ここにきてやっと平準値に戻ったようですが、先週までの連日の猛暑はなんだったんでしょうか。
この猛暑で、まず気になったのがマスク着用による「熱中症」ではないでしょうか‥。
そしてもう一つが強い日差しでの「日焼け」。 どちらも避けられない自然現象の一つだ。
その日焼け止めの強さは「SPF」や「PA]といった指標で示されるが、この数字は何を表
しているものなのだろうか?
「きょうは屋外で長時間過ごすから、効果が高そうなSPF50の日焼け止めを使おう」‥‥。
このように日焼け止めを選ぶ人も多いであろう。
日本で販売される日焼け止めにSPFやPAを記載するには、日本化粧品工業連合会(粧工連)
の基準に従う必要がある。 「SPF」はSunProtection Factorの略。 粧工連科学部長の
“畑尾さん”は「簡単に言うと、素肌に比べて何倍紫外線に耐えられるかの数値」と説明する。
数値はどのように測定するのか。 化粧品の評価会社、DRC(大阪市)に聞いた。 同社はS
PFの測定試験をメーカーから受託しているそうだ。
試験では日焼け止めを塗った肌と塗っていない肌にそれぞれ紫外線を照射。 初めて赤くなっ
た照射量の比から測定値を算出する。 「赤みの出やすさには個人差があるため、10人以
上の測定結果から最終的な数値を出す」(経営企画部長の“高野さん”)
SPFの最高値は50で、それ以上の効果が認められた商品
はSPF50+と表記される。「SPF50+と表記される
製品は、実際はSPF値が60~70になるように作られて
いることも多い」(高野さん)。
なぜ最高値は50で、それ以上の表記はないのか。粧工連の
畑尾さんによると「SPFの数値の高さを不必要に競わない
ための上限が設けられている」という。
SPF指標は1978年、米食品医薬品局(FDA)が測定法
案を示したのが最初だそうだ。
それを受けて日本でもSPF表示のある日焼け止めが売られるようになったが、メーカーご
とに測定法が違ったため、粧工連の統一基準が92年に設けられた。 すると各社は「い
かに高いSPF値を出すか」を競うようになり「SPF120超」の製品も登場した。
日焼け止めは紫外線を吸収して肌への浸透を防ぐ紫外線吸収剤や、紫外線を散乱させて肌に
届くのを防ぐ散乱剤を配合して皮膚を日焼けから守る。 こうした薬剤を多量に使うと使
用感が落ちるのに加え、安全性も懸念された。
調査の結果、日本で最も紫外線が多い場所で日光浴を終日した場合でも、SPFが50あれ
ば赤く焼けることはないと判明。 粧工連はこの結果を踏まえて99年にSPFの最高値
を50とする現行基準を定めたそうだ。 一方の「PA」は4段階で表示される。 最高
値は「PA++++」。 SPFは米国発の基準だが、PAは日本が世界に先駆けて策定。
SPFとPAの違いについて、資生堂で日焼け止め開発に携わる“小原さん”にお聞きした。
「SPFは短時間で皮膚を赤く炎症させる紫外線『UV-B』を防ぐ指標。 PAとは『
Protection Grad of UV-A』の略で、ゆっくりと皮膚を黒化させる紫外線『UV-A』を防
止する」 波長が短いUV-Bの方が影響が強いため対策が先行した。 ところが、地表
に届く紫外線の約9割を占めるUVーAは皮膚の奥(真皮)まで入り込み、シワやたるみの
原因になることが分かってきた。 そこでUV-A対策の必要性が指摘され、95年に粧
工連がPA表示に関する統一基準を世界で初めて発行。 諸外国にも徐々に広まり、20
11年に若干の修正を加えた基準が国際規格になったそうです。
1970年代には日に焼けた肌を健康的とみる風潮があったが、現在は紫外線予防の必要性
が周知され、美肌の観点からも日焼け対策が進んでおり。 紫外線量は春先から上昇し、
曇りの日でも晴れた日の6割程度は届くそうだ。
そこで資生堂の小原さんが効果的な製品選びのコツを聞くとこんな風に教えてくれたそうだ。
通勤や買い物などの日常生活ではSPF10~20、PA+程度が使いやすい。 これに
これに対し、屋外のスポーツなどにはSPF10~30、PA++程度が必要だ。
また真夏の海水浴をはじめ炎天下のレジャーなどの場合は、SPF30以上、PA+++
程度を選んだ方がいい。 また塗り方も重要。 「液状タイプを首から顔に使うなら1円
玉2枚分を満遍なく塗り、2~3時間おきに塗り直すと効果的」だと話していた。
昔と違って現代は難しいものなんですな~‥私なんぞ日焼け止めもせず作業をしています。
そのうち肌に影響が出るの? もうとっくに出ているハズか? 残念!
