北海道函館市で名産のスルメイカの漁獲量減少する中、水揚げの多いサメ肉の活用を
模索する動きが出ているという。 道内では調理用に出回ることが少なく、なじみ
の薄い「未利用魚」だが、淡白な味わいと、ほろっとした食感が特徴。 専門家は
「もっと魅力を知ってほしい」とアピールする。
「癖がなく、おいしい」。8月22日、函館市
で調理方法を学ぶ講習会が開かれ、地域の料理
人ら約20人が集まった。アブラツノザメを燻
製した料理など3種類が提供されると、参加者
から感嘆の声が上がった。サメ肉加工業「田向
商店」(青森市)の"田向代表取締役"が「酢水に
漬けることで独特の臭みが消える」と調理のポ
イントを解説。
サメ研究が専門の"仲谷 北海道大名誉教授"は、2018年に実施した食味実験で、サ
メを食べた人の8割ほどが「味と匂いがヒラメ以上に良い」と評価したとするデー
タを紹介した。
農林水産省の統計によると、北海道の「さめ類」の漁獲量は21年が1621㌧で、
宮城県に次いで多い。 だが大半はカジキなどの流し網漁で混獲されたもので、フ
カヒレが有名な宮城県とは異なり、食材として十分に認知、活用されていないのが
現状だ。
道によると、スルメイカの市町村別の漁獲量は函館市が最も多く、21年が1989
㌧。 だが11年の2万8542㌧と比べ10分の1以下に激減し、漁獲金額も
76億円から約13億円へと大きく落ち込んでいる。 函館市は地球温暖化に伴う
海洋環境の変化が原因とみていて、漁業の維持、発展が課題となっている。
勉強会の参加者は「仕入れ値が安いところが魅力的。 自分に店でも使ってみたい」
と目を輝かせた。 仲谷名誉教授は「小骨も少なく給食や病院食に向いている。
まずは食べてみてほしい」と話しいる。 物好きな私チョッと食べてみたいです。
模索する動きが出ているという。 道内では調理用に出回ることが少なく、なじみ
の薄い「未利用魚」だが、淡白な味わいと、ほろっとした食感が特徴。 専門家は
「もっと魅力を知ってほしい」とアピールする。

で調理方法を学ぶ講習会が開かれ、地域の料理
人ら約20人が集まった。アブラツノザメを燻
製した料理など3種類が提供されると、参加者
から感嘆の声が上がった。サメ肉加工業「田向
商店」(青森市)の"田向代表取締役"が「酢水に
漬けることで独特の臭みが消える」と調理のポ
イントを解説。
サメ研究が専門の"仲谷 北海道大名誉教授"は、2018年に実施した食味実験で、サ
メを食べた人の8割ほどが「味と匂いがヒラメ以上に良い」と評価したとするデー
タを紹介した。
農林水産省の統計によると、北海道の「さめ類」の漁獲量は21年が1621㌧で、
宮城県に次いで多い。 だが大半はカジキなどの流し網漁で混獲されたもので、フ
カヒレが有名な宮城県とは異なり、食材として十分に認知、活用されていないのが
現状だ。
道によると、スルメイカの市町村別の漁獲量は函館市が最も多く、21年が1989
㌧。 だが11年の2万8542㌧と比べ10分の1以下に激減し、漁獲金額も
76億円から約13億円へと大きく落ち込んでいる。 函館市は地球温暖化に伴う
海洋環境の変化が原因とみていて、漁業の維持、発展が課題となっている。
勉強会の参加者は「仕入れ値が安いところが魅力的。 自分に店でも使ってみたい」
と目を輝かせた。 仲谷名誉教授は「小骨も少なく給食や病院食に向いている。
まずは食べてみてほしい」と話しいる。 物好きな私チョッと食べてみたいです。