二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

羊たちの群れ

2014-04-10 17:47:09 | 徒然に想う
畑に向かうとき、タイミングを間違うととんでもないことになる。混んでないと思えば、さにあらず。種や着替えなどザックに詰め、車内に持ち込むが、大概「でかい荷物もってくな!」「邪魔だ」なんて視線が飛んでくる。なんとか視線を交わしながら、ザックを足元に落ち着かせる。

どうにか、ホッとさせ、今度はこちらの番。まわりを観察し視線を送る。背中に荷物をしょったままの人、同じ色合いのスーツに縦折りの新聞。スマホや携帯に夢中だったり、大声でおしゃべりに夢中だったり。7人掛けのシートに6人。何を思ってるんだろう…。

電車を降りる時、また緊張感がぶり返す。我先にと殺到してくる。突き飛ばし、突き飛ばされ。痛かろうが、表情は変わらない。階段や通路を塞ぎながら歩く。その流れを邪魔しないように、どうすりゃいいのさ…。

みんな姿形は違うが、実によく見ると同じ。凹凸のないノッペラボウの面をかぶり、自分以外の何かに追われてる。無関心。身勝手。自己防衛的な行動。周りをリスペクトすることなぞ微塵もない。何のために、そんなストレスや屈辱、苦痛に耐えながら、羊の群のように、アンドロイドのように画一的に過ごせるんだろう。

そんな雑踏の中いると、小さく小さくなってゆき、恐怖感・不安感に包まれる。半年も前には、そんな群れの一員だったことが信じられない。今、こうやって自分の食べる物のために時間を使い毎日を過ごせるのがなにより幸せだ。ヨチヨチ歩きの自己満足かな?





今日の一枚:温床の中、カボチャとトマトの苗、クッキング・トマトの芽だしのポットがある。16時頃の様子。