Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スピーカーによって表現できる世界が変わる

2023年10月01日 | ピュアオーディオ

JBLにはJBLの音が有って、ALTECにはALTECの音が有る。タンノイにはタンノイ独特の音の世界が有る。


ALTECとタンノイには同軸2ウェイの38㎝ユニットが有るが、その描き出す世界は全く異なる傾向を持つ。クラシック好きな私には、タンノイが合いそうな気がしていたが、ユニットが一つでは私のニーズには応えきれないと判断した。


プレイバックモニターを作りたいと思っていた。どんな音楽にも対応できて、表現力が柔軟である事が必須で有った。その点、JBLのオールドユニットは「音響機器」としてのポテンシャルが高い。タンノイの様に鳴らす事もALTECの様に鳴らすことも可能な上に、その上のサウンドを奏でてくれる優秀なSPユニットである。タンノイもALTECの中高域はホーン型になっているが、1インチスロートのユニットである。2インチスロートのサウンドを聴いたら「こじんまりした音」に聴こえるのはやむを得ない事だと思う。「生演奏の再現」を考えると1インチスロートのユニットでは力不足である事を痛感した。