年齢を重ねると、だんだんと食欲が細くなってくる(食欲減退)ことに悩む人が多くいらっしゃるという。
朝昼夜の食事量を増やすことは簡単ではなく、おやつなどで手軽に栄養を補給したいと考えているが
糖分や塩分が多いものは生活習慣病などのリスクもあると言われているのでやや不安が残る。
そこでおやつ選びのポイントなどはあるのだろうか‥‥。
「空腹をあまり感じなくなった。 食べられる量も減ってしまった」。 千葉県の住む60代男性は
定年退職後、食欲不振になったと明かす。 もともと運動する習慣がなかった上に、新型コロナウ
イルス禍が追い打ちをかける形で外出する機会も大幅に減少した。 食事は夜のみとなったところ
昨年12月に突然、買い物をしようと数百㍍歩いただけで息切れがしたという。 驚いて病院で受
診すると、栄養失調との診断を受けたそうだ。 体重は気づかぬうちに1年間で約5㌔減っていた
そうだ。 この男性のように加齢に伴う食欲減退で、栄養不足に陥るケースは少なくないそうだ。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(2019年度)によると、低栄養傾向の人の割合は65歳以上は
16.8%、85歳以上は23.6%。 高齢化が進む中、今後さらに比率が高まる懸念も指摘さ
れているそうだ。 「食べ物を飲み込めない」「食事の量が著しく減った」。 管理栄養士の“徳田
さん”によると、高齢者からこうした相談が相次いでいるという。
こうした背景には加齢による食欲減退だけでなく、かみ砕いたり飲み込んだりする力が弱まったこと
がある。 栄養不足を放置すれば、筋肉量が低下し運動が困難になり、フレイル(衰弱)が進行。
さらに免疫機能が低下し、感染症や要介護につながりかねない。 食の質が健康へのリスクを高め
る可能性もあるという。
九州大学の研究チームは1988年から17年間、福岡県のある自治体の住民約600人(65~79
歳)を対象に血圧と認知症の関係性を継続調査。 すると、中年期(50~64歳)に高血圧だった人は
通常値の人より認知症を患う確率が約2倍になる結果が出たという。 高血圧の原因は塩分の摂り
すぎなどが想定さえれる。 研究チームの“二宮教授(公衆衛生学)”は「食生活の在り方は認知症に
も影響を及ぼす」と指摘する。 健康を維持するには塩分や糖質の過剰摂取を避けながら、不足し
がちな栄養素を補うことが欠かせない。 高齢者はこうした意識を高めることが求められるが、実
際には「何をどれだけ食べればよいのかわからない」といった声が多そうだ。
手軽な対策は何か。 管理栄養士の徳田さんに聞くと、おやつを有効活用するのがポイントだという。
■3回の食事を補う意識 高齢になれば、買い物や料理はおっ
くうになる。即席麵などで済ますことが増え、十分に栄養が
とれないという悪循環に陥りがちだが、徳田さんは「栄養を
おやつで補うと考えると、気持ちが楽になる」と話す。
注意すべき点は主に3つあるという。 まずは朝昼夜の食事
で不足しがちな栄養を補う視点を持つことが欠かせない。
例えばたんぱく質やカルシウム、食物繊維らだという。
手軽に補給する方法としてチーズやヨーグルト、牛乳などの
乳製品、ナッツ類のほか、野菜の甘みを生かしたスイーツが
オススメという。「トマトをシロップで煮るコンポートなど
は簡単に調理できる」。 次にグラム数よりエネルギー量を
確認する視点が重要だという。食べ過ぎは厳禁。1回あたり
100~200㌔㌍程度にすると、食事への影響も出にくい。
徳田さんは「少量にみえて高カロリーな場合もあり注意して
ほしい」と訴えています。
午後3~4時が理想 摂取の時間も意識したい。 「脂肪の合成を促進する遺伝子が最も少ない時間
帯とされる午後3~4時ごろが理想的」という。 最近はカロリーオフや減塩、栄養補助をうたう
「機能性おやつ」も開発されている。 厚労省はホームページでフレイルを予防する栄養のとり方
を紹介する動画などを公開しており、参考になりそうだ。 おやつをうまく活用できれば、食欲の
増進、友人や家族との会話にもつながる。 早稲田大学の“矢沢 招聘研究員(栄養学)”は「食べるこ
とは人生の楽しみ。過度に我慢せず、健康なシニアライフを楽しんでほしい」と話している。
無理することなく自分でできる範囲+少々のおまけくらいを目標に体を動かすことが大事です。
今はまだコロナのこともあるので人混みにならない時間帯を選んで動いてみましょう。
体を動かしてみればそのぶん体が食の補給を求めてきます‥一度ためしてみませんか⁈
