子どもたちと離れて暮らしています。 地震や台風など大きな災害に備えて何かをしなくてはと思っているのですが‥
具体的にどうすればよいのか分からず、不安です。 新型コロナウイルス禍の暮らしの中で無理なくできることが
あれば教えてほしい。 そんな問い合わせが自治体の寄せられるという。 実は私共も知りたいと思っています。
川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)の防災冊子「シニアシングル女性のためのサバイバル読本」が大変
好評だという。 一人暮らしの65歳以上の女性を想定しているが、男女を問わず高齢者に向けた内容だそうだ。
すぐ始められそうなサバイバル術が「減災散歩」。 健康づくりを兼ね、自宅から避難所までの経路を歩くという。
日課にしている淳子さん(58)は「公衆電話や危険な場所などを確認するのにも役立つ」と話しているそうです。
風水害で速やかに避難するには「いつ」「誰が」「何をするか」を時系列で決めておくのが有効だそうだ。
こうした行動計画は「タイムライン」と呼ばれる。 警報が出たらどうするなど、何を目安にどう動くか家族や
地域で話し合っておこう。
◆防災ポーチを携帯 サバイバル読本では「0(ゼロ)次の備え」として防
災ポーチをいつも持ち歩くよう勧める。実践する陽子さん(75)の中身を
見せてもらった。常備薬やカイロ、ハンドスプレー、尿取りパットや簡易
トイレ(2回分)など約15点。あれこれでもなく、持ち歩きたいものに絞
る。同じ中身のポーチを複数用意し、1つは枕元に置いて寝る。 コロナ
禍では大規模災害に対し、よりきめ細かい準備が必要だ。避難場所の選択
肢を増やしておきたいもの。 すくらむ21の脇本さんは「避難所生活は
シニアには厳しい」と話す。感染症リスクのほか、衛生状態が良くないこ
とで体調を崩しやすく、持病も悪化しやすいからだ。風水害では安全な場
所にある親戚・知人宅やホテルに移動する「分散避難」も選択肢になり、
自宅が安全な場合は「在宅避難」が最も身体的、精神的な負担は少ない。
◆水の備蓄は十分に 在宅避難では十分な水や食料の準備が必要。国のガ
イドラインでは1週間分の備蓄を推奨する。目安は東京都のサイト「東京
備蓄ナビ」で確認できる。例えば大人が必要な水の量は21㍑。水分をと
るのを我慢すると、高齢者は特に脱水や便秘になりやすいので多めに買っ
ておきたい。市販の経口補水液を何本か備蓄しておくのもようでしょう。
避難生活では栄養が偏りがち。たんぱく質が多い肉や魚のレトルト食品、
缶詰類を中心に選ぶとよい。カルシウムやビタミンは不足しやすい。
東日本大震災の被災者支援に取り組む管理栄養士で、福島学院大の“田村講師”は「栄養補助食品やビタミン剤も備
えておくと安心」と話している。 クッキーやチョコレートなど甘いものはストレスを和らげる。 東京備蓄ナ
ビが連携するサイトでも購入できるそうだ。
選択肢が避難所しかない場合、どんな点に注意すればよいのだろうか。 災害時のトイレ問題は命に直結する。
水分を控えトイレを我慢すると、ぼうこう炎などにかかりやすくなる。 簡易トイレや携帯トイレ、大人用おむ
つなど「自分なりの備えに取り組んでほしい」と、すくらむ21の脇本さん。
ピースボート災害支援センター(東京・新宿)の辛島さんは「おりものシートや尿漏れパッドは、シニア女性には
大事な支援物資だと認識されていない」と指摘。 従って避難所には届きにくいものなので「備蓄品に多めに加
えておいてほしい」と促している。
◆避難所では役割担う シニアにとって口腔ケアの問題も大きい。 栄養不足や体調不良などが重なると、口腔内
で繁殖した細菌が唾液とともに誤って灰に入り、肺炎を誘発しかねない。 入れ歯をはずさないままだと細菌が
繁殖し、痛みを引き起こすことも。 入れ歯洗浄剤などの備蓄も忘れずにおきましょう。
また、避難所でのゴミ出し、ご飯の盛り付け、花壇の水やりなど「自分の出来ることを積極的に見つけ、体を動
かして」と辛島さん。 不安な避難所生活で居場所を失い、認知症が出たり、症状が進行したりするケースもあ
る。 体を動かすことでエコノミークラス症候群の予防にもなる。
体調悪化や過労など避難生活に耐えられず死亡する「災害関連死」は高齢者が圧倒的に多い。 日ごろから近所
づきあいを心がけ、民生委員ら身近に相談できる人を見つけておく。
「自らの命は自ら守る」が基本です! これ今のコロナに対する国の対応を見ていればわかると思いませんか。
(最近の事例を見ていれば、感染してしまえば最後は医療には頼れず自己責任で‥になっていますでしょ!)
