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ガソリン高、夏休み直撃か

2023年07月16日 12時37分41秒 | 話題
  15日から始まる3連休を前に、ガソリンの店頭価格が上がっている。 首都圏の給油所では
  前年と比べて2~4%高い。 政府が石油元売りに出す補助金が段階的に縮小しているためだ。
  夏休みにかけての旅行需要の盛り上がりに、ガソリン高が思わぬ冷や水を浴びせる懸念が高ま
  っている。

 東京都内のガソリン販売激戦区、環八通り周辺の給油所で
 は1㍑165~172円前後の看板が目立つ。資源エネル
 ギー庁が12日発表したレギュラーガソリンの店頭価格は
 (全国平均、10日時点)1㍑173.3円だった。 都内の給油所
 で給油していた40代女性は「コロナで今まで旅行に行け
 ていなかった。これから箱根に行く予定」と話していた。
 20代会社員の男性は「夏は車で北海道を回ろうと思って
 いるのでガソリンが高いと困る。安ければ安いほどいいが
 しょうがない」と語った。
 

  アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油の価格は前年同期比で24%減で推移する。 原油
   高が一服してきたにもかかわらず、ガソリンの価格は高止まっている。 その主な要因が補助
   金の縮小だという。 政府は2022年1月から、ガソリン価格高騰の抑制策として石油元
   売りに補助金を出している。 昨年7月11日時点での補助金がない場合の想定価格は214.
   6
円で、当時の抑制目標である168円との差額を埋めるために約41円が支給されていた。
  政府は資源高が落ち着いてきたことを受けて6月から段階的に補助率を縮小しており、9月末
   で終了する方針のようだ。 このため、原油価格が下がっても、ガソリンの店頭価格は上が
   る傾向にある。 補助金の段階的な縮小に伴って「小売価格が170円を超える可能性があ
   る」(都内給油所の社員)との声も聞かれる。

  今夏の旅行需要は強い。 JTBによると、今年の夏休み(7月15日~8月31日)の国内旅行者
   数は前年比17%増の7250万人で、新型コロナウイルス過前の19年と同程度の水準ま
   で回復すると見込む。 調査に対し「昨年の夏より旅行日数を増やす」とした回答は全体の
   22%で最多だった。
  8月にはマイカーを使う家族旅行やお盆の帰省が本格化する。 都内にある給油所の社員によ
   ると「車自体の需要が減ってきているため7月のガソリン販売量は昨年より少ない。 旅行
   需要もあって8月はもう少し伸びる見通し」という。 ガソリン価格の動向次第では家計に
   大きな影響を与えかねないようだ。

  とはいっても車社会には変わりないようだ。 皆さん利用が減ったとはいえ、週末等のお出か
   けなどはやはり車が多いようだ。 ガソリン価格が少々高騰しても結局は車でしょ。
   そんな社会とはかけ離れてで暮らす私共などからみれば羨ましい話しにしか思えませんな。
   ガソリンが高騰して困りました~‥などと一度は言ってみたいものです。

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