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秋場所にむけて(その4)

2010-09-07 07:00:00 | 力士にきく
 各力士に場所の抱負をきいていく「秋場所にむけて」のコーナー、第4回のきょうは十両編。先場所、中国公演を成功させて勢いに乗る朝乃立(あさのだて)関にお話をうかがいました。

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<朝乃立>

ー 先場所十両昇進、初めて15日連続で取られたわけですが、実際取ってみていかがでしたか。

(朝乃立) 長い・・・とにかく15日間が長いと感じました。加えて異国の地、これは本当に厳しい戦いでした。15日間という無言のプレッシャーを感じました。


ー 場所前、まらの仕上がり具合はいかがですか。

(朝乃立) 順調です。2009年のイチローの言葉を借りるなら、「やりきった」と言ったところになります。順調すぎて、特に言うことないです。


ー 関取は、その先走る取り口同様の早い出世で注目度が増しています。大相撲も含めて、十両まで所要2場所は1位タイ、今場所で幕内昇進を決めれば入幕まで所要4場所、これも歴代1位に並びます。大相撲で幕下付出から4場所で入幕といいますと朝潮、武双山、雅山の3名、いずれも大関を射止めた名力士です。まらずもう力士として、「幕」はやはり意識されますか?

(朝乃立) 実は憧れの力士は武双山です。出会いは中学生の時。圧倒的なぶちかましから強烈な出足の速攻相撲に心を奪われて10年。気づけば自分も速攻相撲を身上とするマラ力士になっていたであります。当然、「幕」は意識しちゃいます。番付次第ですが、10番勝てればカナリいい線いくはずなので、頑張っちゃいます。なお、自分はマラ相撲界の「夢想山」目指して朝立ちし続けたいですね。


ー 先場所は海外公演で初の勝ち越し、今場所は慣れた日本の土俵です。今場所の抱負、お聞かせください。

(朝乃立) 中国は、本当に精神的に追い詰められます。旅行ならいいのですが、仕事なので。今場所は日本です。10番目指したい所ですが、ここは謙虚に勝ち越し目指して頑張りたいです。


ー 最後にファンの皆さんに一言お願いします。

(朝乃立) 全国の青少年は、サッカーや野球に心奪われています。その中で、自分のできることを精一杯やって、少しでも”マラ相撲”の良さを知ってもらい、「俺はマラ相撲で飯食って行きたい!」という偏差値の低い少年が増えることを大いに期待しております。

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