JBL #4311にSTM-22を組み合わせました。今回の計画の最終版になります。元々この#4311の為にスタンドを用意しました。これは私のオーディオ人生の「原点回帰」の一環です。
42年前、一番最初に買ったSPがJBL L-100センチュリーです。ユニットは#4311とまったく一緒です。ネットワークも私の調べる限り一緒です。違うのは箱とユニット配置が天地逆になっている事ぐらい。
JBL#375を使ったメインシステム3セットを作った今、42年前のシステムが懐かしく思い出してました。当時は「鳴らし切る」事が出来なかったSPを、「今持っている技術で鳴らしたらどんなになるのだろうか?」が確認事項でした。
上の写真が昨日までのセッティングでした。この状態では「低域の制動」が若干弱く、ベースの木材盤との距離が取れず、「低域のキックバック」を感じていました。正規のスタンドSTM-22に載せますとこの低域の制動がモノの見事に効いて、「低域の制動」が出来ています。単純に云うと「低域がスッキリ」ヌケています。音の厚みはそのままに低域の制動が効いてより軽やかなサウンドになっています。ほぼ満足出来るサウンドになりました。
現在JBL L-100を手に入れようとしても、サランネットが溶けている(加水分解)状態で、奇麗なモノは手に入りません。それなら同じユニットと同じぐらいの箱サイズの#4311を手に入れた方が、奇麗に作り直す事が出来ると思いました。当時も殆ど差の無いサウンドだと思っていました。「原点回帰」して見て、改めてJBLの良さを感じています。