○毛呂乃(1-0)
いよいよ始まった初日、綱獲り大関が早くも敗れる中「ギンギンでしたよ」と格の違いを見せつける。「その後、すぐシ、BOM！」と、ギンギンで目覚めた直後、すぐに実戦投入、すぐに暴発。目にもとまらぬ速攻相撲で初日の幕開けは上々、「いい！真下が！」と下から突き上げられながら勝利の雄叫びをあげ、早くも独走しそうな勢い。
●玉椿(0-1)
けさは仕事の都合で朝4時起きだったという玉椿。「夜中の0時ころにいちど目が覚めたときは勝っていて、こりゃやばいなあ、って思ったんだよ。起きたらあんのじょうだよ」と、タイミングを外されていきなり綱とりに黄信号。「綱とりかかるととたんに弱くなるって、まるで稀勢の里みたいだな、ってもう言えないんだよな」と苦笑い。
○蒼狼(1-0)
ぜいきんとの戦いも大詰め、苦戦ぎみなのか「やばいよやばいよ」と焦っているようす。書類の山に埋もれているうちに、数字に欲情するようになってしまったか、けさは見事な勃起。まずは幸先よく白星スタート。
<十両>
●金精山(0-1)
「夜勤明けの状態は疲れマラでギンギン。これはいけるか！？と思いきや、寝た後の状態は疲れすぎて無反応」と疲労が抜けていないにもかかわらず、「稽古不足か。これから猛稽古あるのみ」と起きたとたんに稽古しようとする。まったく、どれだけ稽古が好きなのか。
初日協会挨拶のため土俵に上がる毛呂乃理事長。土俵下の関係者たちは、理事長が今場所はなにを言い出すかと戦々恐々と見つめる中、
「寒暖入り乱れる春のこの頃、お体にお気をつけください」
と、いたって普通の挨拶。
あまりに常識的なコメントに、関係者たちも毛呂乃の意図が理解できず、「毛呂乃調子悪いの？ 悪いものでも食べた？」「きっと裏の意味があるんだよ。きっとなにかの暗号になってるんだ」とみんなで首をかしげる。ここで、一本糞親方が「御気をつけろ？ 御気とは、毛呂乃の念波かなんかか？」とコメント。一同「なるほど」と毛呂乃の真意を確認しにいくと、毛呂乃は
「操作系の念能力！」
とのこと。さすが高校時代からの親友とあって一本糞親方の推測は正しかったようだ。
