日没と日の出

ヘルシンキから関空へ、飛行機は北極に近いところを飛んでいる。窓をそっと上げると夕焼けの空が広がっていた。そして１時間半後、また窓をそっと上げると今度は日の出、空が茜色に染まっている。夏至の夜、飛行機は引力にさからって丸い地球の上空を飛び続けていた。おかげで睡眠不足と時差ぼけに。
ダン ブラウン著「ロストシンボル」を読んでいるとアインシュタインが言ったという言葉が書かれていた。
”われわれにはとうてい計り知れないものが実際に存在する。自然界の秘密の奥には、謎めいてつかみどころがない、説明不能のものがいまだに残っている。理解の及ぶあらゆるものを超越したこの力に対する崇敬の念こそが私の宗教である”　ベルンのアパートに住んでいた頃に相対性理論を考えていたそうだ。

ローズガーデンからの眺め

スイスの首都ベルン、人口は約１４万、世界文化遺産に登録されている。
旧市街のメインストリートをぶらぶら散策。中心部に大きな仕掛け時計、ミュンスター大聖堂、アインシュタインが住んでいたアパート等々。路地に入ると吹き矢に興じている人達がいたので見ていると、「Please,　you try？」とだけ聞き取れたのでやらせてもらった。中心から２番目の円に命中！『パチ パチ』
高台にあるローズガーデンから旧市街を眺めた。手前に一際高く聳えるミュンスター大聖堂、その奥に緑色の丸屋根の連邦議会議事堂がみえる。これでスイスともお別れ。