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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

電源ケーブル・ラインケーブルをグレードアップして1年

2019年08月11日 | ピュアオーディオ
昨年の5月から8月上旬にかけて、電源ケーブルとラインケーブル(RCAorXLR)をNo1グレードにしました。当時No1グレードがNo2に下がりました。

あれから1年が経過して1000Hrほどの鳴らし込みになっているだろうと思います。No2もNo1も材質に変わりは有りません。No2ケーブルを2本重ねにして「断面積」を2倍にしただけです。昨年の試聴の時もこの「断面積」が「十分な」太さになった事を確認しました。

目的は「CDの中の情報をすべて取り出す」と云う事です。ケーブル類はすべてNo1グレードにしましたが、機器の方が直ぐには対応できません。1000Hr~2000Hr程鳴らし込まないと本当の実力は出ないと思っていました。



久しぶりにベートーベン:交響曲第3番「英雄」(エロイカ)をウィーンフルのイッセルシュテット盤とベーム盤を聴き比べてみました。イッセルシュテット盤はドイツの伝統的なスタイルで好感の持てる演奏です。ただ惜しむらくは「録音機材」が発展途上の段階なので「音数」の面で寂しい演奏になります。これに対してベームの演奏では「音数」が半端ない程増えています。ヴァイオリンの数が全く違います。ここまで数が増えたヴァイオリンはこのケーブルにして初めて辿り着いた・・・と思わせるものでした。

イッセルシュテットの演奏盤は、下手な装置ではバイオリンの音がキツク突き刺さると思われますが、当方のシステムでは何とか崩壊の一歩手前で収まる様です。ベーム盤ではホールの余韻が聴き取れますね。どちらの演奏も良いのだが、「録音」(時代)でイッセルシュテットは損をしていますね。