乃だが、巨大な山のように雄々しくそそりたつまらを前に「どこまで続くのかこの絶望の道は」と浮かない顔。一本糞親方が「毛呂乃教を開いて信者を増やし、今は順風満帆じゃないですか」と慰めの言葉をかけるも、毛呂乃は、そういうことではない、と首を振る。快楽の道を追求し、どれだけまらを刺激しても、荒ぶる性欲は収まることがない。抜いても抜いてもすぐに勃起の繰り返し。無間地獄のような勃起の毎日に、煩悩から解放される日は来るのだろうか、とふとため息が出た模様。天才には、われわれ凡人には伺い知れぬ悩みもあるらしい。

 

○玉椿（1－0）

　きのうはスポーツジムでほどよく汗をながして、けさはすっきり快勝。「ジムにスポーツ系や健康系の雑誌がいろいろ置いてあるんだけどさ、『Tarzan』の最新号が睡眠特集でさ。場所前にこりゃタイムリーな特集だわ、とおもってバイクこぎながら眺めてたんだよ」と玉椿。「まらずもうに役に立ちそうな記事はありましたか？」ときかれ「うーん、直接役に立ちそうな情報はなかったけどね、睡眠日誌をつけてみようって記事は気になったね。2週間分の記録用紙が付録についてるんだけどさ、まらずもうの本場所もだいたい2週間だろ。わしがまらずもうの記録つけてる経験上も、だいたい2週間記録つけると、いろんな傾向が見えてくるからね。そういう意味ではわかってる記事だと思うよ」とのこと。

 

○金精山（1－0）

　「俺のまらを見ろ！」とマクロス７の主人公の決め台詞のようなことを叫びながら布団から出てきた金精山。場所を迎えてのより熱の入ったシコの結果が見事に実を結び、股間のファイアーボンバーをつい誰かに見せつけたくなったらしい。いきなりの奇行に周囲はやや逃げ腰だが、元気なのはよいこと。この勢いで最後まで突っ走れれば実力も本物である。

初日協会御挨拶

　いよいよ九州場所も本日が初日。「ファンのみなさまに一言ごあいさつを」とうながされた毛呂乃理事長。観客席のファンをぐるりと見渡して、

　　バラエティーがありすぎるホストたち(笑)

と呼びかける。ふがいない力士たちばかりを相手にするのにも退屈してきたのか、ファンのみなさまをホスト扱いして、「わしをもっと楽しませろ」ということだろうか。観客たちが理事長のお言葉のつづきを固唾をのんで見守る中、毛呂乃理事長から発せられた言葉は、

　　11月はとりあえず「いい●●の日」ですね

　おそろしげな表情でにやりと笑う。とくに「●●」と伏せ字になっているのが怖い。卑猥すぎて発言するのも憚られるということだろうか。11月は毎日を卑猥な記念日にしてやる、という堂々たる宣言。ファンも力士も戦慄しながら、理事長の言葉を受け止めていた。