春から初夏に向かっているのを一番感じるのが写真の「出格子」の障子に映る影が強く見え始める頃です。布屋は玄関が西向きですから、いわゆる「西日」をまともに受けます。冬から春にかけては日差しも柔らかくあまり感じませんが、最近は午後3時を過ぎる頃から日差しが格子に影を作り始めるます。それは「かふぇ」のお客様が一番少ない時間帯で、なんとなくゆったりと時間が流れてゆきます。一人で来られたお客様が、ゆっくり珈琲でも飲みながら持ってこられた本を読まれるときに「ビルエバンス」のワルツフォーデビーとかを流していると、なんだか30年くらい前に自分が通っていたJAZZの喫茶店を思い出します。「かふぇ布屋」にお越しのときは午後3時過ぎくらいがお勧めです。