二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

観測? 観察?

2014-04-13 17:58:10 | 徒然に想う

この春は、ツバメのことを記録するのをすっかり忘れてた。今朝、NHKニュースの気象担当の南さんが桜の開花日・満開日と同じようにその春の紋白蝶と燕の初見日を気象庁は記録してるんだと話しをしていて、思い出した。もう一、二週間になるだろう。畑への道でも、家の最寄り駅近くで姿をみる。

藤の葉が開き始めた。いよいよ霜も降りなくなる。とは言え、去年はそれでも降りたから、油断はできぬ。先ほどの紋白蝶や燕のことだが、生物季節観測というものらしい。60だか70ほど対象があって、職員さんたちの目視とか。ただ数値データでなく、生き物たちの共生関係をも含まれるから、農業で天気予報とは違った指針になる。藤の花もきっとその対象に違いない。

行灯型の霜除けをふと見て、昨日の『麦を緑肥として作り、その中にジャガイモ植えたらどうなる?』の答えが見えたように思う。3月から4月一杯草丈を30、40センチにできたら、うまくいくんじゃなかろうか。後で確認してみるが、ジャガイモと麦の関係。ジャガイモが大きくなるのを邪魔するようであれば、それはそれでうまくないし、他を考えなくてはならないが。

いやぁ、南さん、生物季節観測とはいいこと教えてくれた。いや~、いろいろ想像し調べてると、時間がいくらあっても足りなくなる。そう、そのとき、南さん、異常乾燥注意報のことも指摘されてた。たしかに、最近ずっと降ってない。雨、雨降らないかな…。

 

 

今日の一枚:15時頃、傘が出ている? 畑にて。


ささやかな抵抗 二日目

2014-04-12 18:28:18 | 徒然に想う
不織布のベタ掛けによる抵抗は、不十分だった。見えるところ全てが黒ずんではないが、一部パリパリに。これでもう一度霜が降りたら…。あぁ、なんてこと。

ウェザーニューズを見ると、最悪なことに、明朝小川町のそばの寄居町で最低気温が1℃と予想されている。霜が降りるだろう、な…。どうしょう。

畑への道、途中田んぼの中を歩く。するといろいろな草の中に、沢山土筆をみる。土筆は霜げることない。昨年から使っているクローバで覆われた畝。一部、クローバを剥いで、ミズナを蒔いた。同時期に今年立てたなにもない畝にも。すると、クローバの中のは霜げてなかった。

裸地、裸地に近い状態がいけないんだろか。観察しなけりゃならない。とはいえ、今更ジャガイモの芽のまわりに草を生やすことはできない。草マルチになるようなものもない。一つ手がなくはない。不織布にまだ余裕がある。50メートルのところ、20メートルしか使ってない。折り返し二重にすることが出来る。弱ったところにどれだけ効果あるか…。霜げてしまったとき、これ以上手をこまねいて何もしないより、何かしたほうが納得できる。最後のあがきと、重ねることにした。さて、どうなりますやら。

(麦を緑肥として作り、その中にジャガイモ植えたらどうなる?)




今日の一枚:昨年から使っている畑の菜の花、11時過ぎ。

小さな抵抗?

2014-04-11 18:05:53 | 徒然に想う
明日の朝、2℃まで下がる予報。こうなると霜が降りる…かもしれない。一日日長にデータの整理など片付けものをするつもりが、午後になってジャガイモの葉が霜げてしまわないかと心配が最高潮に達し、小川町の畑に飛び出した。

ジャガイモの威勢が、3月の今頃植えたせいもある、よくて、葉がバンバンでてる。月曜日の霜は埋め返すことでしのいだが、葉の勢いは一日で姿を見せるほど。そりゃそうだ、庵主の都合で植えられ、この陽気。ジャガイモにしてみれば、成長するトリガーが引かれているんだから、止まる必要なんてない。


どうしよう…。


今回、さすがにもう一度埋め返すわけにいかない。成長を抑制させてしまうに違いない。草マルチにできるような草があればいいが、まだ裸地のようなもの。使いたくはなかったが、不織布を買って、ベタ掛けした。

昨晩気になる予報を見つけた。『5年ぶり、この夏エルニーニョ現象発生か』ウェザーマップ 4月10日(木)15時43分配信。曰わく、太平洋の日付変更線より東の赤道周辺の領域で海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く。日本付近にも影響があり、エルニーニョ現象が発生した年は、冷夏や暖冬になりやすくなる。

気温や天気の変化で行動するようになってきた。どうあがいたって、自然の変化には打ち勝てない。そんなこと、分かってる。が、一途に大きくなっていく野菜をみていると、何かしたくなる。いずれ美味しく頂くのだから、頂きっぱなしというのおかしい話しだし。ベタ掛けの効果、どれほどあるだろか。





