ヤブコウジ

ヤブコウジ科：Myrsinaceae　ヤブコウジ属：Ardisia　学名：Ardisia japonica
和名：ヤブコウジ（薮柑子） 別名：十両、ヤマタチバナ　原産地：日本、東アジア

落語「寿限無」のなかの「じゅげむ じゅげむ・・・・やぶらこうじのやぶこうじ」はこのヤブコウジのことらしい。古くから日本人に愛され、万葉集に山橘の名前で読まれている。
モミジの木の下にグランドカバーとして植えている。
小さい赤い実が可愛らしい。　　　　　　　　
葉の下に隠れるように淡いピンクの花が下向きに咲いている。今頃咲いても結実しないだろうに。

赤い実が正月の縁起物とされ、センリョウ科のセンリョウ(千両)、ヤブコウジ科のマンリョウ(万両)・ヒャクリョウ(百両)などと並んでジュウリョウ(十両)と呼ばれている。
実家のある山の土手に自生しているのを見て通っていたので、”お正月が待ち遠しかった”子どもの頃が懐かしい。