農業じゆう人

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捕食されたウナギの稚魚

2024年10月09日 12時37分29秒 | 話題
  長崎大学の研究チームは、二ホンウナギの稚魚がより大きな魚に丸のみされても、
   胃袋を抜け出して、エラから逃げる様子を捉えた。 ヒトの胃の検査のように、
   造影剤とX線を使って魚の内部を観察し

 チームは、ウナギの稚魚をドンコという
 肉食の魚に食べさせる実験をした。ウナ
 ギの稚魚に造影剤のバリウムを注入し、
 X線を使ってドンコの体内の様子を動画
 で撮影した。頭から丸のみにされたウナ
 ギの稚魚は、ドンコの胃の中に達した後、
 尾を食堂へ差し込み、後ろ向きに泳いで
  後ずさりした。 その後、エラの隙間から尾を出し、頭を引き抜いてドンコの外
   に出た。 完全に胃の中にのみ込まれたときは、ぐるぐると回転する様子もみ
   られた。

  実験でドンコに捕食されたウナギの稚魚32匹のうち、9匹が脱出に成功した。
   脱出には平均56秒かかっていた。 脱出に失敗したウナギは胃や食道内で
   弱っていき、平均200秒ほどで完全に動かなくなった。
  チームは、2021年にウナギの稚魚がドンコのエラから逃げ出す行動を発見
   していた。 ただ、捕食者の中での詳細な様子は不明で、ドンコの口から直
   接エラへ脱出していると予想していた。 長崎大の”長谷川助教”は「ウナギ
   の細長い身体や後ろ向きに瞬発的に泳げる性質が脱出行動に関係しているの
   では」と話す。

  二ホンウナギの資源量は著しく減少していて、乱獲や生息環境の悪化が原因と
   みられている。 日本のウナギ養殖は全て天然物のシラスウナギを使ってお
   り、漁獲量の減少がウナギ高騰を招いている。
  二ホンウナギは太平洋のマリアナ諸島付近で産卵し、ふ化後は幼生からシラス
   ウナギに成長しながら日本に泳ぎ着き成長するとされているが、詳細な生態
   は謎が多い。 卵から人の手で育てた稚魚を親にし、その親からとれて卵を
   ふ化させる「完全養殖」の研究開発も進んでいる。
   ウナギの稚魚ってそんな風に頑張って育っているんだ‥知りませんでした。

   今日は朝から気温が低く書き込み中も寒さがひしひしと感じていました。
    早速ご飯を食べて暖まりたい気持ちです。

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