今日の一枚:ベタ掛けされたジャガイモの畝。17時前。

羊たちの群れ

2014-04-10 17:47:09 | 徒然に想う
畑に向かうとき、タイミングを間違うととんでもないことになる。混んでないと思えば、さにあらず。種や着替えなどザックに詰め、車内に持ち込むが、大概「でかい荷物もってくな!」「邪魔だ」なんて視線が飛んでくる。なんとか視線を交わしながら、ザックを足元に落ち着かせる。

どうにか、ホッとさせ、今度はこちらの番。まわりを観察し視線を送る。背中に荷物をしょったままの人、同じ色合いのスーツに縦折りの新聞。スマホや携帯に夢中だったり、大声でおしゃべりに夢中だったり。7人掛けのシートに6人。何を思ってるんだろう…。

電車を降りる時、また緊張感がぶり返す。我先にと殺到してくる。突き飛ばし、突き飛ばされ。痛かろうが、表情は変わらない。階段や通路を塞ぎながら歩く。その流れを邪魔しないように、どうすりゃいいのさ…。

みんな姿形は違うが、実によく見ると同じ。凹凸のないノッペラボウの面をかぶり、自分以外の何かに追われてる。無関心。身勝手。自己防衛的な行動。周りをリスペクトすることなぞ微塵もない。何のために、そんなストレスや屈辱、苦痛に耐えながら、羊の群のように、アンドロイドのように画一的に過ごせるんだろう。

そんな雑踏の中いると、小さく小さくなってゆき、恐怖感・不安感に包まれる。半年も前には、そんな群れの一員だったことが信じられない。今、こうやって自分の食べる物のために時間を使い毎日を過ごせるのがなにより幸せだ。ヨチヨチ歩きの自己満足かな?





今日の一枚:温床の中、カボチャとトマトの苗、クッキング・トマトの芽だしのポットがある。16時頃の様子。

苦言

2014-04-09 20:28:51 | 徒然に想う
今年に入ってから、すでに10回だそうだ。小川町の畑に向かう時使う私鉄で事故で止まった回数。平均月三回。実に、ほぼ一週間に一回のペース。一体どうなっているんだろう。鉄道会社の監督庁は安全対策・安全管理について疑問を持たないんだろうか。

今日も朝の6時半頃に事故。8時には畑に向かおうと予定していた。ネットで状況を確かめると、悲鳴と諦め。駅は入場制限。怒りを通り越した静けさが支配しているかのよう。結局、10時過ぎまで待ってから畑に向かう。

その道中のことだ。こんなこと言いたくなんかないんだが、思わず怒鳴りつけようかと思ってしまった。乗務員さんの交代の時のこと。楽しそうに談笑していらっしゃる。彼らも被害者で迷惑をかけた側ではない。ブツケようのない怒りもあろう。笑わなければやってられないだろう。が、乗客が多数いる状況の下、もう少し乗客の事情を配慮してもいいのではないだろうか。どれほどの利用者が、被害を被ったか…。庵主も畑に行くためにこの会社を使わざる得ない。数時間も混乱状態であれば、予定が狂う。それは実に痛い。怒鳴りつけやしないが、怒り抑えていることを思い出していただきたい。





今日の一枚:枝垂れ桜、畑と小川町駅の中間辺り。18時頃。

入学式

2014-04-08 10:38:00 | 徒然に想う
今日、ピーク日なんだろうか。街を歩くと、そんな光景を目の当たりにする。


《よたよたと 真新しき ランドセル》

《新緑と 目を細めつつ 手をつなぎ》





今日の一枚:住んでいる町のシンボルとも言えるケヤキ並木、9時頃。

蟻の力

2014-04-07 23:09:42 | 徒然に想う
よーく、写真見て下さい。実は、蟻の巣から10センチ位離れたところの光景なんです。… 判りました?

今日、作業していたら、ヨトウムシかなにかの幼虫が出て来たんです。で、幼虫には申し訳ないんですが、興味本位で、蟻の巣近くに置いてみたんです。置いて間もなく、蟻が攻撃を始めた、その時の様子です。

もう一度!


いや、驚きました。この写真を撮って15分もすると、かの幼虫はすっかり蟻の巣の中に引きずり込まれていってしまいました。

ずっと、その攻防を見てたんですが、蟻たちの情報伝達、攻撃の方法、それは見事でした。幼虫の体長は1~2センチ。とうてい一匹では、蟻は勝てない、幼虫が勝つ。実際、二度、三度と幼虫が逃げ切りにかかりました。が、その度に、蟻の数が増える。最後には、十匹位に。その間の攻撃も巧妙で、足に、鼻先に噛みつき、行動を制限していきます。蟻酸も使うのでしょう。見事に蟻たちは仕留めたのでした。