農家さんをはじめ家庭菜園を楽しむ人は皆さん早朝から炎天下での作業なので日焼けは
当たり前田のクラッカー。 カミさんは少々日焼けには気を使っているようですが、私な
んぞはもうこの歳ですから‥麦わら帽子が最高の日焼け止めだと思っています。
この猛暑で、まず気になったのがマスク着用による「熱中症」ではないでしょうか‥。
そしてもう一つが強い日差しでの「日焼け」。 どちらも避けられない自然現象の一つだ。
その日焼け止めの強さは「SPF」や「PA]といった指標で示されるが、この数字は何を表
しているものなのだろうか?
「きょうは屋外で長時間過ごすから、効果が高そうなSPF50の日焼け止めを使おう」‥‥。
このように日焼け止めを選ぶ人も多いであろう。
日本で販売される日焼け止めにSPFやPAを記載するには、日本化粧品工業連合会(粧工連)
の基準に従う必要がある。 「SPF」はSunProtection Factorの略。 粧工連科学部長の
“畑尾さん”は「簡単に言うと、素肌に比べて何倍紫外線に耐えられるかの数値」と説明する。
数値はどのように測定するのか。 化粧品の評価会社、DRC(大阪市)に聞いた。 同社はS
PFの測定試験をメーカーから受託しているそうだ。
試験では日焼け止めを塗った肌と塗っていない肌にそれぞれ紫外線を照射。 初めて赤くなっ
た照射量の比から測定値を算出する。 「赤みの出やすさには個人差があるため、10人以
上の測定結果から最終的な数値を出す」(経営企画部長の“高野さん”)
SPFの最高値は50で、それ以上の効果が認められた商品
はSPF50+と表記される。「SPF50+と表記される
製品は、実際はSPF値が60~70になるように作られて
いることも多い」(高野さん)。
なぜ最高値は50で、それ以上の表記はないのか。粧工連の
畑尾さんによると「SPFの数値の高さを不必要に競わない
ための上限が設けられている」という。
SPF指標は1978年、米食品医薬品局(FDA)が測定法
案を示したのが最初だそうだ。
それを受けて日本でもSPF表示のある日焼け止めが売られるようになったが、メーカーご
とに測定法が違ったため、粧工連の統一基準が92年に設けられた。 すると各社は「い
かに高いSPF値を出すか」を競うようになり「SPF120超」の製品も登場した。
日焼け止めは紫外線を吸収して肌への浸透を防ぐ紫外線吸収剤や、紫外線を散乱させて肌に
届くのを防ぐ散乱剤を配合して皮膚を日焼けから守る。 こうした薬剤を多量に使うと使
用感が落ちるのに加え、安全性も懸念された。
調査の結果、日本で最も紫外線が多い場所で日光浴を終日した場合でも、SPFが50あれ
ば赤く焼けることはないと判明。 粧工連はこの結果を踏まえて99年にSPFの最高値
を50とする現行基準を定めたそうだ。 一方の「PA」は4段階で表示される。 最高
値は「PA++++」。 SPFは米国発の基準だが、PAは日本が世界に先駆けて策定。
SPFとPAの違いについて、資生堂で日焼け止め開発に携わる“小原さん”にお聞きした。
「SPFは短時間で皮膚を赤く炎症させる紫外線『UV-B』を防ぐ指標。 PAとは『
Protection Grad of UV-A』の略で、ゆっくりと皮膚を黒化させる紫外線『UV-A』を防
止する」 波長が短いUV-Bの方が影響が強いため対策が先行した。 ところが、地表
に届く紫外線の約9割を占めるUVーAは皮膚の奥(真皮)まで入り込み、シワやたるみの
原因になることが分かってきた。 そこでUV-A対策の必要性が指摘され、95年に粧
工連がPA表示に関する統一基準を世界で初めて発行。 諸外国にも徐々に広まり、20
11年に若干の修正を加えた基準が国際規格になったそうです。
1970年代には日に焼けた肌を健康的とみる風潮があったが、現在は紫外線予防の必要性
が周知され、美肌の観点からも日焼け対策が進んでおり。 紫外線量は春先から上昇し、
曇りの日でも晴れた日の6割程度は届くそうだ。
そこで資生堂の小原さんが効果的な製品選びのコツを聞くとこんな風に教えてくれたそうだ。
通勤や買い物などの日常生活ではSPF10~20、PA+程度が使いやすい。 これに
これに対し、屋外のスポーツなどにはSPF10~30、PA++程度が必要だ。
また真夏の海水浴をはじめ炎天下のレジャーなどの場合は、SPF30以上、PA+++
程度を選んだ方がいい。 また塗り方も重要。 「液状タイプを首から顔に使うなら1円
玉2枚分を満遍なく塗り、2~3時間おきに塗り直すと効果的」だと話していた。
昔と違って現代は難しいものなんですな~‥私なんぞ日焼け止めもせず作業をしています。
そのうち肌に影響が出るの? もうとっくに出ているハズか? 残念!
農家さんをはじめ家庭菜園を楽しむ人は皆さん早朝から炎天下での作業なので日焼けは
当たり前田のクラッカー。 カミさんは少々日焼けには気を使っているようですが、私な
んぞはもうこの歳ですから‥麦わら帽子が最高の日焼け止めだと思っています。