色々な機器のエージング期間として、例えば「WADIAの機器の場合72時間以上通電後」とか、サウンドデンさんのD-クロックの時等エージングに「500時間」と云うのを聴きました。
私も、中古で有ろうが新品で有ろうが、機器を活性化させる為には「約半年」と云う事を云っています。「活眼」の話も同じ事です。それを時間にすると延「500時間」なのです。これは私の経験則です。他の処でも良く500時間を聞きます。まんざら私だけの経験則でも無い様です。
問題は「500時間」をどうやって達成するか?の方が大変だと云う事。毎日2時間使ったとしたら、「500時間」は250日(8.3ヶ月)になります。時々は3時間や5時間も有るでしょうから、概略「約半年」が一つの基準として捉える事が出来ます。
500時間を最短で到達出来れば、音質アップも確認し易いでしょう。
1)1日8時間使う場合・・・63日(約2ヶ月)
2)1日5時間使う場合・・・100日(約3ヶ月)
3)1日3時間使う場合・・・167日(約5.5ヶ月)
4)1日2時間使う場合・・・250日(約8ヶ月)
5)1日1時間使う場合・・・500日(16ヶ月)
上の使用頻度は1日当たりの場合を数字的にあらわして見ましたが、1回/週:5時間とか2回/週 3時間とかの場合も有ると思います。これらも累計として500時間の消化を考える事が一般的ですが、そうではない処が難しい処です。
毎日1時間と週1回:7時間とでは同等の様に考えられがちですが成果が違います。単純に「週1回:7時間をエージングと捉えた場合は、「毎回イニシャルの7時間を繰り返している」事になると思われます。7時間以上進まない状態での使用になると云う事。
それは例えば「酸化膜」の付き方で理解出来ると思います。使っている時は「酸化膜」を取る方向で働くと思います。それが7日間も使用しないでいると厚く重なって来ます。それを取り除くのに大変な時間がかかります。
それに対して毎日1時間でも聴いていれば、期間的に酸化膜の付き方も薄い訳で、1時間の使用で常に奇麗な状態で維持できます。「継続は力なり」の言葉がピッタリ当てはまる状況です。