― 先場所は14勝1敗で堂々の優勝。綱取りがかかる大関・玉椿関にお話をうかがいます。また綱取りですね。
（玉椿） 「あー、11月は勝てねえよ。昼夜逆転するもん」
― また夜勤ですか？ 寿命縮めますよ。
（玉椿） 「しょうがねえたろ、給料いいんだもん。短期間さくっと稼いで、しばらく寝て暮らす、のサイクルで生きてるんだよ」
― よくそうやって短期間いっきに稼いだあと、しばらく物価の安い台湾とかタイとか行くひとの話はききますが、ひまなときに国内で寝てるだけってのはやる気なさすぎじゃないですか？
（玉椿） 「なに言ってんだよ。この30年で、日本は給料も物価も安い後進国にもどってるんだせ。物価水準なんてタイとそんなにかわらんよ。いつまで先進国のつもりでいるんだよ」
ー だったら、なおさらいっしょうけんめい働いてくださいよ。お国のために。身を粉にして。
（玉椿） 「だから、こうやって『まらずもう』という消えゆく伝統文化を残すためにがんばってるんじゃねえか。お国のためにさ」
― いずれにせよ、今場所は昼夜逆転するから、あんまり勝てないし、ブログの更新もおくれがちになる、と。
（玉椿） 「まあそういうことだ。話が早くて助かるよ」
― ブログの更新とか、だれかに手伝ってもらったらいいのでは？
（玉椿） 「そうだなあ。もし、まらずもうに興味があるひまな大学生とかいたら、marazumou@gmail.comまで連絡くれよ。よろしくな」
― さいごに今場所の目標をうかがいたいのですが…、あと7勝で幕内通算500勝という記録がかかっています。これはさすがに今場所中に達成できるでしょうね？
（玉椿） 「あー、なるほど。7勝かあ。なかなか微妙なラインだねえ。達成できるようにがんばるよ」
― そこは、『7勝？ なにいってんだ、目標は優勝して綱とり』くらいは言ってほしいところだったのですが。
（玉椿） 「あはは、むりむり。勝ち越しもあやしいぜ」
― きょうは玉椿関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
（玉椿） 「どうもね」
