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ストローマンインプラントユーザーに告ぐ、他社のインプラントと同じ使い方をするなかれ!

2009年09月16日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
ストローマンが何故か日本国内だけは元気がなくなっています。

数々の要因があるのでしょうが、私に言わせれば特質、利点を売りにする事無く他社のインプラントと同じ概念です要するからこそ、逆に弱点ばかりが浮き彫りになり、シェアを落としてしまっているのではないだろうか?

ストローマンは、他社のインプラントとは根本的に概念が違います。

まず1回法ですから、始めから被せる補綴物のマージン境界の位置を審美的な配慮で植立をしないといけません。

他社のインプラントのように、骨の高さに植立して、骨とインプラントがくっ付いてからアバットメントを技工で作製して貰って、歯冠を作製して行く方法と同じ考え方ではありません。

ストローマンは2回目の手術をしないでも最終的な被せ物の型取り印象が出来るのが最大の利点で、患者さんが複数の手術を受けないで済むからこそ生きてくるのです。

それを他のインプラントと同じ様に使ってしまっては、利点が生きて来ません。

ストローマンにはストローマンの使い方があるのです。

1回法でシンプルだから易しいと言うのも過ちで、実は1回法だからこそ難しいのです。

2回法のインプラントは多少の植立位置の不正は、技工上ででカバーしてくれますが、その代り複数回数の手術を要するという最大の弱点があります。

更には、インプラントとアバットメントの接合部で必ず物凄く微小ですが隙間があります。
その隙間が骨の吸収や,歯肉への炎症の原因となり長い眼で見た時に歯肉とか骨が吸収するのは2回法の宿命なのです。

それをカバーするために偶然見つけられたのがプラットフォームシフティングですが、これもインプラントとアバットメントの段差がある所がやはり継ぎ目になるので、実際の所どうなのかは不明と言われています。

個人的には、余りにも深めにインプラントを植立するので、感染が中に波及した場合危険なのではないだろうか、と感じています。

やはり私は、コクラン先生が指摘したとおりに1回法のシンプルなインプラントが一番生物学的には有利であろうと考えています。

使い方を間違えているから、おかしな話になるのであって、凄腕のDRが間違いのない位置にチャンと植立仕切るならストローマンに勝るインプラントはないだろう、と予言します。

多分、色々とデータが揃えば揃うほど、ストローマンの価値が見直される事でしょう。

但し、メーカーへの注文ですが、このご時勢なのですからインプラント体の値段をもっと下げるべきである、と提言します。

それをしないから、似て非なるものに皆が流れるのですから!


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参照:http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
   http://www.j-dol.com/dr/noritugu/default.html
   http://www.newton-doctor.com/doctor/tokyo5/matsumotonoritsugu/s40/