しまね農林水産情報

島根県庁農林水産総務のブログ!
“しまねの農林水産業のこと応援しちゃおうかな~”と、思っていただきたくて開設しています

竹林の手入れについて

2009年08月25日 | 森林・林業
農林水産業・農山漁村の応援団の方(サポーターさん)から、
竹林の手入れに関してのコメント(質問)を
投稿いただきましたのでその内容と、
担当の森林整備課からの回答をご紹介します。


[投稿]
林野火災、山地災害、廃棄物の不法投棄等について森林パトロールを実施します。
(2008年10月23日ブログ掲載記事「森のお巡りさん「森林守りたい(隊)」出動!!」参照)
この目的でパトロールが成されていることは解りましたが、
我が町の里山が主に竹林の手入れが成されていないことによって
真っ暗な不気味な様子を見せています。

これらは、老齢化など人手不足によることも
大きな原因だと思いますが、行政としては、
どういう風にしようと思っていますか。


[回答:森林整備課]
県の竹林面積は、竹を利用しなくなったことや、
人の手が入らなくなったことから、
この10年間で約630ha増え10,054haに達しています。

竹林は拡大速度が速く、一度切っても
翌年には再び生えてくることから、
所有者一個人での対応には限界があり、
地域の人たちが協力して取り組むことが大切です。

県ではボランティアやNPO、自治会などが
取り組む竹林整備に対して、
水と緑の森づくり事業で支援しています。
また、今年度からはふるさと雇用再生特別基金事業により、
林業事業体が荒れた竹林を整備して
タケノコを生産する取組を支援します。

今後、竹林の状況を把握するため現地調査などをおこない、
水と緑の森づくり事業や造林事業などの森林整備事業を活用して
スギ・ヒノキの造林地への侵入竹の伐採や、
里山などの景勝地で拡大しつつある
竹林の手入れなどを中心に整備を進めていきます。


以上、森林整備課からの回答ですが、
県土の保全や水資源のかん養、
CO2の吸収など公益的な機能を持っている
竹林を含めた森林を、県民共有の財産として
社会全体で守り育てる機運を
高めていきたいと思っていますので、
より一層のご理解とご協力を
いただきますよう
よろしくお願いします。




写真は水と緑の森づくり事業を活用して
大田市の NPO法人 緑と水の連絡会議の皆さんが実施された、
ボランティア参加者による竹林整備の取り組みの様子です。
竹を刈ってチップにし、歩道に敷き詰めています。




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