畑に蟻が多く、どうしたものかと、ハーブを使い出していたんです。しかし、こんなに助けてくれるならと思った次第。





今日の一枚:ニンジンとレタスの混植の畝にある蟻の巣。13時半頃。

花より団子

2014-04-07 08:54:03 | 徒然に想う
なんだろう、桜ってのは写真にもしづらいし、五七五らしき物にもしづらい。普通になってしまうなんて言えるわけもなく、自分の平々凡々さが如実にでてしまう。

なにか形にしようとするのが、いけないのか。どこかで見たようになってしまう。西日に花が輝く、よしと思っても、見たようにならない。月の写真と同じか…。これも見たようにはなかなか撮れない。

花見。まさに花冷えの昨日、小川町の畑の仲間と。結局のところ、花より団子? 花の下にいるのが楽しい。花を愛でる、とはいかなかった。

気持ちが入って見る、見てしまうのだろう。その思いが強く、あとで見たり読み返すと、あぁなんだ、となる。これも血で見るということなんだろか。花見の朝、畑に向かう途中、考えごとをしていた。

《子規想い 土筆を追って 野に出る》






今日の一枚:昨日、頭の上に咲き誇っていた桜。畑の近く、正午過ぎ。

土筆摘み

2014-04-04 22:26:17 | 徒然に想う

春になると、その先駆けとか盛りの象徴のようなものがいろいろ気になってくる。梅や桜、花は言うに及ばず、いつウグイが遡上してきて桜色の腹を見せるかとか、オタマジャクシの姿を確認したりとか。その中でも、味覚と連動して、土筆も同じように気になる対象である。幼かったころ、見つけては、沢山摘んでお袋殿に卵とじなどにしてもらっていた。子供のころから、春の味である。

この土筆。最近、うすうす感じ始めたのだが、土筆、庵主の周りで騒ぐのは、どうも庵主一人だけのようなのである。ヨモギなど産毛があるのようなちょっと白っぽい若葉を積んでヨモギ餅などにする友人がいるが、さほど興味がないように見受けられる。小川町の畑に向かう道中でも沢山見かけるが、摘んでいる人を見かけてことがない。どうして? あんな旨いもの…。

子規の随筆集「飯待つ間」に収められている「病床苦語」という明治三十五年の作品を読んでいた。すると、ちょうど3月下旬、碧梧桐一家と子規の妹さんが土筆摘みに出かける下りが出てきた。「予まで嬉しい心持がした」と続き、そして、「自分らの郷里では春になると男とも女とも言わず郊外へ出て土筆を取ることを非常の楽しみとしている習慣がある。…。ところが東京の近辺ではこれを取るものが極めて少ないため…」。

自分の使う言葉で、例えば「あぁ、しんど」というのがある。子供のころからバアチャンが使っていて標準語だと思っていた。ところが大学に入って周りの人たちと話し出すと、違うという。この言葉と同じように、どうも当たり前のことでも、そうでないことが多いのは解る。ただ、この土筆、土筆だけは、それこそ揺るぎ無く全国物だと信じていた…。見事に、子規は明確に見事に、伊予の習慣と断じてくれたのだった。となると、この土筆に対する思い入れは、親父殿の影響か、はたまた血が覚えていることなのか。一献傾けながら、ゆっくり考えてみたくなった。

 

 

今日の一枚:夕方六時半ころ、西のベランダから。久しぶりに、青の時間。朝のほうが好きだが、最近では起きるころにはもう終わっている。

 


ペストソース その後

2014-04-01 18:34:03 | 徒然に想う
シュタイナーの農事暦によると、今日は午前中休耕日。で、先日収穫したルッコラを使って、ペストソースを作ってみた。

フードプロセッサに水洗いしたルッコラを入れじっくり粉砕。用意した無塩のナッツ類、ニンニクを合わせる。オリーブオイルと塩を入れ、味見しながら、かき混ぜる。で、終了。分量は、ジェラルディン風。

決め手は、ナッツ類とルッコラのバランス、か。ネットによれば、バジルの場合、25グラムのバジルに対し、大さじ3の松の実またはクルミ、とか。倍のルッコラを使っていたとしても、大さじ6じゃきかない。なんどか粉砕し味見し、ナッツ類の香りが感じられるくらい、しっかり入れた。二ンニクの分量は先ほどのレシピでは4かけ。それに習って、4かけ。ニンニクは大好きだが、ちょっと多かった。塩も、オリーブオイルも、攪拌しては味見。分量、不明。

早めの昼食、パスタにこのペストソースを合わせ、さっと火を通す。作っていただいた物も美味いが、自分で作ったものは言うに及ばず。最高に美味い。そう、パスタにからめた時とそうでないときでは、オリーブオイルの印象が違った。パスタにはオリーブオイルが多いかと思われるぐらい混ぜ合わせてもいいかも。午後はしっかり果菜類の畝立て!





今日の一枚:ルッコラとペストソース。意外にきれいな緑色。9時頃。