オリンパス(OLYMPUS)システムを作る際に実施した「音質対策」を列記して見たいと思う。
1)SPシステムの振動対策・・・音が出ると云う事は振動していると云う事。
エンクロージャーをどの様にセッティングすれば振動制御出来るか?
セッティング技術が要る。
2)音変換ロス対策・・・一つのユニットでは出る音と出ない音が有る。
複数のユニットを同時に鳴らすと「ピーキーな音圧が減少する」
SPユニットの組み合わせ技術が要る。
3)伝送ロス対策・・・CD等のソース機器から100%の情報量をSPユニットから出す。
意外と「電源ケーブル」や「ヒューズ」の重要性が分かる。
すべてのケーブル類(電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SP箱 内配線・アンプ内配線等) を最高級のグレード規格のケーブルで統一すると同時にケーブル開発技術が要る。(低抵抗と断面積)
4)音のバランス感覚が要る・・・低域500Hz以下の帯域で70%、中域500~7000Hzで25%、高域7000Hz以上 5%の音量バランスにする事。
それぞれに「実践」するかしないか? 何処まで追求するか?(深さ)
やったものにしか分からない処が有る。
頭で考える事と実践とは別なものである。