すぐに噛めるインプラントと言うのが、流行しています。
即時負荷、即時荷重と言う、私が最も専門としているインプラント治療領域の話です。
現在、私は即時荷重インプラント治療を標榜していますが、すぐに噛めるとまでは確約はしていません。
私はあくまでも綺麗に固定された歯があって、見た目上の改善をして差し上げて、その上で何とか柔らかいものでしたら食事はできると思います、と説明しています。
簡単に言うと、すぐに噛めると言うことに関しては否定的である、と言うことです。
又、柔らかいものと言う説明をしても、具体的な例を挙げておかないと、患者さんご自信の判断で任せてしまうと危険なことも良く経験しています。
良く経験するのは、柔らかいと信じてて実際は噛み応えの強いパンなどがトラブルを起こしたりします。
中にはイカを柔らかいと信じている患者さんもいました。
グニグニとしていて、柔らかそうに見えていたとしても、噛み切る力が必要な食材は柔らかい食べ物ではないのです。
煮込んだ野菜、菜っ葉が柔らかい、と信じていた患者さんもいました。
これも箸で摘まむと柔らかそうですが実際には最期の皮一枚が切れるのに力が必要で、柔らかい食べ物ではありません。
それでは何が良いのか、と聞かれますので具体例を挙げますと、うどんとかそば、柔らかめに炊いたご飯、おかずとしては箸でほぐせる焼き魚(皮は除きます)、細かいミンチにしてあるハンバーグで特に煮込みハンバーグとかです。
但し、これらの食材は煮たり焼いたりしていますので、絶対に麻酔が効いている手術直後に食べてはいけません。
私の経験ですが、奥さんが家でおじやを作って待っていて、その患者さんは元々熱々なのが好きだったと言うことで、それを手術の日に食べられてしまって、大変なことになった事があります。
翌日のメインテナンスに来て下さった時、10円玉の大きさ位に粘膜が火傷で壊死して、インプラントが露出して脱落させてしまったのです。
手術直後は良く冷やすようにと説明を繰り返ししていたので、その当時はまさか熱い食べ物を食べるとは予想していなかったので、患者さんは色々とするものだ、と学ばされました。
こう言う大変な事件を経験して、今私は色々な事例から患者さんに役に立つ話を書き込んでいますし、勿論直接詳しく説明をしています。
因みに、おじやの患者さんですが、インプラントが熱を骨に伝えたからでしょう、その後1ヶ月も持たずに脱落しました。
インプラントは金属の棒ですから、熱いおじやの熱が骨に直接伝わり、火傷で駄目になったのだと考えられます。
粘膜の火傷の具合から考えても、相当の熱が長い時間そこに加わっただろう、と言うことは想像に難くない状況でしたので。
骨の細胞は42℃の熱が1分加われば壊死します。
それを患者さんが麻酔が効いていて、何も感じない時にしてしまったのです。
火傷の傷口は一番治り難いのは、皆さんご存知でしょう。
この事件の時も、粘膜が治るのに半年以上掛かりましたし、骨に関しても粘膜が治って落ち着いてからと言うことで3ヶ月置いて、再手術をして何とか解決しました。
今日の実例のお話は、即時負荷、即時荷重ですぐ噛める、と言う事を宣伝しているところが増えていますが、それに捉われ過ぎるととても危険である、と言うことを注意していただかないといけないと言う内容です。
すぐに噛めることをしてしまうのは、それまで歯がなかった方がいきなり色々と危険を冒す可能性が高い、と言うことを理解して下さい。
例えて言えば、足を骨折して手術で繋いでギブス嵌めている状態で、いきなり全力疾走をしようとしていることに近いと思います。
歯がなかった時間が長ければ長いほど、噛むと言う力の掛け方、固定式になったときの按配は分からない筈なのです。
義歯からいきなり固定式のインプラント支持の仮歯に成ると、本当に力が加わるようになります。
それは事実ですが、それと噛めると言うことは全く違う、のです。
この事も誰もちゃんと指摘してこなかった事実で、力を掛けられればすぐに噛める、と信じている先生は、申し訳なのです顎の動き方、咬合噛み合わせのバランスのさせ方、散らばせ方を知らない、と個人的責任で直言します。
やはり、固定で噛める機能を獲得するには、赤ん坊がハイハイから始めて歩き出す時のように時間が必要なのです。
