キンポウゲ科:Ranunculaceae オキナグサ属:Pulsatilla 学名:Pulsatilla vulgaris
和名:西洋オキナグサ 別名:白頭草 英名:Pasque flower 原産地:ヨーロッパ
2月4日立春といっても、まだ寒さ厳しく「冬」真っただ中といった感じです。
そんな中で西洋オキナグサが咲いてきました。株全体が白い線毛に覆われ、花色が多く、たくさんのカラーを楽しめます、紫・薄紫・白・黄・赤など。
紫色
薄紫 赤紫 白 赤
花弁に見えるものは萼片。花弁の先がひらひらと分かれており、まるで八重咲のようです。優しい雰囲気で、しかも何とも言えない趣があり、この時期にクリスマスローズと共に眺めるのが楽しみです。
花の後にできる種に白く長い毛があり、その種が密集して風にそよぐ姿を老人の白髪に見立てて「オキナグサ(翁草)」と呼ばれるようになったといわれています。
西洋オキナグサは上を向いて、日本のオキナグサは下向きに咲きます。赤紫色や青紫色の清楚な花のオキナグサは日本各地で多く自生していました。しかし今では、里山の開発や放置など環境の変化や乱獲によって減少し、絶滅危惧種に定められています。いつか野生の日本のオキナグサを見たいです。
スイスアルプスで見た西洋オキナグサが懐かしく思い出されます。(2019.3.31ブログ参照)