曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「福家警部補の挨拶」第9話の感想

2014-03-11 23:34:13 | テレビ・映画
第9話「或る夜の出来事」の感想。

まず犯行が稚拙だった。どこで殺すかも決めてなかったみたいだし、一応仕留めたけど、かなり強い反撃に遭った。そして何より、あのシチュエーションから眼科医を名乗って逃げ切れるとは思えなかった。福家が来ても来なくても。

福家は東大法学部卒らしい。超エリートじゃん。

前から気になってたんだが、警部補って警察ではかなり偉いほうだ。難しい昇進試験を受けないとなれない。テレビドラマで言えば、「ストロベリーナイト」の姫川が警部補だが、彼女は現場ではたいていトップである。福家には、「姫川班」みたいな部下のチームはないのか? 二岡か?

この文章、久々にPCで書いてるんだけど(最近はXPERIAで書くことが多い)、入れたばかりのWindows 7でIMEの辞書を移さなかったので変換がお馬鹿さんでさっきから苦戦してます。「二岡」が出ないんだもんなあ。

室内劇、密室劇の割には登場人物の行動とその分析が緻密ではなく、決め手は罠っぽいものだった。刑事コロンボの「二枚のドガの絵」にちょっと似てる。刑事だと思ってもらえないから手がかりになりそうなボタンを被害者の手の中に隠しておく、というのはかなり不自然だが。犯人が取り出すことを期待して手の中に隠した、といったほうが罠っぽくてよかったのでは。

ボタンの件で御用。倒叙推理としてはそこで終わり。本当は被害者はいい人だったとか、電話に出ていればとか、犯人を後悔させるようなエピソードは要らなかった。

石松のほうのシーンが、犯人の動機説明の意味で平行に進んでいて、珍しく意味のある出演だった。石松がいなかったら、動機もあの部屋で説明しないといけなかった。

福家の頭の包帯がめちゃくちゃでおかしかった。室井滋が巻き直した後のほう。あと、福家が警察手帳を出そうとして空振りしまくるところ。室井滋に引っ張られてひっくり返るところ。笑うところは多かった。

これから福家の秘密が明かされていくらしいが、うちの奥さんはそんなの別に知りたくないと言っている。

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