子供の頃、自転車に乗れるように成るのに時間が掛かったのと全く同じです。
失われているのは噛む力ではなく、顎の動かし方、咀嚼に伴う噛み合わせの機能なのです。
これを重要視して下さい。
患者さんであるあなたは噛むことと力を加える事が違うと説明すると意外な感じがすると思います。
ところが、驚いた事に専門家である歯科医がその認識が欠如している方ばかりだ、と言ったらビックリ仰天されることでしょう。
しかし、これは事実です。
インプラント手術したその日から力を掛けることができる、と言う説明には反対しません。
が、すぐに噛めると言う説明には真っ向から反対しますし、私の実例のような怖い事件も頻発するだろうと預言します。
あなたはそのような先生にインプラント治療を任せていてはいけません。
私のブログは、奇麗事ばかりを言い患者さん集めに腐心している専門家に患者さんが引っ掛からないよう情報提供することを本気で目指しているブログです。
口の上手い者には気を付けろ、が昔からの格言でありますが、真実だと思います。
今日の最期に、専門家諸氏への忠告です。
力と機能の違いも良く分らないのは、総義歯の勉強が足らないからだ、と直言します。
インプラントばかりしていないで、もっともっと真剣に総義歯の修得に精進しなさい!
因みにリンガライズなんかで取得できた気でいるとしたら、片腹痛いと申し添えましょう。
リンガライズがどうしても必要な患者さんは5%程度な筈で、伝家の宝刀ばかり抜いていたら実力は上がりません。
それすら見抜けない実力では、私の助言は理解できませんよ。
天地神明に誓って、患者さんの為に世の為人の為に、私は信じるものを情報開示して行きます。
このブログがあなたのお役に立てれば何よりも幸いです。
KMインプラントセンター松元教貢歯科医院は、歯科医向け専門書を出版している医院であり、あなたの夢を叶える為に全力を尽くします。
お問合せは03-3777-0044、又は kmdental21_genmatsumoto@yahoo.co.jp まで。
繰り返しますが、患者さん向けにネットに書けない本音のインプラントの話、「これを読まないうちにインプラント治療は受けないで下さい」、無料特別レポートを書きました。
ご希望の方はメール、もしくは03-3775-0044までご連絡下さい。
即時負荷、即時荷重と言う、私が最も専門としているインプラント治療領域の話です。
現在、私は即時荷重インプラント治療を標榜していますが、すぐに噛めるとまでは確約はしていません。
私はあくまでも綺麗に固定された歯があって、見た目上の改善をして差し上げて、その上で何とか柔らかいものでしたら食事はできると思います、と説明しています。
簡単に言うと、すぐに噛めると言うことに関しては否定的である、と言うことです。
又、柔らかいものと言う説明をしても、具体的な例を挙げておかないと、患者さんご自信の判断で任せてしまうと危険なことも良く経験しています。
良く経験するのは、柔らかいと信じてて実際は噛み応えの強いパンなどがトラブルを起こしたりします。
中にはイカを柔らかいと信じている患者さんもいました。
グニグニとしていて、柔らかそうに見えていたとしても、噛み切る力が必要な食材は柔らかい食べ物ではないのです。
煮込んだ野菜、菜っ葉が柔らかい、と信じていた患者さんもいました。
これも箸で摘まむと柔らかそうですが実際には最期の皮一枚が切れるのに力が必要で、柔らかい食べ物ではありません。
それでは何が良いのか、と聞かれますので具体例を挙げますと、うどんとかそば、柔らかめに炊いたご飯、おかずとしては箸でほぐせる焼き魚(皮は除きます)、細かいミンチにしてあるハンバーグで特に煮込みハンバーグとかです。
但し、これらの食材は煮たり焼いたりしていますので、絶対に麻酔が効いている手術直後に食べてはいけません。
私の経験ですが、奥さんが家でおじやを作って待っていて、その患者さんは元々熱々なのが好きだったと言うことで、それを手術の日に食べられてしまって、大変なことになった事があります。
翌日のメインテナンスに来て下さった時、10円玉の大きさ位に粘膜が火傷で壊死して、インプラントが露出して脱落させてしまったのです。
