毛呂乃：八日目

　ここまで全勝の毛呂乃、ちょうど中日にあたる八日目、ストレートの勝ち越しをかけるこの日に大技「目覚まし勃起」に挑戦。だが技の完成度が不十分だったようで痛い一敗目。
　目覚まし勃起は、勃起の角度をものすごく高くすることにより、勃起した際に亀頭で腹部を叩き、それを目覚まし代わりにして目覚めるという大技。 勃起したその瞬間に目覚めることができるので、明け方の勃起を逃さずにしっかりと勝ち星が拾える技だ。 しかし、今朝の毛呂乃のまらは勃起角が予想以上に大きく勃起の勢いもすごかったようで、勃起の衝撃が強烈なボディーブローとなり、その痛みに悶絶して飛び起きる。そのとき勃起を維持できていればよかったのだが、あまりの痛さにまらも縮こまってしまい、痛い敗戦。 毛呂乃ほどの長さ・硬さ・角度・勢いを兼ね備えていなければ試みることさえ不可能だが、これを試みられるだけのまらでは、少しでも力加減を誤れば命取りになりかねない。
　そんな両刃の勃起技、『目覚まし勃起』。禁断の技に敢えて挑んだ毛呂乃。敗れてなお、強烈な印象を残した一番だった。


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関ヶ根：八日目

　今日も相撲自体は難なく勝利だった関ヶ根だが、焦点はなにより「ワンピース」がきちんと観られたか。これにより後半戦のやる気がかわってくる重要な一番だったが、「今日はちゃんと観られたよい」とご機嫌。相撲もワンピースも忘れなかったとは、１週間で随分賢くなったものだ。

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幕下以下の結果：八日目

＜三段目＞
○　玉太田（２勝）
　もちまえの脱走癖が顔をだし、八日目までゆくえをくらませていた玉太田だったが、「昨日今日勝ちました」と連絡が入った。「今場所も全休だったら、どんなしこ名が罰ゲームにつけられるんだろう？」と心配していた関係者はほっと胸をなでおろしている。


＜序二段＞
○　池男王子（５勝）
　休養たっぷりの池男王子。一度目の立ち合いは十分な体勢になったものの、そのあと睡魔に襲われてしまい立ち合い不成立。それにめげずに二度目の立ち合いでは一度目以上の豪快な立ちっぷりで、文句なしの５勝目をあげ、「小便をするのにもてこずるレベルでした」と自己の取組をふりかえった。

十両の結果：八日目

【朝乃立】
　朝乃立は７勝目。前夜は深酒の上夜更かしとコンディション自体は決してよくはなかったが、そんな影響はみじんも感じさせない力強い相撲で完勝。「これで７勝目、あとひとつで勝ち越しですが」との質問には「そろそろ意識し始めます。幕を」と、上位で戦う責任感も芽生えはじめたようだ。
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【明烏】　
　明烏は用事のため強制的な早起きをしいられたものの、もちまえの粘り腰を発揮して勝利をもぎとる。取組後は 「難しい取り組みでしたが、微妙ながらも何とか白星」と疲れ切った表情だった。
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雲虎：八日目

　けさは６時半に目覚ましをセットしたものの、気がはやるのか５時半に目が覚めてしまった雲虎。いっぽう、雲虎のまらは６時半のつもりでのんびりしていたため、「え、まだ５時半ですよ？」と虚をつかれて、立ち遅れてしまう。
　しかし、ここであっさり土俵を割らないのが百戦錬磨の雲虎のまら。冷静に体勢を立て直し、すぐに勃起。雲虎もまらが体勢を立て直したタイミングをのがさす、きっちり８勝目。お互いがお互いのミスをカバーしあう理想的な関係を見せつけて、勝ち越しを決めた。

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・雲虎関の自戦記

玉椿：八日目

　山形での取組となった玉椿。午前３時にトイレ起床した時点で勝っていたため、そのまま眠らずに勝利をきめた。「もうちょっと寝たほうがいいんじゃないか」という周囲の声に「わかっちゃいるんだけどよ、負けるのがこわいんだよ」と困り顔。「・・・んでも、たしかに睡眠サイクルがめちゃくちゃだよなあ。立て直さんとなあ」と自分に言い聞かせるように語った。

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休場力士情報（両玉国）

西序の口３３枚目の両玉国（りょうたまごく）は、多忙による体調不良により７日目より休場いたします。

　　（両玉国さんのコメント）「次場所は，地元に帰って，準備万端で出直したいと思います」