具体的にどうすればよいのか分からず、不安です。 新型コロナウイルス禍の暮らしの中で無理なくできることが
あれば教えてほしい。 そんな問い合わせが自治体の寄せられるという。 実は私共も知りたいと思っています。
川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)の防災冊子「シニアシングル女性のためのサバイバル読本」が大変
好評だという。 一人暮らしの65歳以上の女性を想定しているが、男女を問わず高齢者に向けた内容だそうだ。
すぐ始められそうなサバイバル術が「減災散歩」。 健康づくりを兼ね、自宅から避難所までの経路を歩くという。
日課にしている淳子さん(58)は「公衆電話や危険な場所などを確認するのにも役立つ」と話しているそうです。
風水害で速やかに避難するには「いつ」「誰が」「何をするか」を時系列で決めておくのが有効だそうだ。
こうした行動計画は「タイムライン」と呼ばれる。 警報が出たらどうするなど、何を目安にどう動くか家族や
地域で話し合っておこう。
◆防災ポーチを携帯 サバイバル読本では「0(ゼロ)次の備え」として防
災ポーチをいつも持ち歩くよう勧める。実践する陽子さん(75)の中身を
見せてもらった。常備薬やカイロ、ハンドスプレー、尿取りパットや簡易
トイレ(2回分)など約15点。あれこれでもなく、持ち歩きたいものに絞
る。同じ中身のポーチを複数用意し、1つは枕元に置いて寝る。 コロナ
禍では大規模災害に対し、よりきめ細かい準備が必要だ。避難場所の選択
肢を増やしておきたいもの。 すくらむ21の脇本さんは「避難所生活は
シニアには厳しい」と話す。感染症リスクのほか、衛生状態が良くないこ
とで体調を崩しやすく、持病も悪化しやすいからだ。風水害では安全な場
所にある親戚・知人宅やホテルに移動する「分散避難」も選択肢になり、
自宅が安全な場合は「在宅避難」が最も身体的、精神的な負担は少ない。
◆水の備蓄は十分に 在宅避難では十分な水や食料の準備が必要。国のガ
イドラインでは1週間分の備蓄を推奨する。目安は東京都のサイト「東京
備蓄ナビ」で確認できる。例えば大人が必要な水の量は21㍑。水分をと
るのを我慢すると、高齢者は特に脱水や便秘になりやすいので多めに買っ
ておきたい。市販の経口補水液を何本か備蓄しておくのもようでしょう。
避難生活では栄養が偏りがち。たんぱく質が多い肉や魚のレトルト食品、
缶詰類を中心に選ぶとよい。カルシウムやビタミンは不足しやすい。
東日本大震災の被災者支援に取り組む管理栄養士で、福島学院大の“田村講師”は「栄養補助食品やビタミン剤も備
えておくと安心」と話している。 クッキーやチョコレートなど甘いものはストレスを和らげる。 東京備蓄ナ
ビが連携するサイトでも購入できるそうだ。
選択肢が避難所しかない場合、どんな点に注意すればよいのだろうか。 災害時のトイレ問題は命に直結する。
水分を控えトイレを我慢すると、ぼうこう炎などにかかりやすくなる。 簡易トイレや携帯トイレ、大人用おむ
つなど「自分なりの備えに取り組んでほしい」と、すくらむ21の脇本さん。
ピースボート災害支援センター(東京・新宿)の辛島さんは「おりものシートや尿漏れパッドは、シニア女性には
大事な支援物資だと認識されていない」と指摘。 従って避難所には届きにくいものなので「備蓄品に多めに加
えておいてほしい」と促している。
◆避難所では役割担う シニアにとって口腔ケアの問題も大きい。 栄養不足や体調不良などが重なると、口腔内
で繁殖した細菌が唾液とともに誤って灰に入り、肺炎を誘発しかねない。 入れ歯をはずさないままだと細菌が
繁殖し、痛みを引き起こすことも。 入れ歯洗浄剤などの備蓄も忘れずにおきましょう。
また、避難所でのゴミ出し、ご飯の盛り付け、花壇の水やりなど「自分の出来ることを積極的に見つけ、体を動
かして」と辛島さん。 不安な避難所生活で居場所を失い、認知症が出たり、症状が進行したりするケースもあ
る。 体を動かすことでエコノミークラス症候群の予防にもなる。
体調悪化や過労など避難生活に耐えられず死亡する「災害関連死」は高齢者が圧倒的に多い。 日ごろから近所
づきあいを心がけ、民生委員ら身近に相談できる人を見つけておく。
「自らの命は自ら守る」が基本です! これ今のコロナに対する国の対応を見ていればわかると思いませんか。
(最近の事例を見ていれば、感染してしまえば最後は医療には頼れず自己責任で‥になっていますでしょ!)