ユキノシタ科:Saxifragaceae アジサイ属:Hydrangea 学名:Hydrangea macrophylla 和名:アマチャ 甘茶 英名:Sweet Hydrangea 原産地:日本
日本原産の落葉低木。小さくてやさしい印象のアマチャ、花に見える部分は装飾花で萼片が変化したもの。
分類学的にはヤマアジサイの一変種、アジサイの原種のガクアジサイに似ていますが、葉の質は薄く光沢がなく、葉・葉柄・茎が赤紫色を帯びるのが特徴。高さ約 1m〜1.5mになるそうですが、庭に植わっているのはまだ70cm位と小さいです。
花葉に甘味の成分が含まれ、木の葉を乾燥・発酵させると「甘茶」ができます。 (葉を噛んでみましたが、甘くも苦くもありませんでした。)
昔から4月8日の「灌仏会」、お釈迦さまに甘茶をかけてお誕生をお祝いする花まつりに使うため、各地の寺院の庭などに好んで植えられました。
アマチャの花言葉は「祝杯」。とてもめでたい花言葉が設定されていますが、これは仏の誕生を祝って天から甘露の雨を降らせて産湯にした、という言い伝えからつけられた花言葉だと考えられています。
今の季節、木は紫陽花、草は白い花のどくだみ、がきれいです。そしてブラックベリーが赤黒い実をいっぱいつけました。