Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

管球アンプの内部配線を良い材料で交換すると・・・

2023年08月25日 | ピュアオーディオ

現在オリンパスシステムの高域用に使っているGE6550シングルアンプです。購入したのは2008年の事。


入荷当時の内部配線の様子。ごく一般的な内部配線です。いかにも管球アンプの音がしました。個人的にはとても使えない音質グレードでした。


XLRソケット仕様に変更やSP端子もフルテックの最高級グレード品に交換し、内部配線も自分で開発した「特殊な銀線」の極太なワイヤーで配線をし直しました。出てきた音は、SN比では100万円台のTr型パワーアンプを凌ぐように感じました。ノイズが全くの皆無です。音数の多さや音の厚みが大幅に改善され、「ヌケ・キレ・ノビ」が全く違う代物になりました。


このサウンドを確認して「オリンパスシステム」に採用しました。このアンプでALTECの#612銀箱や620Aをしばらく鳴らしていました。かなりの音質が確保できましたね。

本来ならば、「Tr型アンプ」もやりたかったのですが、「プリント基板」が使って有り、「回路が複雑」なのと「半田付け端子」が狭いので、(強度がない)「手配線」でするには無理が出て来ます。結論として「触らない方が良い」と判断しています。