Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

最近はブラームスの室内楽を良くかける

2018年09月14日 | ピュアオーディオ
音楽部屋でも自宅でも最近はブラームスの室内楽を良くかける。ピアノ三重奏曲・ピアノ四重奏曲・弦楽五重奏曲・弦楽六重奏曲やバイオリン・ソナタ等。何と云っても「穏やかなメロディ」と「構築力」で聴きごたえが有る。映画音楽にも使われている。若い頃は「室内楽」と云うだけで避けていたが、年齢を重ねるに従い小編成の器楽曲を楽しむ様になって来た。

ブラームスと云えば交響曲第1番の第1楽章の勇壮な曲の出だし(ベートーヴェンの第九につづく10番と云われていた)や交響曲第3番の第3楽章のメロディ(映画で使われていた)等、大編成のオーケストラ曲を複雑な対位法を使って一部の隙もない様な構築力が、フルトベングラーやメンゲルベルク、ワルター、カラヤン、ベーム等のドイツ系の指揮者によって演奏されるのを中学生時代から聴いてきた。

「音質」のグレードアップに拘る様になって、「音色」や「質感」を感じれるようになって来た。機器の性能アップやケーブル類の性能アップに合わせて、小さな編成の曲でも十分に音楽を感じれる様になって来た事が一因かもしれない。

ブラームスとはまた対称的にシューベルトの器楽曲も大好きです。シューベルトの場合、対位法を知らなかったので、メロディラインが非常に判り易く、且つ奇麗なので頭の中に入り易い。ピアノ三重奏曲(ルービンシュタイン・シェリング・フルニエ)は若い時から良く聴いていた。ピアノ五重奏曲「鱒」も良く聴く。こちらは「音色」や「質感」を感じれる様になるきっかけを作ってくれたように思う。

他に、フォーレのピアノ四重奏曲や五重奏曲(ティッサン・バランタイン演奏)の古い録音の雰囲気が有る演奏も好きですね。