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6億5000万年前の動物の化石発見、地球最古か

2010年10月01日 01時01分25秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議
6億5000万年前の動物の化石発見、地球最古か(写真提供:Adam Maloof)

2010.08.19 Thu posted at: 15:14 JST

(CNN) 米プリンストン大学の研究チームは、地球上に少なくとも6億5000万年前から動物がいたことを示す化石がオーストラリアで見つかったと発表した。これまでの推定を約7000万年さかのぼることになるという。

プリンストン大学のアダム・マルーフ教授(地球科学)らは、地球の大部分が氷雪に覆われたとされる6億3500万年前の氷河紀について調べていた。これまでこの氷河期を生き延びた動物はいないと思われていたが、オーストラリア南部の氷河堆積物を調べたところ、リーフにすむカイメンのような海洋動物の化石を発見した。

「この氷河期の前に生きていた動物が見つかるとは、誰も予想していなかった」とマルーフ教授は話す。

化石を調べたところ、内部に網状の管が通っていることが分かり、これはカイメンのように海水から食物を取り込むためのものと判断した。これまで最古とされていたカイメンの化石は5億2000万年前、硬体動物の最古とされる化石は5億5000万年のものだった。

この研究結果は科学誌ネイチャー・ジオサイエンスの8月17日号に発表された。