Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオで一番遅れている部分はケーブルへの認識

2018年09月26日 | ピュアオーディオ
オーディオ機器メーカー(ソース機器・アンプ類他)から新しい回路や、方法的に新規な商品が出て来る事は良い事だと思うが、本質的な部分(音質)の認識が偏っている事に危惧を覚える。

例えば、「ハイレゾ」機器を購入して、音質が良くなった方、良くならなかった方が出て来ると予測する。大部分は「良くなる」方向かも知れないが、「絶対的音質」で考えると「小手先」的にしかならない。

オーディオの基礎的部分のケーブル類(電源・電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル類他)の「伝送容量」が、「ソース」の全ての情報を送れない状況では、本当に良い効果となって出て来るか判断できないでいる。

大概のラインケーブルがソースに入っている情報量を伝送できていないと思う。CDPから出力される一瞬の「信号量」(伝送量)がケーブルによって「ゲート」を通る様になっている。ケーブルがソースの情報量を全て伝送できるのであれば100%伝送できると云えるが、必ずロスが出て来る。(熱として放熱)だから、次の機器へ渡る時には100%以下になる。この「100%以下」が何%で収まっているのかが判らないのである。80%なのか50%なのか?或いは50%以下なのか?それを知るすべがない。そもそも、使って有るケーブル類が全ての情報をSPから出している保証もない。

またシステム中にボリュームが入り「音量調整」が出来る限り、伝送が100%になる事は無い。何故なら音量と情報量は比例の関係に有るからだ。細いケーブルより太いケーブルの方が瞬時に沢山電気を流せることは知られているが、それが「音」にも効いてくる。