ただ、人と比較するとかして無理をすることは絶対ダメですよ。 あくまでもマイペース。
朝昼夜の食事量を増やすことは簡単ではなく、おやつなどで手軽に栄養を補給したいと考えているが
糖分や塩分が多いものは生活習慣病などのリスクもあると言われているのでやや不安が残る。
そこでおやつ選びのポイントなどはあるのだろうか‥‥。
「空腹をあまり感じなくなった。 食べられる量も減ってしまった」。 千葉県の住む60代男性は
定年退職後、食欲不振になったと明かす。 もともと運動する習慣がなかった上に、新型コロナウ
イルス禍が追い打ちをかける形で外出する機会も大幅に減少した。 食事は夜のみとなったところ
昨年12月に突然、買い物をしようと数百㍍歩いただけで息切れがしたという。 驚いて病院で受
診すると、栄養失調との診断を受けたそうだ。 体重は気づかぬうちに1年間で約5㌔減っていた
そうだ。 この男性のように加齢に伴う食欲減退で、栄養不足に陥るケースは少なくないそうだ。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(2019年度)によると、低栄養傾向の人の割合は65歳以上は
16.8%、85歳以上は23.6%。 高齢化が進む中、今後さらに比率が高まる懸念も指摘さ
れているそうだ。 「食べ物を飲み込めない」「食事の量が著しく減った」。 管理栄養士の“徳田
さん”によると、高齢者からこうした相談が相次いでいるという。
こうした背景には加齢による食欲減退だけでなく、かみ砕いたり飲み込んだりする力が弱まったこと
がある。 栄養不足を放置すれば、筋肉量が低下し運動が困難になり、フレイル(衰弱)が進行。
さらに免疫機能が低下し、感染症や要介護につながりかねない。 食の質が健康へのリスクを高め
る可能性もあるという。
九州大学の研究チームは1988年から17年間、福岡県のある自治体の住民約600人(65~79
歳)を対象に血圧と認知症の関係性を継続調査。 すると、中年期(50~64歳)に高血圧だった人は
通常値の人より認知症を患う確率が約2倍になる結果が出たという。 高血圧の原因は塩分の摂り
すぎなどが想定さえれる。 研究チームの“二宮教授(公衆衛生学)”は「食生活の在り方は認知症に
も影響を及ぼす」と指摘する。 健康を維持するには塩分や糖質の過剰摂取を避けながら、不足し
がちな栄養素を補うことが欠かせない。 高齢者はこうした意識を高めることが求められるが、実
際には「何をどれだけ食べればよいのかわからない」といった声が多そうだ。
手軽な対策は何か。 管理栄養士の徳田さんに聞くと、おやつを有効活用するのがポイントだという。
■3回の食事を補う意識 高齢になれば、買い物や料理はおっ
くうになる。即席麵などで済ますことが増え、十分に栄養が
とれないという悪循環に陥りがちだが、徳田さんは「栄養を
おやつで補うと考えると、気持ちが楽になる」と話す。
注意すべき点は主に3つあるという。 まずは朝昼夜の食事
で不足しがちな栄養を補う視点を持つことが欠かせない。
例えばたんぱく質やカルシウム、食物繊維らだという。
手軽に補給する方法としてチーズやヨーグルト、牛乳などの
乳製品、ナッツ類のほか、野菜の甘みを生かしたスイーツが
オススメという。「トマトをシロップで煮るコンポートなど
は簡単に調理できる」。 次にグラム数よりエネルギー量を
確認する視点が重要だという。食べ過ぎは厳禁。1回あたり
100~200㌔㌍程度にすると、食事への影響も出にくい。
徳田さんは「少量にみえて高カロリーな場合もあり注意して
ほしい」と訴えています。
午後3~4時が理想 摂取の時間も意識したい。 「脂肪の合成を促進する遺伝子が最も少ない時間
帯とされる午後3~4時ごろが理想的」という。 最近はカロリーオフや減塩、栄養補助をうたう
「機能性おやつ」も開発されている。 厚労省はホームページでフレイルを予防する栄養のとり方
を紹介する動画などを公開しており、参考になりそうだ。 おやつをうまく活用できれば、食欲の
増進、友人や家族との会話にもつながる。 早稲田大学の“矢沢 招聘研究員(栄養学)”は「食べるこ
とは人生の楽しみ。過度に我慢せず、健康なシニアライフを楽しんでほしい」と話している。
無理することなく自分でできる範囲+少々のおまけくらいを目標に体を動かすことが大事です。
今はまだコロナのこともあるので人混みにならない時間帯を選んで動いてみましょう。
体を動かしてみればそのぶん体が食の補給を求めてきます‥一度ためしてみませんか⁈
ただ、人と比較するとかして無理をすることは絶対ダメですよ。 あくまでもマイペース。