
この2年間は、オリンパスシステムの引越しに対する対応に明け暮れ、今年の2月にようやく納得の行くサウンドに近づいた。現在は「部屋の強度」の問題で、これ以上は前に進めないと感じている。自宅のSP-707J+αシステムまでは正直言って手が回らないで居た。

SPシステムを7SPユニットシステム/台にして居た為、パワーアンプの「ローインピーダンス」に苦しんで(左右の定位がおかしくなる症状)、せっかく作ったC22モドキプリ+WE101Dppパワーアンプも本来の性能を出せないで居た。その問題も現在5SPユニットシステムとしてようやく解決して、安心して聴ける様になった。1台のパワーアンプでドライブできるSPユニットの数は3つぐらいまでだろうと思う。現在でも相当キツイ負荷であると思っている。

最近は日曜日の大河ドラマの時だけTV音声として使っていた。オリンパスを1日中聴いて帰ると、更に聴きたいとは思わなくなった。改めてこの707Jシステムを聴いて見ると、フルSuperTrail仕様のアンプの組み合わせとWEの球の威力(音質)を感じる。オリンパスシステムとはまた違った世界をJBLのユニットは聴かせてくれる。

自宅で深夜に聴くので室内楽や弦楽アンサンブルが基本的に多いのだが、以前はシンフォニーを良く聴いていた。このシステムは威圧感の無い音と艶やかさに憑かれている。ブラームスの室内楽を聴いているが、緊張感の有るサウンドで私の「琴線」をくすぐる質感が出ていて、オリンパスシステムより気に入っているのです。