手術直後は良く冷やすようにと説明を繰り返ししていたので、その当時はまさか熱い食べ物を食べるとは予想していなかったので、患者さんは色々とするものだ、と学ばされました。
こう言う大変な事件を経験して、今私は色々な事例から患者さんに役に立つ話を書き込んでいますし、勿論直接詳しく説明をしています。
因みに、おじやの患者さんですが、インプラントが熱を骨に伝えたからでしょう、その後1ヶ月も持たずに脱落しました。
インプラントは金属の棒ですから、熱いおじやの熱が骨に直接伝わり、火傷で駄目になったのだと考えられます。
粘膜の火傷の具合から考えても、相当の熱が長い時間そこに加わっただろう、と言うことは想像に難くない状況でしたので。
骨の細胞は42℃の熱が1分加われば壊死します。
それを患者さんが麻酔が効いていて、何も感じない時にしてしまったのです。
火傷の傷口は一番治り難いのは、皆さんご存知でしょう。
この事件の時も、粘膜が治るのに半年以上掛かりましたし、骨に関しても粘膜が治って落ち着いてからと言うことで3ヶ月置いて、再手術をして何とか解決しました。
今日の実例のお話は、即時負荷、即時荷重ですぐ噛める、と言う事を宣伝しているところが増えていますが、それに捉われ過ぎるととても危険である、と言うことを注意していただかないといけないと言う内容です。
すぐに噛めることをしてしまうのは、それまで歯がなかった方がいきなり色々と危険を冒す可能性が高い、と言うことを理解して下さい。
例えて言えば、足を骨折して手術で繋いでギブス嵌めている状態で、いきなり全力疾走をしようとしていることに近いと思います。
歯がなかった時間が長ければ長いほど、噛むと言う力の掛け方、固定式になったときの按配は分からない筈なのです。
義歯からいきなり固定式のインプラント支持の仮歯に成ると、本当に力が加わるようになります。
それは事実ですが、それと噛めると言うことは全く違う、のです。
この事も誰もちゃんと指摘してこなかった事実で、力を掛けられればすぐに噛める、と信じている先生は、申し訳なのです顎の動き方、咬合噛み合わせのバランスのさせ方、散らばせ方を知らない、と個人的責任で直言します。
やはり、固定で噛める機能を獲得するには、赤ん坊がハイハイから始めて歩き出す時のように時間が必要なのです。
子供の頃、自転車に乗れるように成るのに時間が掛かったのと全く同じです。
失われているのは噛む力ではなく、顎の動かし方、咀嚼に伴う噛み合わせの機能なのです。
これを重要視して下さい。
患者さんであるあなたは噛むことと力を加える事が違うと説明すると意外な感じがすると思います。
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しかし、これは事実です。
インプラント手術したその日から力を掛けることができる、と言う説明には反対しません。
が、すぐに噛めると言う説明には真っ向から反対しますし、私の実例のような怖い事件も頻発するだろうと預言します。
あなたはそのような先生にインプラント治療を任せていてはいけません。
私のブログは、奇麗事ばかりを言い患者さん集めに腐心している専門家に患者さんが引っ掛からないよう情報提供することを本気で目指しているブログです。
口の上手い者には気を付けろ、が昔からの格言でありますが、真実だと思います。
今日の最期に、専門家諸氏への忠告です。
力と機能の違いも良く分らないのは、総義歯の勉強が足らないからだ、と直言します。
インプラントばかりしていないで、もっともっと真剣に総義歯の修得に精進しなさい!
因みにリンガライズなんかで取得できた気でいるとしたら、片腹痛いと申し添えましょう。
リンガライズがどうしても必要な患者さんは5%程度な筈で、伝家の宝刀ばかり抜いていたら実力は上がりません。
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このブログがあなたのお役に立てれば何よりも幸いです。
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