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夏場所の見どころ

2016-05-07 10:00:00 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

 ことしもやってきたまらずもう夏場所、今場所もやはり最大の注目は理事長・毛呂乃。理事長昇進以来負け知らずで勝ち続け、現在46連勝中。4日目まで勝ち続ければ史上4人目の50連勝、というのが序盤の見どころか。理事長昇進以来、圧倒的かつ安定した相撲で白星を重ねており、場所中に60連勝の大台に乗る公算も高い。各力士をイカせつつづけ死に追いやると予告しており、今場所も凄惨な責めがみられそう。また現在7連覇中で、今場所優勝して8連覇となれば大相撲まで視野に入れても前人未到の領域に踏み入ることになる。入門も引退もこの5月場所であり、毛呂乃にとっては様々な節目の場所。節ばった指を駆使し、どんな技を見せ、どんなふうに世間を騒がせるのか。50連勝、60連勝、そして8連覇へ、準備万端で土俵に向かう。
 対抗力士は蒼狼が十両落ちしたため、玉椿の心もとないまら1本と、非常に心もとない。5月は陽気もよくなり仕事もないため例年好調な玉椿。先場所も毛呂乃と優勝を争い14勝と、実は大相撲で地味に綱獲りのかかる稀勢の里同様、今場所の成績次第では横綱の声が懸かりかねない。気候的にも仕事上も最高の環境のため、今場所も毛呂乃の独走を許さず、場所を盛り上げるという責任を果たせない理由はない。言い訳のできない環境での奮起を期待したいところだが、この男は期待を裏切ってナンボ。関係者からは「今場所は8勝7敗では」という声がまことしやかにささやかれている。今場所は玉椿にとっても節目を迎えそうな場所で、9勝すれば史上初の幕内通算400勝の大台に、逆に9敗すればこれまた史上初の幕内通算200敗に乗る。勝っても負けても史上初。この記録をすり抜けるにはピンポイント、8勝7敗しかない。玉椿ならやってくれる、そんな期待が、一部の記者からは寄せられている。玉椿の無気力のせいで新弟子も集まらず、見どころの少ない場所なので、勝ち込むか負けが込むかであれば記録更新を期待し、中途半端な成績なら8勝7敗達成なるかを負う、そのくらいしないと楽しみようがあるまい。
 蒼狼が十両落ちのため、場所前から三賞は今場所もないことが確定。先場所連敗記録にあと一歩及ばず幕内の座を明け渡したが、今場所は十両の筆頭。十両ではまだまら格が違うところをみせ、1場所での復帰、あわよくば三賞の代わりに新十両以来の十両優勝を狙ってほしい。

 幕下以下ではベテラン・萬海が自己最高位の幕下6枚目まで番付を上げ、いよいよ十両を窺う。部屋の関係者の声では年齢的に年内が限界かという声も聞かれるが、ラストチャンスにかけて花を咲かせてほしいところ。最近の傾向では6枚目以下は十両昇進しにくくなっているが、来場所以降の足固めにもまずは勝ち越しを目指したい。6勝以上なら一発昇進もありうる。十両昇進に向けて、一番相撲から注目だ。もう一人の幕下、元気者の金精山も場所前から暴発しそうな勢い。暴走と裏表の爆発力を秘めた力士だけに、ツボにはまれば怖い存在になる。十両上位の出世争いが、見どころの少ない土俵を刺激してくれるはずだ。
 怪物力士毛呂乃に対し、短小無気力大関玉椿がどう自己主張するのか、そして久々の十両在籍力士・蒼狼の復活は。そしてさらには幕下上位の出世争い。気候のせいか5月は好成績者が続出する場所。各力士の活躍に期待したい。

 

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